もう1年以上も前のことになりますが、
こんなコラムを書いたことがあります。
実は、シリーズものにしようかと思っていたこともあるのですが、
その後、このネタを全く書かずにいました。
そこで、このネタについて書いてみたいと思います。
上記コラムの中で、私はこんな風に書きました。
だいぶ前の話ですが、
ある会社の営業マンが、私のところにやってきました。
営業として成績が上がらないので相談にのってほしいと言うのです。
彼はまだ20代で、なかなか成果が出ないと言います。
元気が無いのが非常に気になったのですが、
でも、他の会社の人に相談に行くというのは、
それなりに成長願望がある証拠。
こういう行動家には、それなりの可能性があると私は信じています。
少しでもアドバイスをしてあげたいと思い、
ひと通りの話を聞いてみました。 |
□ □ □
今回は、これと同じ話。
別バージョンの事例を紹介したいと思います。
これも、まただいぶ前の話ですが、
(たぶん10年近く前のこと)
ある会社のサラリーマンの方が、私のところにやってきました。
どうも仕事がうまくいかない。
ぜひ相談にのってくれないかと言うのです。
彼はまだ20代で、なかなか成果が出ないと言います。
□ □ □
この人のケースも同様、
元気の無い点が非常に気になったのですが、
でも、他の会社の人に相談に行くというのは、
それなりに成長願望がある証拠。
こういう行動家には、それなりの可能性があると私は信じています。
少しでもアドバイスをしてあげたいと思い、
ひと通りの話を聞いてみました。
□ □ □
何がうまくいっていないのですか? と。
はい、なにもかもがうまくいかない感じなんです・・・。
状況の分析ができていないのか、
具体的に述べることができないようなので、
いろいろと質問をしていきました。
すると、こんな話が飛び出しました。
「同僚の●●が、上司にごまをすっているのが許せないんです」
「ごまをすっているので、上司に好かれる一方で、
それが、見ていてすごく嫌なんです」と。
□ □ □
そう言われて、私は少しずつ「???」と思い始めました。
ここに問題の一端があったのです。
詳細を聞くと、こうです。
例えば。
・その●●さんは、毎日、誰よりも早く出社をしている。
・そして彼は、先輩や上司の机を、毎日雑巾で拭いて、率先して掃除をしている。
・上司は、彼にいつもお礼を言って「頑張っているね」と声掛けもしている。
・それだけでなく、彼に対するえこひいきが起きている。
そこで、私の「???」は、さらに深くなっていきました。
□ □ □
そこで聞いてみました。
「朝、会社に行ったら、元気な部下がいて、
彼の方から元気よく、おはようございます! って言われたら、
気持ち良いはずだよね?」
「はい・・・」
「毎日のように机の掃除をしてくれていたら、お礼くらい
言ってあげたくなるよね?」
「はい・・・」
「えこひいきが起きているんだって?」
「そうなんですよ・・・」
「じゃぁね、
それくらいのことをしてあげるだけでも、
えこひいきをしてくれるような上司なんだからさ。
君も同じことをやったら良いのでは?
できれば、彼より、もっとすごいことを。
そうしたら、もっとえこひいきしてくれるようになるのでは?」
「たしかに、そうなんですけど・・・」
□ □ □
ここで、私の「???」は確信に転化します。
「なんで、やらないの?」
「なんか、許せないんですよ・・・」
「だって、やったら、●●さんよりもえこひいきされるんだよ?」
「でも・・・」
「じゃあさ、君は、会社に何時頃に行っているの?」
「実は・・・、いつも始業時刻ぎりぎりで、つい遅刻しちゃうんです」
「しょっちゅう遅刻していたら、
上司から怒られても、文句は言えないよね?」
「たしかに・・・」
「朝、上司に挨拶している?」
「遅れがちなので、挨拶しづらいんですよ・・・」
□ □ □
もう、おわかりですよね?
最後に、こう聞いてみました。
「●●さんに対するえこひいきって、具体的に、どんなことが起きているの?」
そこで彼は、しどろもどろになります。
そう、それは彼の思いこみによるものだったのです。
そして、率先して行動している●●さんを責めるばかりで、
「やるべきことを自分がしていない」という現実から、
目をそむけていたのです。
さらに彼は言います。
「でも、●●には彼女がいて、僕にはいなくて・・・」
ここまでくると、「???」は、決定的になります。
□ □ □
私は、彼に言いました。
まずは、遅刻ゼロにしなさい、と。
そして、出社したら「おはようございます」と大声で言おうよと。
それだけでも大きな進歩なんだから、と。
たったそれだけでも、上司からの見る目は変わるよ。
これをどんどん続けて増やせば、
彼を超えるえこひいきを勝ち取ることも夢ではないんだよ、と。
□ □ □
他責の人は、なかなか成長できません。
反省すべき材料があっても、反省できないから。
自分の成長に役立つネタを、自分からゴミ箱に捨てているから。
でも、自責の人は、
それが成長するために適した反省であれば、どんどん成長していきます。
□ □ □
「課題を克服してやろう!」という魂をもった人は、
現実を改善することができます。
でも、課題から逃げようとする心をもった人は、
いつまでも変わらない現実に直面し続けることになるのです。
これは、大きな違いです。
それが日々の積み重ねになっていったとしたら・・・。
あぁ、おそろしい。
今回のケースは、ものすごく極端な事例かもしれませんが、
これに類するパターンは、意外と多く転がっているように思います。
そしてこういうものは、仕事だけでなく、
プライベートを、どれだけ濃密で充実したものにできるかどうか、
という点にも影響してくるものなのです。
□ □ □
ただ・・・、
しばらくして、
私は重要なアドバイスを忘れていたことに気づきました。
この後は、前回書いたブログの最終段落と同じです。
御関心のある方は、前回ブログのうち、下の方にある、
ただ・・・、
しばらくして、
私は重要なアドバイスを忘れていたことに気づきました。 |
の続きを、ご覧ください。
人のせいにする前に、まずは自分の課題ととらえて戦うこと。
これこそが、
自分の人生を、
楽しいものにするか、つらいものにするかの分岐点なのだと
私は思うのです。
(と、自分に言い聞かせています。その方が楽しいですよ・・・)
2008年7月2日 渡邉 裕晃

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【社長ブログ】時の運と人の縁をきわめる日々の記録
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【 1×1×1=100を創る「成長縁(R)」創出カンパニー 】
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