ある営業マンの悩み(クイックレスポンスの魔術)

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営業マンというのは、悩み多きもの。
それゆえに、成長機会も大きいわけですが、
考えることと行動することとを
バランスよく、かつ思いっきりフル回転させないといけない仕事
なので、
へたってしまう人が多いこともまた事実です。
特に、「動いて初めてわかる」ということも多いので、
「動いた結果として何が得られるのかが明瞭になっていないと動きたくない」
という、頭でっかちの人には、
なかなか大変な仕事なのかもしれません。


最初の頃は、考えるだけでなく、
地味な仕事をコツコツと継続し続けることも必要な職種だと思います。
継続は大変ですし、すぐには結果が現れにくい仕事。
だからこそ、
本多静六先生の言葉を引用するまでもなく、
まさに
五合目でやめた人には
 八合目の眺めはわからず、
 八合目でやめた人には
 絶頂に登りつめた喜悦が味わわれない

という仕事なのだと思います。
その分、成長機会も、やり甲斐も大きいのですけどね。
     □     □     □
だいぶ前の話ですが、
ある会社の営業マンが、私のところにやってきました。
営業として成績が上がらないので相談にのってほしいと言うのです。
彼はまだ20代で、なかなか成果が出ないと言います。
元気が無いのが非常に気になったのですが、
でも、他の会社の人に相談に行くというのは、
それなりに成長願望がある証拠。
こういう行動家には、それなりの可能性があると私は信じています。
少しでもアドバイスをしてあげたいと思い、
ひと通りの話を聞いてみました。
     □     □     □
営業をしている上で気をつけていることは?
はい、すごい頑張っているんだぞということをアピールするようにしています。
そう言われて、私は「???」と思い始めました。
ここに問題の一端があったのです。
詳細を聞くと、こうです。
お客様に対し、メールを送るのも電話をするのも、
わざと(!)夜遅くに行っている
というのです。
なんですぐに連絡しないのかと問うと、
わざと夜遅くに連絡をすれば、
・それだけ長い間、一生懸命に考えぬいていたアピールになる。
・それだけ長い間、一生懸命に企画書を作り続けていたアピールになる
・それだけ長い間、顧客アポイントでひっぱりだこだと思ってくれるはず
・終電時刻までずっと仕事を頑張っているに違いないと思ってくれるはず。
という理屈なのです。
     □     □     □
私は、彼に言いました。
その習慣は、即座にやめた方が良いですよ、と。
なぜなら、この習慣は、
自分がカッコいいと思われたい
というのが目的であり、
お客様のためになりたい
という配慮がまったくない行動だからです。
     □     □     □
「返事が遅くなっている結果として、
 お客様は嬉しいでしょうか?」
「あ、たしかに、そうですね・・・」と。
「どうしても遅くなってしまう、というのではなく、
 早くできるのにわざと遅らせているなら、
 早く対応した方が、営業成績は上がりますよ」
そう言って、
まずは第一弾として、
クイックレスポンスに徹するようにしてほしいと
アドバイスをしました。
まずはスピードをもって対応すること。
     □     □     □
営業成績の高い人のうち、全員が全員、
クイックレスポンスが実現できているとは言いません。
でも、私の周辺を見てみた結果、
クイックレスポンスに努めている人には、
営業成績がそれなりに伴っているケースが多い
という
いわば、私の経験則に基づくアドバイスでした。
クイックレスポンスを心がけていくという、
その姿勢を通じて初めて、
「お客様のために」という、
心の底からの発想が出てくるようになるのだと思うのです。
また、私の経験上、
ネットベンチャー勃興期に成長が際立っていた人物の多くは、
クイックレスポンスに特徴があったように私は感じています。
     □     □     □
そんなわけで彼は「さっそく頑張ってみます」と言って
帰っていきました。
うまくいくと良いなぁと思いつつ。
また、いろいろな人から貪欲にアドバイスを請うのも
大事なことですよとも伝えました。
     □     □     □
ただ・・・、
しばらくして、
私は重要なアドバイスを忘れていたことに気づきました。
それは、
アドバイスをもらったら、すぐにお礼をすること
定期的に、その後の成長進捗状況を報告すること
でした。
これをきっちりやっていくと、
次なるアドバイスが自然と集まってくるようになるのです。
でも、それをきちんとできる人は少ないです。
だからこそ際立つのです。
もしその後何かあれば、
私はどんどん彼を支援するつもりでいました。
でも、何もありませんでした。
私のアドバイスがピンとこなかったのかもしれません。
継続ができなかったのかもしれません。
そうだとしたら、あまりにももったいないな・・・と思う反面、
心のどこかで、きっと成功していてほしいとも願うのでありました。
自らの現状と姿勢を、
虚心になって深く冷徹に見つめること。
自分のためでなく、他人のためを第一に考え直すことこそが、
自己成長を実現し、
次への一歩につなげていくための早道であるに違いない。
私はそう思うのです。
全国の営業マンの皆さん。頑張って!!
 
 
 
 
 2007年2月28日            渡邉 裕晃
 
 
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