インドネシアの新米タクシー運転手に学ぶ「応援したくなる人」の条件

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昨日、スラバヤでタクシーに乗った時のことです。行き先を伝えると、運転手のおじさんが、「あの・・・それは、●●通りを曲がったところでしたっけ?」と聞いてきました。

そこで私は「いや、私はこのあたりの地理がよくわからなくて・・・」と、google mapを見せて説明することにしました。運転手さんは、「あぁ、なるほど。ここがこれで、あぁ、ここを曲がるんですね。わかりました」と。

まぁ、行き先が有名どころではなかったので、仕方ありません。
 
インドネシアの標準的なタクシー「ブルーバード」
【写真:インドネシアの標準的なタクシー(ブルーバード社のホームページより)】


 
 
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道がわからない運転手さんであれば、道を聞いてくるのは当然のこと。
ここまではごく普通の展開です。

でも・・・、その後に言われた言葉に私はびっくりしました。
運転手さんは、こう切り出しました。

お客さん、ほんと申し訳ないですね・・・。私、最近やっと、タクシーの運転手になったばかりなもんで、このあたりの道がよくわからなくって。ほんと、申し訳ないです。

見た目には私よりも年上のおじさんなのですが、なんと、まだ新米の運転手さんだったのです。

日本でタクシーに乗ると、こういう言葉を聞くことはありますが、インドネシアで、こんな丁寧な表明をしてくれたのは、おそらく初めてです。思わず「がんばれー」と応援したくなりました。
 
 
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この運転手さんは、目的地近くになると

「お客さん、目的地はどんな施設ですか?」
と聞いてきて、走りながら、一生懸命に左右を見まわしながら・・・、

また近くにると、
「そろそろ●●通りになるのですが、このあたりでよろしいのですよね?」
と、丁寧に丁寧に何度も確認してきました。
 
 
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ちょっと弱々しい感じがするかもしれません。
でも、「知ったかぶりをして結局たどりつけない運転手」に比べたら、これくらいの運転手の方が安心できます。

道も最短距離で、運転も丁寧で、何の申し分もなく、最後も、とっても丁寧に目的地近くまで車を入れてくれました。本当に丁寧な作法の運転手さんでした。
 
 
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こういう運転手さんには、本当にがんばってもらいたい!
そして、絶対に成功してほしい!

心の底から、そう思います。

人から応援してもらえるようになるには、どうしたらいいか。
その一抹のヒントを教えてくれたような思いです。

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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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