「鳥獣戯画がやってきた!国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」展へ

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「鳥獣戯画」を鑑賞してきました。
「日本最古の漫画」
「日本のアニメの発祥点」
そんな呼ばれ方をしている歴史的絵巻物。
それが、「鳥獣人物戯画 (ちょうじゅうじんぶつぎが)」です。
通称、鳥獣戯画。
平安時代から鎌倉時代にかけて作られたと言われています。
私は、美術品には疎いのですが、
とりわけ、この「鳥獣戯画」は、私が大好きな作品です。
それが生で見られると聞いて、
さっそく行ってみました。
 
展覧会会場の入口
【写真:展覧会会場の入口】


行ってきたのは、東京ミッドタウンにある、
サントリー美術館。
「鳥獣戯画がやってきた!―国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」
という名前の、期間限定開催の展示会でした。

■展示会詳細
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/07vol04chouju/
■サイト「おでかけサントリー」より
 http://www.suntory.co.jp/enjoy/event/experience/index.html?ke=odtop1127
■「出品作品リスト」(PDF)
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/07vol04chouju/img/list.pdf

 
 
     □     □     □
 
 
この「鳥獣戯画」。
本当に好きな作品なのですが、マニアックな作品だと思っていたので、
これ単独で展示会が行われると知人から聞かされて、
正直、びっくりした思いがしました。
 
鳥獣人物戯画絵巻(甲巻)で有名な部分
【写真:鳥獣人物戯画絵巻(甲巻)で有名な部分】
 
なかなか土日で予定が入れられず、
なんとか、開催最終日だけが都合がつけられたので、
行ってきました。
最終日だからでしょうか。日曜の午前なのに、すでに行列が・・・。
20分待ちで入れましたが、
この「鳥獣戯画」、実はマニアックでも何でもなくて、
結構、好きな方がいらっしゃるのですね・・・。
 
 
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ホンモノの作品を目の前で見ることができ、
まず、その迫力に圧倒されました。
語彙が貧困ですみません。
「すごいっ」の一言です。
誰が見ても、とっつきやすい作品なので、
もし機会があれば、ご覧になることをおすすめします。
 
 
     □     □     □
 
 
平安時代に、こんな型破りな作品が存在しただなんて、
本当に信じられない思いです。
だって、おそらく今の子供達が見ても、
面白い作品のはずなのです。
日本絵画史の一大傑作として高く評価されているのも
無理もありません。
 
 
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京都・栂尾の高山寺にある「鳥獣戯画」全4巻をじっくり見られて、
感激です。
 
これも甲巻で有名な部分ですね
【写真:これも甲巻で有名な部分ですね】
 
歴史の深さとともに、謎とされる作者が、
いかなる意図で、どんな思いでこれを残したのか、
歴史ロマン、かけめぐる思いでした。
 
 
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「へぇ・・・」と思ったのは、以下の点。
 
・作者が不詳であること。
・甲巻・乙巻・丙巻・丁巻の4巻から構成されていること。
・それぞれ作者が異なっている可能性が高いこと。
・一部、失われている部分があるらしいこと。

 
今回の展示では、4巻の他に、
関連する作品(模本や、後世の類似作品)も展示されていたのですが、
後世の作品に、非常に大きな影響を与えていることがわかり、
これにも驚きました。
 
 
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そして、この作品に興味を寄せる方々の多さにも、
また、驚かされたのでした。
全部見てまわるのに、約2?3時間ほど必要としましたが、
会場を出てびっくり。
なんと、入場の行列は、とどまるところを知らず、
そこには「ただいま45分待ちです」の看板が・・・。
おそるべき、鳥獣戯画。
でも、ホンモノを見て思うのは、
もっともっと注目されてしかるべき作品だということです。
あの時代にして、この作品。
いや、天才ですよ。すごいの一言。
 
 
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冒頭に書いたように、
もともと美術鑑賞の趣味は無いのですが、
来月は、松林図を見に行く予定です。
 
長谷川等伯の「松林図屏風」
【写真:長谷川等伯の「松林図・屏風」】
 
東京国立博物館の「国宝室」という部屋では、
期間を区切って、様々な国宝が入れ替わりで展示されるのですが、
来年、新春の「国宝室」は、
長谷川等伯の「松林図・屏風」なのです。
 
■2008年1月2日(水)?1月14日(月・祝)
 新春「国宝室」:長谷川等伯「松林図屏風」

 
以前、京都の高台寺、園徳院住職である、
後藤典生さんとお食事をご一緒させていただいた際、
「ぜひ見るように」と薦められた作品です。
あれから、それほど時期はたっていないのですが、
こんなにすぐにホンモノとめぐりあえるとは、
本当にありがたいものです。
後藤さんいわく、
「本来なら目に見えない風というものを、
 目に見える絵として描き起こせた傑作」とのこと。
そしてそれは「ホンモノを生で見なければわからない」とのことでした。
楽しみです。
 
 
 
 
 2007年12月19日            渡邉 裕晃
 
 
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