映画「ハーフ」のドキュメンタリーから日本のハーフ問題を考える

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ハーフ。

日本では「混血児」とか「ダブル」とか、いろいろな言われ方がされますが、日本における「ハーフ」の現実をとりあげたドキュメンタリー映画「ハーフ」。

この2013年に公開された映画「ハーフ」のDVDバージョンが、ついに発売になりました。
日本におけるハーフの問題を取り上げた数少ない作品。

私自身、ハーフの1人として、
上映されていた頃から、ぜひ見たいドキュメンタリー映画作品だったのですが、
なかなかチャンスがなくて、見ることができなかったのです。

2015年に入って、ようやくDVD化されたと知り、
すぐに注文をしました。これから見るのが楽しみです。

■公式サイト:Hafu | the mixed-race experience in Japan

■facebookページ:「ハーフ」ドキュメンタリー映画
「新しい時代の日本人に出会おう」をコピーとするパンフレット
【写真:「新しい時代の日本人に出会おう」をコピーとするパンフレット】


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作品の概要はこちら。

映画「ハーフ」ポスター(公式サイトより)
【画像:映画「ハーフ」ポスター(公式サイトより)】

映画について | Hafu
人々が頻繁に世界中を移動する時代となり、日本でもますます人々の移動が盛んになっています。そして、その日本には、両親のどちらかが外国人という人々が多く存在するようになりました。中には外見的に目立つ人もいれば、全く目立たない人もいます。

ドキュメンタリー作品『ハーフ』は、このようなハーフたちの複雑な心境や、現代の日本での多文化的な経験を通して、発見の旅へと導きます。

本作品は、5人の「ハーフ」たちがかつて単一民族と言われてきた国において、多文化・多人種であるとは、どういうことなのかを探求する日々を追います。ハーフたちの中には日本しか知らない人たちもいれば、日本での生活は全くの未知の世界という人たちもおり、その二つの異なる世界の狭間で生きている人たちもいます。

そもそも日本では「ハーフ」というのはまだまだ珍しい存在のようで、
こういう主題が、一つの映画として成立してしまう。

それ自体がなかなか面白い現象だな・・というのが、
本DVD鑑賞前の段階での私の感想です。

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そもそも私が「日本ではハーフは珍しがられる存在らしい」と知ったのは、
遅まきながら、中学1年生の時でした。

同級生から

・「おまえ、ハーフなの?」 とか、
・「君のお母さん、外人なの?」 とか、

そんな対応をされたこと。それが最初の経験でした。

私は「いったい何が珍しいんだろう?」と不思議に思ったことを
今でも覚えています。

インドネシアでは異なる民族同士の混血は当たり前に存在するので・・・。
(インドネシア国内だけでも、300とか400とか、数えきれないくらいの民族がいるのです)

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逆に、私が「ハーフ」を名乗った時、ある日本の方から
「きみ、ハーフがハーフだなんて蔑称を使っちゃダメだよ。ちゃんと、ダブルって名乗らなきゃ。知らないの?」
などという忠告を受けたこともあります。

もちろん、「ハーフ」を「ダブル」と言い換えようという動きがある(あった)ことは知っていますが、わざわざ、そんな積極的な誇張アピールをしてもねぇ・・・・というのが私の思い。

でも、こうしたことが起きるのも、
日本では「ハーフを特別視するムードがある」ことの裏返しとも言えそうです。
ハーフは特別でも何でもないのに・・・。

あああ
【写真:映画「ハーフ」のDVDケース裏側】

実際、統計を見てみると、日本の新生児のうち、
実に49人に1人が、日本人と外国人の間に生まれているという現代。
ハーフは日本においても次第に珍しくない存在になっていくだろうなとは思います。

ちなみに昨日のランチは、
インドネシアと日本のハーフの小学生2名を交えた食事会でした。

そしてその後の夕食は、
ニュージーランドと日本のハーフの大学生との食事でした。
日本でも意外と多いんですよね、ハーフとかクウォーターって。

もっともっと自然になっていくのにいいのにな・・・と私は思います。

私が「ハーフを特別視するムード」に妙な違和感を受けるのと同時に、逆に、「ハーフだけで団結して何かの運動を起こそうとするような動き」があったとしたら、私はきっと、それにも同様の違和感を覚えることでしょう。

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私自身は日本でハーフとして生まれ、またハーフとして生きてきて、
何のいじめを受けたこともなく、何の不利益も感じたこともありません。

一方で、日本のハーフの中には、聞くところによれば、
それなりに生きづらさを感じる人たちもいるようです。

映画「ハーフ」はそのあたりに焦点を当てられた作品とのことで、
見るのが楽しみです。

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すみません、今回のブログは、まだ作品を見ていない段階での感想です。
見たあとの感想は、また別途まとめてみたいと思います。

なお現在、アマゾン等では販売されていないようで、
配給協力のユナイテッドピープル社のサイトから購入が可能となっています。

DVD – 映画『ハーフ』購入受付ページ
興味のある方は、ぜひ上記ページをチェックしてみて下さい!

■映画『ハーフ』(2013年/日本/87分)
監督・撮影:西倉めぐみ、高木ララ
プロデューサー:西倉めぐみ
共同プロデューサー:高木ララ
エグゼクティブプロデューサー:スピッツミラー・ジラン
編集:三宅愛架
テーマ顧問 :リゼ・マーシャ・ユミ
作曲:ホワイト・雄一郎・ウィントン
配給協力:ユナイテッドピープル
(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年11月5日up
 「ハーフはみんな悩みや辛さを抱えて生きている」って本当?

■2014年4月3日up
 日本とインドネシアのハーフであることの面白さ(学生向け自己紹介の場面から)

■2016年3月9日up
 日本語指導が必要な日本国籍の子どもが増えている!2014年は29人に1人が・・・

■2014年10月8日up
 インドネシアと日本のハーフにたくさん会いたい

■2014年12月24日up
 インドネシアと日本のハーフ女性モデルとの奇跡的な出会い

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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