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お客様のお客様について考える
以前のブログで、
「私が営業活動において大事にしている姿勢」を紹介しました。
それは、「お客様のビジネスの成功を考える」ということ。
これに並んで大事にしていることがもう一つあります。
それは、「お客様のお客様について考える」ということです。
| (参考:過去ブログ記事) ■2009年04月14日 お客様のビジネスの成功を考える http://www.samsul.com/2009/04/14/post_721.php |
□ □ □
通常の法人営業では、
「お客様企業のことを考える」ということが大事にされます。
お客様が喜ぶように、
お客様が希望されるように、
お客様に気に入られるように。
お客様が発注したくなるような流れをつくるべく、
お客様のことを考える、ということです。
□ □ □
たしかに、それも大事。最低限のルール。
でも私たちの仕事は、
単に注文をもらうということではなくて、
その企業の成長を促進するということにあります。
ネット上の課題の解決を通じて、
インターネットの力を駆使していくことで、
その企業の成長を促していくということ。
だから、その企業のことを考えるだけでなく、
その企業の商売相手についても考える必要があるのです。
なぜなら、
その企業はその商売相手と対面することで収益を上げているから。
つまりこれが、
お客様のお客様について考える、ということになります。
□ □ □
これは、サムスル創業以来、ずっと考えてきた姿勢です。
発端となったのは、広告業界に対するぼんやりとした違和感。
たとえば、
お客様企業のことばかりを考えるあまり、
その先にいる消費者のことを真剣に考えていないのでは? ということ。
□ □ □
私は広告代理店の勤務歴を経ずして、広告代理店を起業しました。
広告代理店での経験が無いということのデメリットもありましたが、
一方でメリットとして思うのは、
純粋に、部外者としての違和感を持つことができたということ。
もっともそれは、素人ゆえの浅知恵かもしれません。
でも、「消費者のことを真剣に考える」という姿勢からのズレを
どことなく感じていたのです。
それは
営業に行ってお話をしている時に随所で感じる違和感だったのです。
(私は当時、20代前半であったにもかかわらず、
さらには、社員ゼロで起業したばかりの状況であるにもかかわらず、
中小企業だけでなく、
大企業や大手総合広告代理店にもアポイントをいただけて、
何度も繰り返し営業訪問をしていました)
□ □ □
昔のことです。
ある媒体社さんが、
ある大手広告代理店での勉強会を開催した時のこと。
「こうやって売りましょう」という一例で、
サムスルのスタンスと実例をケーススタディーに取り上げたそうです。
それは、「お客様のお客様について考える」というスタンス。
勉強会が終わった時、
その広告代理店の部門の局長さんは、
こんなコメントをされたそうです。
「広告代理店の本来あるべき姿って、
本当は、このサムスルという会社がやっている方向なんだよねぇ。
俺達、なかなか、できていないよな・・・」
後に、この事実を聞かされた時、
私が抱えていた違和感は、
あながち簡単に捨て去るべきではない、大事な違和感なのだと思いました。
□ □ □
この数年。
「広告が効かなくなった」とか、
「アフィリエイトや成功報酬スタイルでしか出したくない」とか、
「獲得や売上が明確にならないと出さない」とか、
そんな声が、昔に比べると散見されるようになってきたと思います。
この流れは、
効果の評価しづらい既存媒体に比べると、
ネットは効果の評価がしやすい(あくまでも「しやすい」ですが)ということが
後押ししていることは確かです。
□ □ □
でも、たとえばクチコミの力が以前より強くなってきたこと、
また、
ユーザーが勝手に企業広告をつくってyoutubeなどにアップする
「勝手広告」などが、
消費者からの人気を得て、
その企業から高い評価を勝ち得る事例が出てきたこと、
たとえばそんなことを思うと、
これを「ネット技術の浸透」だけで片付けて良いのか? という思いがします。
□ □ □
要は、
お客様のお客様について考える、
消費者に対して真剣に向き合っていく、
そうしたスタンスに不足があったがゆえの現象とも捉えることができるのでは?
