「カウンター席でもよろしいですか?」の謎

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「申し訳ございません。現在お席がいっぱいでして・・・」
予約無しに人気店を訪れた時に、よく聞かされる言葉。
こうして並ぶことになるわけですが、
たまに、こんなフレーズを耳にすることになります。
カウンター席なら空いているのですが、
 カウンター席でも、よろしいでしょうか?

おもんぱかって、言ってくれているのかもしれません。
でも、「カウンター席でも」という表現には、
いつも引っ掛かりを覚えます。
なぜなら、私は「カウンター席が良い」からです。
「でもよいですか?」の「でも」が、わからないのです。


彼の発想は、「テーブル席>カウンター席」。
「カウンター席で申し訳ない」という考えです。
でも、私はカウンター席の方が良いのです。
彼はその私の希望をヒアリングできていません。
一方的な思い込みで判断すると機会損失を被るという一例です。
 
 
     □     □     □
 
 
3人未満の場合で、
グルメで、酒飲みで、こだわり料理を出す店であれば、
なおさらカウンター席に人気が集中するものです。
寿司屋であったり、鉄板焼き店であったり、
あるいは、ぱりっとして、凛とした割烹料理店であれば、
カウンター席に座り、料理人の所作を見ることは、
それはそれは、まるで、芸術作品を見ているような感覚に襲われます。
料理人の方とのおしゃべりも、
お酒に料理に、相当な付加調味料になるものです。
 
 
     □     □     □
 
 
私の経験上では、
「カウンターでも良いですか?」
と言うスタッフのほとんどは、
グルメでないか、経験の少ない若いスタッフであるケースがほとんどです。
カウンター席は申し訳ないはずだ・・・。
お客様の要望を探ることもせず、
勝手な思い込みだけで行動してしまうと、
とんでもない勘違いをしてしまいかねません。

これは、料理店だけに言えることではありません。
私達も、仕事をしていく中で、
同様のミス、あるいは同様の機会損失を創出してはいないでしょうか?
 
 
     □     □     □
 
 
あるいは、こんなこともありました。
あるお店に行った時のことです。
予約をしていったところ、
若いスタッフに案内されたのはテーブル席。
自信を込めて、さぁどうぞと案内されました。
私はこういう店では、カウンター席こそが楽しめる人間です。
「カウンター席に移れますか?」と尋ねました。
不思議な顔をしながら、「あぁ、大丈夫ですよ」と即答。
空席があったので、カウンター席に移動することができました。
一息ついていると、近くの厨房からひそひそ話が聞こえます。
 
 
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おまえ、カウンター席の予約状況も確認せずに案内しちゃ、だめじゃないか
「はい、すみません・・・。」
上司に注意を受けていたのでした。
実は、こうなのです。
・その若いスタッフの価値観:「テーブル席>カウンター席」
・その上司の価値観    :「テーブル席<カウンター席」
上司は「カウンターこそ」発想で、
部下は「カウンターでも」発想だったわけです。
そしてその二人とも、
私がカウンター好きであることを知りません・・・。

 
 
     □     □     □
 
 
お客様の要望を知ることなく、
勝手な思い込みで行動すると、
せっかく価値あるものでも、粗悪だと卑下した提供をしがちです。
これは、あまりにももったいないことです。
先日、うちの営業マンが、こんな報告をしてくれました。
サムスルでは、サムスルが売りたいものを売るのではなく、
お客様のために最適な提案をするように心がけています。
その結果、あるお客様から、こう言われたのだそうです。
最近は、ただ安いものとか、ただ新しいものとか、
 そんなものばっかり提案してくる代理店が多いんです・・・。
 安けりゃ良い、新しければ良い。きっとそう思っているんでしょうね。
 でもサムスルさんは、古くからある定番的で基本的な商品でも
 実施すべきとあれば、きちんと提案してくれている。
 頼もしいですね。じっくり聞かせてください
」と。
 
 
     □     □     □
 
 
カウンター席に座りたい人がいたとして、
その人に、
「申し訳ありません、カウンター席しか無いのですが、
 そんな席でも、よろしいでしょうか?」
なんてこと、言ったりしていないでしょうか?
ここをどう改善するかで、
お客様との新密度も、
ご提案の受注率も、
大きく変わってくるように違いない。
私は、そう思うのです。
そして、広告出稿に携わっている皆様。
特定の広告代理店にお願いしているという企業様でも、
「サムスルからも提案をしてもらおうかな?」と思われた方は、
ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ!(笑)
 
 
 
 
このコラムは、2007年7月21日に配信したメールマガジンを転載したものです。
 
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 2007年8月21日            渡邉 裕晃

 

 

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