国内の地方移住者23人のインタビュー本「生きる場所を、もう一度選ぶ」から見えるもの

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今回ご紹介する書籍は、「生きる場所を、もう一度選ぶ(移住した23人の選択)」というもの。出版社から献本いただき、拝読させていただきました。日本国内での「移住」を果たした、23名もの方々をインタビュー形式でまとめたものです。

私自身は、4年前に「日本からインドネシアへ」と移住した人間。

「国内の移住」と「海外の移住」とでは、その背景や想いに似たものがあるのか、あるいはそうでないのか。もともと関心のあるテーマだったので、まとめて23人もの皆さんの声が聞けるとあって、楽しく読むことができました。

私が本書をオススメしたいのは、移住に対する関心の有り無しは別にして、なんとなく漠然と「移住って、どんなんだろう?」って思っている方々です。まるで雑誌のインタビュー記事を読んでいるみたいで、とっても気楽に読み進めることができるからです。

書籍「生きる場所を、もう一度選ぶ」【写真:帯に込められた本書のメッセージ】




地方に移住すると生活はどう変わるか

ずばり率直に言ってしまうと「書籍」っぽくないんですよね・・・。と言っても、悪い意味で言っているわけではありません。

「入念に質問事項をまとめて、きちんと調査をしたインタビュー集」というよりも、「移住して久しく会っていない昔の友達に、思い切って会いにいって、その生活ぶりについて気楽な気持ちでおじゃべりしたことをテキスト化した」というような感じです。

書籍「生きる場所を、もう一度選ぶ」【写真:書籍「生きる場所を、もう一度選ぶ」の表紙】

だから逆に、移住したいという強い思いがあって、具体的に移住先を選定するコツを探している人だったり、仕事や経済面の準備はどうすべきか・・・というような具体的なアクションノウハウを求めている人には、物足りなさを感じるはず。

でも、「へぇ・・・移住って、こんな感じなのか」とか、「そういう思いで引越をしたのか」とか、「住む場所を変えてみると、どんな変化が起きるんだろう?」とか、そういうことが、なんとなく伝わってくる・・・という一冊になっています。

本書の内容は?

Amazonに掲載されている「内容紹介」では、このように書かれています。

■内容紹介(amazonより)

さまざまな働き方から見えてくる、わたしが活躍する場所

家賃が高い、物価も高い、空気が悪い……そんな都会で暮らしていると、田舎暮らしが頭によぎります。

しかし、すぐに「田舎には就職先がない」と気づき、思いを断ち切ってしまいませんか? しかし、いまの居場所を「ここしかない」と考えることは、ときに人をとても苦しくさせてしまいます。多様な生き方を知る手引きとして、本書を読んでいただきたいです。視界が開けることは間違いありません。

本書は23人の移住者たち(Iターン)が働くことについて本音を語ります。登場する移住者たちは、年齢も、移住を決めた理由も土地も、状況もさまざま。お金も組織もバックアップもなく、身ひとつでナリワイ仕事を作った事例を紹介。

ただこの本は、移住の成功事例を集めたものではありません。移住者たちの肉声が、あなたの背中を押すかもしれませんし、思いとどまらせるかもしれません。

田舎暮らしに興味がある人はもちろん、ない人も、いま一度自分の「働き方」「生きる場所」を見つめ直すきっかけに、と願っております。誰だって、就職・転職サイトでは見つからない働き方ができる、そんな生きるヒントにあふれた1冊です。

移住に興味のある人が増えている?

最近の日本では、「移住」に関心をもつ人が増えているのかな・・・と、ある時にふと感じて書いたブログがこちら。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2017年1月27日up
 移住がブーム?今月立て続けに3冊も出版された注目の「移住」本!

そこでも書いたことですが、私は全ての人に移住を勧めるつもりはありません。でも、「移住について考えること」自体は、大いに勧めたいなと。なぜなら、自分の人生や家族の人生を見つめ直すきっかけになるからです。

特に「同じ場所に定住し続ける」という従来の価値観。それに対して、すぐに行動することはなくても、そんな現実に対して、改めて見直しをしてみようということ、です。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2015年7月22日up
 「家族そろって海外移住を考えてみる」のを私がオススメする理由

移住につきまとう固定観念は脱ぎ捨てよう

「同じ場所に定住し続ける」という価値観は、ともすれば、「移住は大変なこと、悪いこと。生まれ故郷を捨てること」というイメージにもつながりかねません。

でも現代は、「移動手段」も発達してコストが下がり、「通信手段」も発達してコストが下がり、いつでもどこでもつながれる時代。それが「良いことか、悪いことか」は別にして、もっともっと気楽な気持ちで移住を検討できるようになっているはず。

さらに言えば、「どこかに定住するべく移住する」という方法だけでなく、「移動しながら生活する」なんてことも不可能ではありません。実際に私は現在、インドネシアのマランをメインにしながら、日本(群馬と東京)、そしてベトナムのホイアンを移動しながら暮らしている状態です。

かたっ苦しい発想を脱ぎ捨てて、まっさらなところからイメージをしなおすということは、人生設計にもプラスに働くような気がします。移住するとしないとにかかわらず。

地方移住をした人たちの生活が、おしゃべり感覚で伝わってくる

そんな意味で、本書のように、軽い気持ちで「移住」を考えることができること。さらに言えば、「移住」と身構えるのではなくて、たまたま国内で地方移住をした人たちの生活の雰囲気を、おしゃべり感覚で知ることができる・・・というのが、本書の良さではないかと私は感じました。

本音を言えば、私は本書を読んで「もの足りなさ」を感じました。「もっともっと突っ込んで聞いてよ!」って、何度も思いました。

でも、最後まで読んだあと、あらためて思ったのです。

具体的なところまで突っ込むのではなくて、軽い気持ちでおしゃべるする程度の内容だからこそ、逆に「もっと知りたい!」と思うし、「彼らに連絡をとってみたい!」と思うし、「自分自身の将来の生活。彼らと比べてみて、どんな可能性があるかな?」って、ふりかえってみたくなるんじゃないかな・・・と。

そんなスタンスの書籍として関心を持たれた方には、ぜひオススメしてみたい一冊です。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2017年9月26日up
 国内・海外移住者33人の取材にもとづく移住本「いきたい場所で生きる:僕らの時代の移住地図」

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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