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書評 トップページ >>書評>>「最強の『読書術』・どう探し読んで活かすか」 (週刊東洋経済:6/21増大号)

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「最強の『読書術』・どう探し読んで活かすか」 (週刊東洋経済:6/21増大号)

2008年06月17日

今回紹介するのは、
「週刊東洋経済」2008年6月21日増大号(2008年6月16日発売)の特集記事。

題して「最強の『読書術』どう探し読んで活かすか」

「1カ月200冊をこなす速読・多読から、
 人間力を鍛える熟読・精読まで、達人たちの秘技を一挙公開!」
というものです。
 
週刊東洋経済」(6/21号)
【画像:週刊東洋経済」(6/21号)】

スポーツ選手が「トレーニング」と「試合」に費やす時間の割合は8対2。
それに対して、ビジネスマンの皆さん!
「仕事」ばかりで「学習・研究」をおろそかにしていませんか?
それは「トレーニングなしで試合に臨む」ような危険なことなんですよ。

そんな書き出しから始まるこの特集。
題名の通り、まるまる1冊、読書術をテーマに取り上げられています。
 
 
     □     □     □
 
 
読書好きな方はもちろんのこと、
「あまり読書できていないなぁ」なんて思う方にも、
ぜひご一読をおすすめます。

スタンスとして好感が持てるのは、
「読書は、かくあるべし!」と決め付けていないところ。

読書家の方々の具体的な事例をいくつもとりあげて、
その人なりの読書テクニックや、
その人なりの読書活用術を
つぶさに紹介しているところです。
 
 
     □     □     □
 
 
実例は、こちらの8名。

・本田直之さん/レバレッジコンサルティング代表・『レバレッジ・リーディング』著者
・勝間和代さん/経済評論家(公認会計士)
・佐藤 優さん/起訴休職外務事務官
・三輪裕範さん/伊藤忠商事 調査情報部長
・齋藤 孝さん/明治大学 文学部教授
・池田信夫さん/上武大学大学院 経営管理研究科教授
・北尾吉孝さん/SBIホールディングスCEO
・土井英司さん/出版コンサルタント、ビジネス書書評家

8人中6人が、
1人につき4ページも割かれています!
 
 
     □     □     □
 
 
取り上げられている方々は、どの方も本当に読書家ばかり。
月間平均読書量は、50冊以上!(お一人だけ8冊以上)です。

読書習慣の無い人からすれば、
雲の上の存在のように思えて、とっつきにくさを覚えるかもしれませんが、
読んでいるうちに、
より読書が身近になり、
かつ、より有益な習慣のように感じてくるのではないかと思います。

情報源をテレビばかりに依存して大丈夫か?
はたまた、携帯やインターネットばかりに依存して大丈夫か?

そんな考察もあって、面白く読める内容になっています。
 
 
     □     □     □
 
 
・読書ほど安い自己投資は存在しない。
・読書は、余った時間にやるのではなく、習慣に組み込むことが大事。
・アウトプットして実践で活かすことが大事
・効果を上げるには、目的をもて。
・特定のテーマに偏らず、幅広くアタックして、世界観を広げるべき。

などなど、皆さんそれぞれに共通点もあったりします。

一方で、

・メモすべき!

という人もいれば、

・メモせず、ブログに書く。
・メモして記憶しなくても、行動、実践すれば、メモせずに体で記憶することに直結する。

という人もいたりして。
 
 
     □     □     □
 
 
以下、気になった発言を抜粋します。

「メモを取ることが記憶の定着に結びつくことは知っている」が、
「メモを取る代わりに、読んだ内容を実践してみることによって
アウトプットしている。いわば体験を通じて体にメモをしている」

「教養と出世には明らかな正の相関関係がある」
「目的意識のない人、がっついていない人にとっては、基本的に読書術など必要ない」

「情報の吸収率を高めるには、本を読んだらすぐに人に伝えることも大切だ。
 読書で最悪なのは、「読んだけれども、内容を人に説明できない」という状態」

「情報を得るための読書だけだと、
 今の自分の価値観の枠組みの中で意味のある情報、
 実利性がある情報のみを得ようとするから、視点を広げることはできない」

「本を読んだ後にメモは作っていないが、
 自分のブログがメモ代わりの役割を果たしている」
「ブログなりメモなりで、記憶を定着させるための工夫はしたほうがいいだろう」


 
 
     □     □     □
 
 
記事の最後では、ブログの効用についても、まとめられています。

特に、

・書くことによるインプット効果
・人脈作りにつながる

という点について。

「本を読み、ブログを書く」ということが、
手っ取り早く世界を広げることにつながるぞ、という内容で私も同感。
 
 
     □     □     □
 
 
全体を通じて、

「こんな人たちもいるのか! もっと頑張ろう!」
「自分にも、もっとできることがあるかも!」
「読書を通じて、もっと楽しい毎日が創れるかも!」

そんな思いを抱かせるに足る材料が提供されているように感じました。
特に、どんどん成長してやるぞ!という20代の皆さんにおすすめです。
 
 
     □     □     □
 
 
記事の最後で、

「重要なのは、今まで別の時間に使っていた時間を、
 (読書や)書評ブログ(の執筆)に費やしたとき、
 どれだけ自分自身に投資できたと思えるか」

とありましたが、ここにこそ、
読書を自分のメリットとして活かせるかどうかの分岐点があるように思いました。

ページ数は結構ありますが、
ぜひ、はじめからおわりまでを、
ざざっと一気に読み通してみることをおすすめしたい一冊です。


■追伸:
ちなみに、佐藤優さんが連載されている
「知の技法 出世の作法」は毎回面白いですが、今回の
「社会人向けの大学院を活用する 」も、ぜひおすすめ。
視点が鋭いです。
 
 
 
 
 2008年6月17日             渡邉 裕晃
 
 
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