サムスル渡邉裕晃:社長ブログ


Contents Menu
日記

コラム

書評

旅

食事

自己紹介


トップページ


Google







書評 トップページ >>書評>>『父と子の約束』(ワタミ社長の子育て本。子育てと部下教育に通じる伴走者視点)

photo
メルマガ登録・解除 ID: 0000000452
時の運と人の縁を究める!!【Samsul's Choice】
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

『父と子の約束』(ワタミ社長の子育て本。子育てと部下教育に通じる伴走者視点)

2008年03月21日

父と子の約束 (日経ビジネス人文庫)
(渡邉 美樹 著、日経ビジネス人文庫(2007年12月3日発行)  → アマゾンで購入
 
☆ 今回のポイント ☆ <簡単な内容紹介>

ワタミを経営する渡邉美樹氏の子育て本。
どんなに多忙な時でも毎週開催してきた「父と子の勉強会」や、
「父と子の約束事5ヶ条」の生まれた背景、運営を通じて得たものなど。
これらを通じて、親とは何か、人を育てるというのはどういうことか、
その根底に必要なものは何か、どんな努力が不可欠なのか、
そういったことが、氏の体験に即してまとめられています。
子育てだけでなく、社員教育にまで展開されているのが特徴です。

 

居酒屋経営からスタートしたワタミフードサービスは、
近年では、ワタミへ社名変更し、
飲食事業だけでなく、介護事業や教育事業まで手がける会社になっています。

教育まで手がけるということもあって、同社の渡邉社長の教育熱心さは、
つとに知られています。朝7時からの早朝勉強会なども有名ですね。

本書は、そんな教育熱心な渡邉社長がまとめた、氏のオリジナルの子育て本です。
 
 
     □     □     □
 
 
子育て本ではありますが、子供のいない方にもおすすめの一冊です。
子育てというテーマを通じて、
人を育てることの意味を追求している
ところが本書の特徴。

「育てることを通じて人は教わるのだ」

 
とは、よく言われることですが、
子供を育てるということ、社員を育てるということ、
それは、
自分を育てるということと、完全にイコールであることが伝わってきます。
 
 
     □     □     □
 
 
本書を通じて一番伝わってくるのは、氏のエネルギーです。
もう、それこそ半端ない(笑)。

どんなに多忙で、睡眠時間が限られている時期であっても、
必ずスケジュールをこじあけて、毎週開催してきた「父と子の勉強会」
優先順位を上げて必ず行うということが、
それ自体、
すでに子供への愛情表現として子供に伝播されていることがわかります。

