京都、高台寺・圓徳院住職との会食にて桜と人生を思う(最終回)

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先日のブログの続きです。圓徳院住職との会食にて桜と人生を思う。第3回目。

前回は、見かけの美しさに惑わされていては、物事の本質は見えなくなってしまうのではないか、というところで終了しました。

京都、高台寺・圓徳院住職との会食にて桜と人生を思う(その1)
京都にある高台寺・圓徳院の住職ほか数名の方々と、お食事をご一緒させていただく機会がありました。 そこでお話をうかがっていて、素直に思っ...
京都、高台寺・圓徳院住職との会食にて桜と人生を思う(その2)
先日のブログの続きです。圓徳院住職との会食にて桜と人生を思う。第2回目。前回は、住職との対話にまで話が及ばず・・・、「なぜ私が桜に惹かれるよ...

前回のブログ記事同様に、住職のお言葉をふまえ、私なりの理解を添えて、書いています。住職の本意からそれている可能性もあることを留意の上、お読みいただければと思います。
 
住職とお花見をしたお茶屋さんの部屋から(通行人の注目を集めまくりでした・・・)
【写真:住職とお花見をしたお茶屋さんの部屋から(通行人の注目を集めまくりでした・・・)】
 
人は、満開に全開に咲き誇る姿に感銘を受けるものの、あまりに輝かしい背景をきちんと見ているだろうか、と。

自らの短い寿命を悟っているがゆえに、頑張って咲き誇ろうとしている・・・。これはどういうことなのか、改めて考えるべきではないか、ということです。
 
 
     □     □     □
 
 
住職によれば・・・、

あるお寺(著名なお寺ですが、私の記憶違いかもしれないので、名前は伏せておきます)では、桜は修行の邪魔になるとして、すべて別の木に植え代えてしまったとのこと。

(1)あまりにきれいで修行の邪魔になる
(2)本質を見る目が失われかねない
(3)その他

いろいろな背景があるのだと思います。
 
 
     □     □     □
 
 
さらに住職によると、そもそも、このソメイヨシノは、クローンによって生まれたもの。

京都の自然の桜が、寿命にして1000年超を誇るのに対し、わずか70年の寿命しかない。美しさを求める江戸文化の影響で、どんどん植えていったもの。桜を密集させるのは、本来、京都の文化ではなかったこと。

そんな背景があるようです。

その桜たちが、生命力の衰退に備え、種の保存に賭けて無理やりに大いに咲き誇る姿。
これは、本当に美しいと言えるのかと。
 
 
     □     □     □
 
 
これらを思うと、いろいろと複雑な思いにとらわれます。

そして、人生に当てはめた時、実にいろいろな想いがわいてくるように思うのです。
だからこそ、断言できます。桜は深いと。

視野は広く、心は深く。
そういう生き方をしていきたいものです。
 
舞妓さんもいらっしゃいました。はかなさと同時に本質の美しさも感じさせます・・・
【写真:舞妓さんもいらっしゃいました。はかなさと同時に本質の美しさも感じさせます・・・】

なぜ人は舞妓になるのか|わたしが舞妓になった理由
「どうして舞子になろうと思ったんですか?」と舞子さんに聞いた時、 こんな回答が返ってきました。 「わたしな、本当はな、京都の家に生ま...

そして、桜は散り始めてからが美しい。人生と同じで、まさにここからが深みのある時代のスタートだ・・・という言葉。これにも、常に想いを馳せていきたいものです。 

ある経営者が、こんなことを言っています。
不幸にも挫折のどん底に落ちた経営者に向けて、こんな言葉を贈ったそうです。

人間万事塞翁が馬と言うが、人生には、自分ではどうにもならない巡り合わせがある。あれこれ考えたり、ジタバタしたりせず悠々としていれば、巡り合わせでまたよい事もある

散ってからが本当の勝負。

外見でちやほやされる時代を経てから、ようやく本質で勝負できる時代に入るということですね。
 
 
     □     □     □
 
 
本質で勝負するには、ホンモノの努力が不可欠です。
地味でも着実に努力を重ね、
日々を本当に大事にしながら生きていくことこそが、
とても大事なことであり、遠回りのようでいて近道だと。

だからこそ、それが幸福の本道なのだということなのかもしれません。

散っていく姿をおもんぱかりつつ、
散りながらも真剣に生きていく真摯な態度を忘れないこと。

それこそが、急がば回れの幸福術なのでしょう。
桜は本当に深いですな・・・。
 
【おわり】
 
 
 
 2007年4月20日            渡邉 裕晃
 
 
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