【映画レビュー】「おと・な・り」(言葉少なきをもって語らしむ。愛でほっこりする映画)

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あるアパートのお隣さん同士の恋愛物語を描いた作品。
それも、壁を伝って聞こえてくる「音」を接点にして
つむぎ出される恋愛物語。
「初めて好きになったのは、
 あなたが生きている音でした。」
そんなメッセージからスタートする、この映画。
映画名の「おと・な・り」は、
「お隣り」と「音鳴り」とがひっかけられて命名されたものなのでしょう。
 

■「おと・な・り」公式サイト
  ( http://www.oto-na-ri.com

おと・な・り


 
 
     □     □     □
 
 
全体を通じて映画を見終えた時、
私が最初に強く感じたのは、
「あぁ、日本的な映画だなぁ」ということ。
一言で言えば、
「言葉少なきをもって語らしむ」という感じでした。
 
 
     □     □     □
 
 
だから、見る人によっては、
「何が言いたいの?」「もう終わり?」と思うかもしれません。
でも、自分が抱える何らかの関心テーマ、
例えば人生の自立ということに思いを馳せている状態だとしたら、
それにリンクする映像部分を見て、
深い格別な思いにとらわれる、
そんな感じの映画なのです。
 
 
     □     □     □
 
 
明確なメッセージをわかりやすく表現してあるのではなく、
何か特有のメッセージが明瞭に存在しているわけでもなく、
見る者の意識に、そのテーマ設定が委ねられている、
そんな映画だと思いました。
でも、そんな、ある意味で曖昧な映画であるにもかかわらず、
見終えた後に、もやもやとしたものは残らず、
逆に、すがすがしい、さわやかな、愛情たっぷりの思いにとらわれます。
そういう意味では、とても不思議な映画でした。
ほっこりできる、おすすめ映画です。
 
 
     □     □     □
 
 
明快なメッセージ、
繰り返し訴えかけてくる強い主張性、
そんなハリウッド映画にありがちな性格が全く無く、
たんたんと、でもじっくりと、
人々の愛と心の営みとが展開されていく・・・。
こういう映画も、これまた味わい深くて良いなぁと思いました。
近年では、なかなか無い作品ではないかと思います。
 
 
     □     □     □
 
 
ネタバレになるので書きませんが、
最後のエンドロールが秀逸でした。
正直、「これは、すごい!」と、びっくりしました。
最初から最後までの約119分は、
このエンドロールのためにあると言っても過言ではありません。
実に良く練られた素晴らしい作品です。
作品を通じて言えば、
特に、麻生久美子さんの演技が光っていました。
 
 
     □     □     □
 
 
言葉少なきをもって語らしむ、この特有の美しさ。
わかりやすい映画ではないので、
すっきり感に欠ける思いをもつ人もいるでしょうが、
それでも、私はおすすめです!
(仕事に直結するわけではないですが、
 こうした作品を通じて感性を磨くことは、
 間接的に、必ず仕事にも好影響を発揮するはずですよ) 
 
 

■(参考引用)解説:
都会のアパートの隣同士に暮らし、一度も顔を合わせたことはないが、音によって惹(ひ)かれ合っていく男女の恋の行方を描くラブストーリー。監督は『ニライカナイからの手紙』の熊澤尚人。進むべき道を模索するカメラマンを岡田准一、30代の女性として揺れ動きながら夢の実現を目指すヒロインを麻生久美子が演じる。さまざまな葛藤(かっとう)を抱えた男女の心情をリアルかつ丁寧にすくい取った、等身大のラブストーリーとして堪能できる一作。(シネマトゥデイ)
 
■(参考引用)あらすじ:
風景写真を撮りたいという夢を抱きながら、友人でもある人気モデルの撮影に忙しい日々を送るカメラマンの聡(岡田准一)。一方、フラワーデザイナーを目指して花屋のバイトをしながら、フランス留学を控えた七緒(麻生久美子)。同じアパートの隣同士に暮らす二人は、いつしか互いの生活音に癒しを感じるようになる。(シネマトゥデイ)

 
 
 
 2009年6月3日             渡邉 裕晃
 
 
サムスル
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