自らに振り返り装置を設ける

シェアしていただけると嬉しいです!

後輩に教えてあげることを通じて、
逆に学ばされることがある。

これは、おそらく誰もが経験していることかと思います。

知らない人に教えるにはそれなりの準備と技術がいります。
入門レベルに立ち返って教えるということによって、
基礎に立ち返るからでしょうか、
全体を再び考えるというきっかけを与えてくれるわけです。

これは、自らを振り返るための一つの装置だと考えることができます。


自らを振り返るということは、とても大切なことです。

後輩に対してアドバイスを続ける。
でも、思うような動きや反応が得られない。
なぜだろう?

そう考える中で、

「あ、むかしの自分もそうだった」
「たしかに自分も先輩のアドバイスを、なかなか聞けずにいた」
「でも、ちゃんと聞いていたら、もっと成長できていただろうな」
「この後輩は、私と同じような回り道をしてしまうな・・・」
「どうしたら私の過ちを回避させてあげられるだろう?」

そんな想いをもったという人もいます。

(この話を聞いたとき、「あぁ、この人は後輩の成長を、
 本当に慮っているのだなぁ」と心嬉しくなりました)
 
 
     □     □     □
 
 
この「自らを振り返る」という作業は、
意識して行おうとしなくては、なかなか経験しづらいことのように思います。

でもそれによって、学ばされることがあるということ。

であれば、振り返らざるを得ない環境を自らつくってしまえば、
それだけ学びの機会が勝手に増えていく
ということになります。

つまりそれが、成長の促進剤になるわけです。
 
 
     □     □     □
 
 
意識して行う必要がある。
でも人は怠ける動物です。

であれば、その装置を自らの習慣の中においてしまえば良いのです。

いったん自分のルーチンワークの中に溶け込ませてしまう。
やらざるを得ない状況を設計してしまうということですね。
 
 
     □     □     □
 
 
例えば、私にとってのそれは、
メルマガの発行だったりします。

週に2回、コラムをまとめあげるという作業。
いざやってみると、意外と大変です。
ネタがみつからないという状況は、しょっちゅうです。

でもその時、考えざるを得なくなるのです。
ここ数日、自分は何を経験してきただろうかと。

メルマガを出さなくてはいけないというノルマゆえに、
振り返らざるを得なくなるというケース。
このおかげで、私なりに、いろいろと考える契機をつくることができました。
 
 
     □     □     □
 
 
また、ブログをできるだけ日々更新するという作業。
これも、私にとっては、大事な振り返り装置になっています。

これらによって、定期的に自らを振り返らざるを得なくなり、
その苦しみを通じて、考えさせられたことは、
とても多いのです。

後輩に教えることによって、
逆に後輩から教わってしまったというパラドックス

それと似た現象と効果が、そこにはあります。
 
 
     □     □     □
 
 
「Plan・Do・See」という言葉があるように、
考えて、行動して、振り返って・・・という、
そういう一連の作業が、成長を加速させます。

考えて、実行するというところまでは誰でもできます。
じっくりと時間をかける人がほとんどです。
でも、意外と振り返るというところに時間をかける人は
多くないように感じます。

自分の中に、振り返るという装置を設けること
振り返らざるを得ない環境を自ら設置してしまうこと。

とても大事なことに思います。
あなたにとっての振り返り装置は何ですか?
 
 
 
 
このコラムは、2007年11月10日に配信したメールマガジンを転載したものです。
 
■10年続けてきたメルマガのバックナンバーと
 購読申し込み(無料)は、こちらからどうぞ!

メルマガ登録・解除 ID: 0000000452
時の運と人の縁を究める!!【Samsul’s Choice】

バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

 

 

 

 

 2007年11月28日            渡邉 裕晃

 

 

サムスル

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

社長ブログ時の運と人の縁をきわめる日々の記録

───────────────────────

メルマガ登録Samsul’s Choice(1997年創刊)

───────────────────────

会社HP 】株式会社サムスルネット広告代理店

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

スポンサーリンク

あわせて読みたい関連記事










シェアしていただけると嬉しいです!

フォローする