と思うのです。
企業とユーザーとのコミュニケーションデザインが難しくなっているのは、
時代環境もあるでしょう。
でも私にとっては、創業以来感じてきた違和感、
つまり、
多くの広告代理店は、
「お客様のお客様までを真剣に考え抜く、
とことんまで考えきるということにおいて、
徹底さが足りないのでは?」
という、
素人ゆえに抱いていた、ぼんやりとした違和感、
それがまさに結実した状況なのでは? という認識をもっています。
□ □ □
お客様のことを考えることは大事です。
そうでなければ、注文をいただくこともできません。
でも、たとえ注文をいただけるまでになったとしても、
お客様のお客様について考えるというところにまでスタンスが徹底しなければ、
真の意味で「企業の課題解決を通じて、その企業の成長を促す」ということは、
やりきれないはずなのです。
□ □ □
サムスルは、まだまだ20人前後の小さな会社。
そんな小さな会社が、業績も上げきらないうちに、言ったところで、
根拠なき遠吠えになってしまうのかもしれません。
でも私は、
お客様だけでなく、媒体社や、消費者にまで成長を促していくという、
「成長縁」という姿勢を大事にしていきたいと思っています。
□ □ □
お客様だけを見て、お客様から注文をいただき・・・、
という方が、業績を上げるのは手っ取り早いのかもしれません。
でも、本当の仕事とは何か、を考えたとき、
みんなの成長を実現するというスタンスこそが、
中長期的な真の成長を勝ち取れるのではないかと私は思うのです。
(若造ゆえのえらそうな物言いがありましたらお詫びいたします)
2009年4月18日 渡邉 裕晃

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【社長ブログ】時の運と人の縁をきわめる日々の記録
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【 会社HP 】株式会社サムスル(ネット広告代理店)
【 1×1×1=100を創る「成長縁(R)」創出カンパニー 】
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コメント
渡邉さん、こんにちは。春ですね。
下記は「渡邉さんへ」というよりは、このサイトを見られるであろう「新社会人の皆さんへ」書いています。お許しを(笑)。
この春、多くの社会人の方がスタートを切られたことと思います。
渡邉さんは「私が抱えていた違和感は、あながち簡単に捨て去るべきではない、大事な違和感なのだと思いました。」と書かれておられますが、新社会人の方にはぜひとも「違和感を大切にしていただきたい」と思いますね。
渡邉さんも書かれているように、違和感の原因は「若さゆえ」だったり「勉強不足」だったりすることは多々あります。
ですので、違和感を感じたからと言ってすぐさま上司や先輩に「うちの会社はおかしい」とか「この業界はおかしい」とか訴えると、たいてい返り討ちに遭います(笑)。
しかしながら一方で、先輩方は「同じ組織の中に長くいる」がゆえに慣れてしまい、ある部分の感度が低下しているということは充分ありえます。
ですので、今すぐは先輩に太刀打ちできなくても、今感じている「違和感」を忘れずに、「どうして他の人は違和感を感じないのか」を質問したり勉強したりして欲しいと思います。
いろんな人に聞いても勉強しても、それでも違和感がなくならなければ、その違和感こそがきっと「あなたのやるべき仕事」なんだろうと私は思います。(渡邉さんのように)
私の部署では、新人が入ってきたら彼らに「あれ、これって変じゃない?と思うことがあったら、どんどん質問してくれ」とお願いしています。
我々は自分達の仕事のやり方について、これまで自分達で努力して改善してきた経緯もあるので、「このやり方が間違っているかもしれない」という可能性を無意識のうちに排除して日々の仕事をしています。
そうすると何か改善しようとしても、自分達だけではつい細かいところばかりに目が行ってしまって、「そもそも根本的に方向がおかしいんじゃないか」というような視点で自分達の仕事を見ることが非常に難しくなってしまっているわけです。
なので、部署間で異動して来られた方を含めて新人の皆さんには「俺達って何か変じゃない?」といつも聞くようにしています。
「早く会社のルールや業界のルールを覚えて、先輩と同じように仕事ができるようになりたい」と思っていただくことも確かに大切なのですが、逆に会社や業界のルールを学び、理解するにつれて皆さんは少しずつ「違和感を感じることができなく」なっていきます。
「違和感」を自覚できるのは新入社員の特権です。
何に対して違和感を感じるのかは、人それぞれ違います。違うからこそ「あなたの違和感」が大切なわけです。「個性を活かして仕事をする」ということは、この「違和感を忘れないようにする」ことだと私は考えています。
新社会人の皆さん、これからがんばって下さい。
渡邉さん、お邪魔しました。(笑)
松本智治
■松本智治 さんへ
ありがとうございます。
なるほど! と同感です。そういう見方もできますね!
またメールします!
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