近年、「龍」にめぐりあうことが急に増えていて、
ちょっと運命的なものを感じています。
何回かに分けてお届けしておりますが、第2回目はこちら。
例えば、先日は、こんなものを見せていただきました。
驚くべきことに、天井に描かれた絵なのですが、
大きさは直径で9メートル前後もあります。
あまりの大きさに、かなり圧倒されます。

【写真:京都・妙心寺の雲龍図(同寺ホームページより)】
「雲龍図」と呼ばれるものですが、
そもそも龍は「仏法護持の神将」の一つとして、
特に禅宗では重んじられている生き物。
禅寺で、宗教的空間として重視されている「法堂(はっとう)」の
天井部分に描かれるものです。かなり大きいですよ。
ちなみに法堂というのは、
「住持が仏に代わって大衆に宗旨を挙揚する場」として、
七堂伽藍の中で最も重きを置かれた建築物のようです。
□ □ □
私はこの「雲龍図」というものを
全く知らなかったのですが、
調べてみると、
雲龍図マニア
の方々も、
結構いらっしゃるようで、雲龍図ツアーなるものまであるそうです。
私が雲龍図に初めて出会ったのは、
約1年前のこと。
京都・嵐山の天龍寺で、
今回の妙心寺のものより、さらに巨大な雲龍図を
拝見することができました。
しかも、両寺とも、
偶然、知人から紹介されて、
言われるままに行っただけでして、
雲龍図があることすら全く知らずに行ったお寺なのです・・・。
□ □ □
後から調べてみたところ、
京都で雲龍図が見られるのは、
妙心寺、南禅寺、東福寺、相国寺、大徳寺、建仁寺、そして天龍寺(すべて京都市)
の7寺しかないそうです(間違っていたらすみません)。
前回ブログ(【その1】)で登場したお寺でも、
あの襖絵以外に、一般公開していない別小屋に呼ばれて、
あるお寺からはがしてきたという、大きな雲龍図を見せられました。
(その雲龍図をしまうために、わざわざつくった小屋とのことでした)
しかも、先日紹介されて行ったお寺は、
名前に「龍」の文字が入っていました。
さらに、先日訪問した、ある会社さん。
最寄り駅を調べたら、駅名の一字に「龍」の文字が入っていました。
妻が行き始めたホットヨガスタジオの名前はRyuです。
先日出会った引き出物サンプル。「龍シリーズ」という名称でした・・・。
数ヶ月前に連れて行っていただいたレストラン。天井いっぱいに雲龍図が描かれていました!!
う・・・ん、 龍が私を呼んでいる・・・。
雲龍図。実際に見てみると圧倒されます。
こうとなれば、ぜひとも、すべて訪問し、
実際に見て比べてみたいものです。
【参考データ】
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■天龍寺:雲龍図
(法堂天井:加山又造・筆)
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■妙心寺:雲龍図
(法堂天井:狩野探幽・筆)
明暦2年(1656)、狩野探幽(1602~1674)55歳で描いた絵
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ちなみに雲龍図は、「八方睨み」という龍として書かれています。
実際に見るとびっくりするのですが、
なんと、どの角度から見ても、龍ににらまれてみえるのです。
天井をみつめながら、円にそって一周すると、本当にびっくりします。
立つ位置、見る角度によって、龍の眼が変化して見えるのです。
ちなみに、前述の妙心寺には、こんなものもあります。

【写真:京都・妙心寺の明智風呂】
明智光秀の遺産でつくられた公衆浴場です。
京都って、本当に歴史の集積が偉大ですよね。
こんなに貴重なものが随所にころがっているのですから。
しかし、龍さん。
なぜ私を呼んでいるのでしょうか・・・。
なぜかパワーを感じて仕方ありません。
どこかで何らかのお返しをせねば・・・。
素晴らしい御縁に感謝です。
【つづく】
2006年11月10日 渡邉 裕晃

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