今回のコラムは、前回コラムの続きになります。
もし前回コラムをご覧になっていないようであれば、
ぜひ、こちらをご覧下さい。
「昔から日本は和の国だからね・・・」
「だって、聖徳太子の十七条憲法に書いてあるしね」
という論理を取り上げました。
でも、和の国が実現しているから書いたのではなく、
和を実現させたいから、書きだしたのではないか、と。
つまり、目標として書き出したことは、
まだ実現できていないことであるということ。
その事実をきっちり見つめましょうというお話をしました。
「強盗はいけません」と制定されているのは、
「強盗を減らしたいから」であって、
「強盗がいないから」ではありません。
□ □ □
「目標を書き出す」ことで実現のスピードが速まる。
私はそれを否定する気はありません。
目標を書き出すことで、自分のやりたいことを見つめる。
達成に向けたステップを具体化させる。
実行していく。忘れないように、何度も見る。
実行を重ねていくことで、実現のスピードは速まることでしょう。
□ □ □
でも、仮に、
「紙に書けば実現します」
そう言われて、紙に書き出しました。はい、おしまい・・・。
もしそんな人がいたら、頭の悪い人だと言われても仕方ありません。
なぜか?
「和をもって尊しとせよ」と決めて、紙に書きだしたとして、
それだけで、何の行動もしなければ、
つまり、
それだけで「和の国が実現できた!」と満足する政治家がいたとしたら、
どうでしょうか?
それこそ、誰がどう見ても、愚の骨頂の笑い者です。
□ □ □
でも、自分の目標達成や、チームの目標達成を考えた時、
人はついつい同じようなミスに陥りがちになります。
「1か月に●●万円の売上を達成しよう」と決めても、
また、それを目に見える場所に書いて貼り出したとしても、
そのためになすべきことを考えて日々実行し続けない限り、
それが達成されることはありません。
なぜなら、日々の積み重ねで、1か月が形成されているからです。
□ □ □
そして、
達成のために、日々なすべきことがわかったとして、
それは、ほとんどの場合、
もし今日やり始めなければ、
明日からやり始めることもありません。
(過去を思い返してみれば、誰でも思い当たることだと思います)
□ □ □
書くだけで満足しないこと。
書き出すだけでなく、実行に移すこと。
その行動を絶えず継続させること。
それが伴わなければ、意味がないということです。
さて、今日から、何を始めましょう?
「努力」に要するエネルギーは大変なものですが、
「努力」を継続すると、「努力」は「習慣」になります。
「習慣」は、努力に要するよりも、小さな努力で回せます。
大きな結果は、日々の習慣、日々の積み重ねから。
さて、今日から、何を始めましょう?
【このテーマ:おわり】
このコラムは、2008年4月30日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2008年6月1日
渡邉 裕晃

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