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熊野のシンボル「牛馬童子」の頭部が切断された衝撃

2008年06月20日

なんで、こんなことが起きるんでしょう?
ショッキングなニュースです。

熊野古道のシンボル「牛馬童子」。
その首から上が切断され、
行方がわからなくなっているというのです。
 
昨年訪問した時の「牛馬童子」像
【写真:昨年訪問した時の「牛馬童子」像】
 
明治時代に創られた、比較的新しい石像ではありますが、
あんなにかわいらしい石像。愛らしい石像。
なかなか無いですよ・・・。

例えば、ニュースは、こちら。
地元のサイトから紹介します。

■「牛馬童子」壊される 首から上を切断
紀伊民報(2008年6月20日)
http://www.agara.co.jp/modules/tokushu/article.php?storyid=148053
18日午後5時ごろ、田辺市中辺路町近露の熊野古道沿いにある市指定文化財の石像「牛馬童子」の首から上が切断されているのを、通行人の男性が見つけた。切り取られた頭部は見つかっていない。何者かが壊したとみて、田辺署は器物損壊の容疑で捜査している。

■ 悲しみ、怒り、ショック 牛馬童子像頭部切断
紀伊民報(2008年6月20日)
http://www.agara.co.jp/modules/tokushu/article.php?storyid=148055
「なぜこんなことが起きたのか」―。田辺市中辺路町近露で18日、石像「牛馬童子」の頭部が切断された事件は、紀南地方の文化財関係者や観光関係者にショックを与えた。中辺路のシンボル的存在でこの像に魅せられて何度も訪れる人も多く、修復を願う声も出ている。


 
 
     □     □     □
 
 
本当にありえません・・・。

私が熊野を歩いたのは1年前のことで、
歩いて歩いて、かなり疲れたあとにめぐりあったのが、
この「牛馬童子」。

シンボルの割には、ずいぶん小さい石像だなぁなんて思いつつ、
でも、すごく深い感じがして、とても思い入れのある石像でした。
 
石像の隣に立てられていた看板
【写真:石像の隣に立てられていた看板】
 
 
     □     □     □
 
 
普通にバス観光で行っても、それなりの感動はあるかもしれませんが、
歩きに歩いて、疲労の末に、やっとでめぐりあえた時の、
感動は、まさに倍に倍するものがありました。

(最後の下り坂。坂本王子がなかなか出てこなくてきついんですよね・・・
 →中辺路を歩いた経験者の皆さん)

世界遺産指定の対象が、
「熊野」ではなく、あえて「熊野古道」と、
古道が強調されているところは、あたかもそれを物語っているかのようです。

これはきっと人生全般についても言えることで、
努力なき感動は、見る人が見れば陳腐なものでしかない、ということなのでしょうね。
 
「牛馬童子」像を過ぎて、しばらく歩くと出てくる光景。熊野は最高!
【写真:「牛馬童子」像を過ぎて、しばらく歩くと出てくる光景。熊野は最高!】
 
 
     □     □     □
 
 
思い入れがあるだけに、本当に辛いニュースでした・・・。

熊野古道のような、偉大なエンターテインメント空間、
そうそうないものです。
(その辺の遊園地よりも、よっぽど感動できる場所です)

早く修復され、再び多くの人たちを感動させる姿を
取り戻してほしいものです。

本当にありえない・・・。
 
 
■追伸:
昨年、32歳の時に、
熊野古道の中辺路エリアを1週間近くかけて夫婦で歩きました。
以下、旅の記録です。お時間ございましたら、ぜひどうぞ。

■2008年05月01日 熊野古道60キロウォーキングから1年(1)
http://www.samsul.com/2008/05/01/kumano.php

■2008年05月02日 熊野古道60キロウォーキングから1年(2)
http://www.samsul.com/2008/05/02/kumano.php


 
 
 
 
 2008年6月20日             渡邉 裕晃
 
 
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