ここにかけるエネルギーは、子を持つ全国の親御さんたちに、
ぜひ触れてもらいたいと思いました。
 
 
     □     □     □
 
 
以前、ある社長さんが、
 

「本気で部下を育てようと思うなら、
 まず自分自身が部下の誰よりも勉強し続けないとダメなんです」

 
と言っていましたが、これはまさにその通りで、
本書から伝わってくるものでもあります。
 
 
     □     □     □
 
 
渡邉社長は、「子育て」の延長に「部下育て」を位置づけられており、
これは面白い視点だと感じました。

言い方を変えれば、
子育てを放棄した父親に、本当の部下教育などできるはずもなく、
子育てに力を入れる父親であれば、部下教育を放棄できるはずがない

ということでもあります。

家族への愛情を、どこまで外の人たちに対して広げられるか。
これが人間の器を決める
、ということです。

ただ、父子の関係を社員との関係に持ち込む見方は、
ひょっとしたら気持ちが悪いと思う人も、もちろんいるでしょう。

それは、仕事とプライベートを完全分離してやっていこうとする人と、
両者を統合させて相乗効果を発揮しようとする人との
スタンスの違いだと言えそうです。
 
 
     □     □     □
 
 
いろいろ紹介したい視点が豊富に入っている本ですが、
適度な挫折経験を味わわせることの重要さや、
書くことの大事さを述べている点、とても共感します。

この2つは、経験の浅い若い人たちには、なかなかわからない点のようで、
「挫折は回避すべきもの」「書くのは面倒なこと」と思う人が
とても多いというのが実感です。

でも、これらは、うまく進めると、
とてつもない財産となって昇華していくことは、
一定の経験をされてきた方々なら、心の底から理解されている点だと
思います。

それを、渡邉社長は、子育ての中にも、社員教育の中にも、
うまく取り込まれているなというのが印象的でした。
 
 
     □     □     □
 
 
それは、渡邉社長が幼くして経験されてきた、大きな挫折、
お父様の事業の失敗、倒産や、
お母様が若くして亡くなられたという経験や、
まさに、
「現実は全て絶望で満ちていることから、
 希望は心の内にしかないことがわかった」
という、それほどまでの経験に裏付けられた、深みあるものだということです。

人生は成長をかけた戦いであり、
その過程にある成功も失敗も、栄光も挫折も、
それらをひっくるめてワンセットでの幸福なのだ
ということを感じさせます。
成功や栄光だけが幸せではないということです。
 
 
     □     □     □
 
 

「父は子の夢の伴走者であれ」

そう渡邉社長はおっしゃいます。

そのためにどれだけの愛情と時間を注ぐことができるのか、
そのパワーを、家族だけでなく、社員や仲間たちに対しても、
どこまで注ぐことができるのか、
そのためにこそ、まずは自らが、
誰よりもたくさんの努力と成長を遂げなくてはいけない

そのことを強く感じさせる、体験本となっています。

子供をもっている親御さんの皆さんだけでなく、
これから子供を授かろうとしているご夫婦の方々、
あるいは、部下教育に悩んでいる人たち、
皆さんにとって、大いに刺激になる一冊になることは
間違いありません。

子育てハウツウ本や、社員教育ハウツウ本が、
とても陳腐なものに感じられてしまう

それほどの価値をもつ一冊でした。

ちなみに、最後に、2人のお子さんに対するインタビューがあるのですが、
これまた、なかなか考えさせられますよ。
 
 
 
 
 2008年3月21日             渡邉 裕晃
 
 
サムスル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社長ブログ時の運と人の縁をきわめる日々の記録
────────────────────────────
会社HP 】株式会社サムスルネット広告代理店
【 1×1×1=100を創る「成長縁(R)」創出カンパニー 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

←前の記事| | |次の記事→
『逆境の中にこそ夢がある』( 極貧生活 → 農協職員 → 東大教授!! の秘密 ) 『本は10冊同時に読め!』(読書通の元マイクロソフト社長、成毛眞氏が語る読書道)






トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.samsul.com/cgi-bin/MT/mt-tb.cgi/725


コメント

コメント記入欄




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)

新着トラックバック
Re: 【明大生との毎週一問百答】「やる気が出ないときの対処法」
明大生との毎週一問百答
 from 見習い銀匠・安齋修平 『クロスと逆クロスの手作りシルバーアクセサリー制作日誌』 at 2008年07月07日 01:26
Re: 銀座アピシウスにて、3年ぶりの意外かつ偶然すぎる再会に驚き
アピシウス [有楽町]
 from 東京+α美食☆探検記 at 2007年12月07日 12:50
Re: 熊野古道60キロを歩いてきました!!
世界遺産・熊野古道 中辺路ルートにチャレンジ?
 from 社長ブログ - ムラウチドットコム・村内伸弘の社長日記 at 2007年09月06日 17:17
Re: 【映画レビュー】「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」(とにかく面白い!!)
未来人が過去にきていたとしたら・・・
 from オーパーツ大好きだ! at 2007年07月25日 17:49
Re: ひょっこり現れた開店ホヤホヤの隠れ割烹居酒屋!「原始焼 二代目 魚々子」(西新宿)
原始焼き 二代目 魚々子
 from かおこの我楽多箱(おもちゃばこ)Bore-me-not!! at 2007年07月19日 08:20

メルマガ登録・解除
時の運と人の縁を究める!!【Samsul's Choice】
解除 
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ



【時の運と人の縁を極める日々の記録】 Copyright (C) Hiroaki Watanabe, 1996-2007. All Rights Reserved.
日記コラム書評旅食事自己紹介