今回のコラムは、前回コラムの続きになります。
もし前回コラムをご覧になっていないようであれば、
ぜひ、こちらをご覧下さい。
自分で自分を表現する「自己紹介」というもの。
ただみんなに伝えるためだけでなく、
自分にとって有益となるものとするためには?
そんな話をさせていただきました。
そして、ロバート・デ・ニーロが主演をつとめる、
「アナライズ・ミー」という映画のワンシーンを紹介しました。
ある精神科医の自己紹介スピーチ。
「私の自己紹介を始めるにあたり、皆さん、
まず、自己とは何でしょうか。大変難しい問題です」
「そんな難しいテーマであるにもかかわらず、
軽々しく自己紹介などできるでしょうか」
「そもそも、自己とは・・・」というもの。
□ □ □
自己紹介を考えるとき、
私は、どんな人間なんだろう?
私は、何が好きなんだろう?
そんなことをいろいろ考えると思います。
どんな経歴があるだろう?
趣味は何だっけ?
好きなスポーツはどのあたりだろう?
知人に「私ってどんな人?」と聞いてみることも大事でしょう。
自分には見えていないところが見えてくるかもしれません。
意外なところが、長所として写っていることは、よくあることです。
□ □ □
もちろん、そうやって自分を見つめることも大事です、
ただ、伝えるだけでなく自分に役立つ自己紹介を!
というのが、今回のテーマ。
であれば、この精神科医の視点を持ちたいものです。
彼が語ったように、
そもそも自分って、何?
そんな問いを投げかけてみたことはあるでしょうか?
例えば、自分は何のために生きているの? と。
□ □ □
自分の自己紹介を考えるとき、
なかなかそこまでは考えないかもしれません。
でも本当の意味で自己紹介を考えるということ、
本当の自分を考え直そうと思うなら、
そこから出発すべきではないかと思うのです。
表層の自分だけを考えても、
人に刺さる自己紹介にはなりません。
自分が考えている自分を表現することはできるかもしれませんが、
自分には見えていない「意外な自分」については
見逃してしまいがちです。
「わたし」をしっかりと伝えられるだけの、
インパクトある自己紹介にはならないと思うのです。
□ □ □
なかなかそこまで深く考えることは無いかもしれません。
そんなの時間の無駄だよ、と思うかもしれません。
でも、
自己紹介を考えるというのは、きっとそういうことなのです。
ただ伝えるためだけの自己紹介ではなく、
自分にとって有益となる自己紹介を考えるためには。
□ □ □
そして、
そういう根源的なレベルまで考えることができた時、
きっと思うはずなのです。
自分ひとりを理解することだけでも大変なのに、
他人を理解するというのは、どれだけ大変なことなのか、と。
だからこそ、
他人を変えることよりも、
自分を変えることの方が簡単なのです。
そして、それゆえに、
ちょっとやそっとの努力でへこたれるのは、
とても、もったいないことなのです。
学生の皆さんであれば、こうした考察を
友人や恋人とのやりとりにも活かせるはずです。
せっかくの就職活動ですから、
こうした、自分の実生活にも役立てなければ
もったいないですよね。 |
□ □ □
自己紹介。
ただの自己紹介、されど自己紹介。
考えれば考えるほど、本当に奥が深いです。
まずは根源から考えてみるという視点について考えてみました。
そして、もう一つの視点については、
次回考えてみることにしたいと思います。
【このテーマ:次回につづく】
このコラムは、2007年12月8日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2008年1月25日
渡邉 裕晃

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