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忘れ得ぬテレビCM 「何? サスケ?」(1984年:サントリー)
先日、友人と話していて、
とてつもなく懐かしくて興奮した話。
今なお忘れることのできない、強いインパクトを持ったテレビCM。
サントリーの幻の炭酸飲料「サスケ」。
1984年。いまから24年前のコマーシャルです。
とにかく、これ。
まずは、黙ってご覧下さい(笑)。
| ■テレビCM:サントリー「サスケ」 http://jp.youtube.com/watch?v=xILN55aM-Kk |
びっくりしませんか?
当時の私は、まだ10歳。
そんな時代、子供心に強い衝撃を残したのが、このCMです。
私も「サスケ」飲みましたよ・・・。
友人の間でも、ものすごいブームになったのですが、
なぜかあっという間に消え去ってしまいました。
なぜだろう? と思いながらも、その謎は解けず。
□ □ □
先日、知人から話題に出されて、
ものすごく気になり、
さっそく「ウィキペディア」で調査。
「おぉ-!」と思ったことがたくさんありました。
| コカ・コーラに対抗するということで宣伝には力が入れられた。 CMディレクターには当時売れっ子であった川崎徹、コピーライターは糸井重里、 アートディレクターに横尾忠則、CMソングには坂本龍一が起用された。 |
う・・・む。知らなかった・・・。
ありえない人選ですよね。
これだけのキャラクターだからこそ、これだけのものが創れたのだなと、
いたく同感。
当時の時代にあって、
台詞無しに強烈な物語性とメッセージ性をもたせた先進性。
最後に「つづく」の3文字で終わらせる部分・・・。
特筆すべき点はそれだけではありませんが、
こういう、すさまじいレベルの作品というのは、
そうそう生まれないものなのでしょうね。
□ □ □
そして、ウィキは続きます。
| サスケ(SaSuKe)は1984年にサントリーから当時発売された炭酸飲料である。 コカ・コーラに対抗する商品として登場したものの ワンシーズンのみで生産中止になった。 当時としては斬新なコマーシャルが話題となった。 キャッチコピーは「コーラの前を横切るヤツ、冒険活劇飲料サスケ」。 |
ここまで読んで、さらに衝撃を受けました。
このコピー。ありえない!
当時は、そこまで意識していませんでしたが、
このコピー、ものすごく深みがありますよね? 糸井さん、すごい。
「コーラの前を横切るヤツ」と創っておいて、
忍者を走らせる映像と組み合わせ、比較広告っぽく見せる技術。
さらには、怪獣を投げ倒すことに持たせた意味性。
| コーラの前を猛スピードで横切るというシーンは、 比較広告が許容されていない日本ではギリギリの表現であり 当時としては画期的(あるいは挑戦的)なCMといわれた。 |
たしかに・・・。
ここまで読むと、本当に糸井さんはすごい・・・。
□ □ □
ウィキは続きます。
| CMは「仮面の忍者赤影」のような特撮忍者モノを彷彿させる時代劇調であるが、 現代風の警官や電話が登場するなどシュールなものとなっている。 非常に短いカット割りで構成され、 着ぐるみの怪獣、少女忍者、警官、バテレンの宣教師風の外国人が電話をとるシーン、 コーラの前を横切る少女忍者のシーン、コップにサスケが注がれるシーンと 場面が目まぐるしく変わるもので「つづく」のテロップで終わる。 外国人扮する謎の男の「なに、サスケ?」という |
無理もありません。
まだyoutube映像を見ていない方は、ぜひ見てください。
| ■テレビCM:サントリー「サスケ」 http://jp.youtube.com/watch?v=xILN55aM-Kk |
24年前にして、このクリエイティブ。ありえないですよ・・・。
□ □ □
業界人の、はしくれとして言いたいのは、
こうした、斬新なクリエイティブは、
本当に少なくなってしまったなぁということ。
youtube では、昔のテレビコマーシャルを
たくさん見ることができるのですが、
最近のCMと比べると、昔のCMがいかに素晴らしいか、
強く実感せずにはいられません。
□ □ □
先日お会いした方いわく、
某大手代理店に制作を依頼し続けている、某大手企業も、
コマーシャル作品の出来栄えの安直さに辟易しているということ、
うかがいました。
本当の意味で、
企業のことを思い、
ユーザーのことを思う、そうした真摯で、かつ斬新なクリエイティブが
だいぶ失われてしまっているということです。
(よく練りこまれた作品も、まだまだあるとは思いますが)
□ □ □
自分は、テレビではなく、
インターネットの世界に身を置く立場ではありますが、
インターネットの世界においても、こうしたショックは必要だなと痛感します。
クリエイティブとプランニング。
中長期的には、ここの分野が、
相当までに意味を持ってくることは間違いありません。
そういう意味では、この「サスケ」CM。
全社員に、再度見てもらいたい作品です。
昔のCMって、本当に存在感あるものが多いですよね・・・。
どうして、そういうものが、なくなってしまったのでしょうか?
□ □ □
インターネットの世界は、まだまだ未成熟。
そんな世界にあって、
サムスルは、広告代理店、つまり営業会社でありつつも、
セールスしかできない会社ではなく、
クリエイティブにもプランニングにも強い会社でありたい。
こうしたテレビCMを見るにつけ、
改めて、そんなことを思うのです。
サスケは、ワンシーズンで消えてしまいましたが、
いつまでも生き残れるサスケでありたいものです。
(意味わからないですかね?笑)
2008年6月7日 渡邉 裕晃

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コメント
短期間の放映だったのに、ここまで印象に強く残るCMなんて他には無いかもしれませんね。。
繰り返しによって印象に植え付けるわけでもなく(放映期間すら短い!)、派手な演出が有るわけでもなく。そうした「力づく」を排して全てが非常にシンプル、なんの力みも無い、という事に改めて驚かされました。まさに芸が芸術に高まったという一つの例にも思えます。
■遠山和大 さんへ
たしかにそうですよね・・・。
すさまじいパワーをもった作品だなと、つくづく思います。
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