交通違反切符のオンライン化|インドネシアの着実な変化は要注目

シェアしていただけると嬉しいです!

インドネシアでは、この2016年12月16日から「交通違反切符」のオンライン化がスタートしました。

「E-Tilang」という名前のサービスで、「Tilang」はインドネシア語で「交通違反切符」のこと。

今までは、交通違反でつかまった後、指定された裁判所の納付所に行って、長い時間をかけて並んで納付する・・・
(もしくはその場の警察官に「賄賂」を渡して許してもらう)
という方法がとられていました。

ところが12月16日からは、オンラインバンキングやATM、各種支払い所での納付が可能になります。最初は国営のBRI銀行だけでスタートしますが、取り扱い銀行は順次拡大予定とのこと。

「なんだ、そんな程度のことか・・・」と思うかもしれません。

でも、こういう小さくても着実な変化こそが、次なるインドネシアへの大きな変化につながっていくのだと思うのです。

「明日から警察がE-Tilangをスタート。何それ?」と題する記事(インドネシアの主要メディアKompasより)【画像:「明日から警察がE-Tilangをスタート。何それ?」と題する記事(インドネシアの主要メディアKompasより)】


     □     □     □

いわゆる「罰金納付の簡略化」。

今回の「E-Tilang」の導入の目的は、
公式には「違反者が罰金を支払う手間を省く」ということが言われています。

でも、実際のところ、ジョコウィ政権の狙いとしては、
警察官と違反者の間で賄賂が取り交わされるのを防ぐところにあるようです。

国が次のステージに進化する上で、
賄賂の撲滅をいかに進めるかは、とても大事。

とりわけ大事なことは、大きな賄賂を撲滅するのと同時進行で、
いかにして日常的に取り交わされる小さな賄賂を撲滅するかということ。

     □     □     □

インドネシアでは、この数年で、さまざまな分野の電子化が進んでいます。

「住民登録カード」にしても「パスポート」にしても、さまざまな領域でジワジワと電子化が進んでいるのです。

もともと大統領であるジョコウィが、大統領になる前から、方針として掲げられていたもの。

     □     □     □

インドネシアの行政手続きは、実に煩雑で、
様々なプロセスを踏まなければいけない上に、
日時管理もしっかりしていない、地域によって微妙に異なる・・・
などなど、いろいろな問題がありました。

担当官の裁量によって、
ある地域ではOKだけど、ある地域ではダメ・・・とか、
地域によっては、ある手続きをするのに特別な書類が必要になるとか。

でも、こうして全国的な電子化が行われるようになると、
そうした問題は徐々に消えていきます。

賄賂の問題もそうですね。

     □     □     □

こうした一連の電子化は、たしかに理想としては素晴らしいもの。でも私は、「インドネシアでは、なかなか進まないのではないかな・・・」と思っていました。

ところがふたをあけてみると、この数年だけで、いろいろな分野の改革が進んでいるじゃないですか。正直なところ、びっくりですよ。

たしかに、インドネシアの行政手続きは煩雑で、まだまだ先進国レベルには追いついていません。

でも、こういう着実な変化をみるにつけても
私は中長期的なインドネシアの変化が楽しみでなりません。

時間はかかるでしょうが、将来がとても楽しみな変化の一部だなと私は感じます。

     □     □     □

というわけで、ぜひ皆さん、
今後もインドネシアの変化にご期待ください。

インドネシアで暮らしていると、
日々の着実な変化のスピードに驚かされることが多いです。

ジワジワと変化しているこの着実な前進感は、
今の日本ではなかなか感じにくい独特の雰囲気だな・・・と。

インドネシアのことを批判ばかりしたり、
どことなく見下したりする日本の方は、まだまだいます。
現実が見えていないんだな・・と、本当に残念です。

でも、そんな人たちのことは、無視しちゃってください!

(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年3月8日up
 アジアは昨日と今日が違う。あの頃のアジアは今のアジアではない。

サムスル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ブログの更新情報のチェックは、こちらからどうぞ!
時の運と人の縁を極める日々の記録 Twitter: @_samsul
時の運と人の縁を極める日々の記録 Facebook: /samsulcom
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

スポンサーリンク

あわせて読みたい関連記事




スポンサーリンク







シェアしていただけると嬉しいです!

フォローする

スポンサーリンク