新興国で現地の人と心を通わせる!誰でもできる3つのコツはこれだ!

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出張や駐在、あるいは旅行でも、
海外の新興国に行って、現地の人たちと交流する時、
出会う人は必ずしも、日本の一般的な経済水準と同じとは限りません。
最近は富裕なアジア人も増えていますが、
生活水準の低い人々もたくさんいます。
そんな人たちと交流をしたい、心を通わせたい・・・。
一緒に仕事をする仲間として、うまくマネージメントしたい。
でも「日本人=お金持ち」とのイメージもあって、どうしても壁がある気がする。
そんな状況をどう打開したら良いか。
効果的な方法は? というのが今回の内容です。
インドネシアと日本/握手するビジネスマン_フリーイラストbusiness-peoplescom


     □     □     □
先日、ジャカルタで初対面のインドネシアの若者と
一緒にランチをする機会がありました。
2人ともスラバヤ出身のジャワ人で、
ジャカルタにある支社で働いています。
といっても、いわゆるジャカルタエリートというわけではなく、
月給は数万円。会社が提供する寮で共同生活し、
いつもみんなで自炊して暮らしているといいます。
実はこの2人。最初はとても緊張をしていました。
なかなか私と目を合わせることもなく、言葉も少なく・・。
いかにも、
「私がこんな場所にいて良いんでしょうか?」
という感じでした。
でも、あることをきっかけにして、急に笑顔を見せるようになり、
積極的に視線を合わせるようになりました。
しかも、なぜか次から次へとしゃべり始めるようになったのです。
     □     □     □
きっかけは何だろう?と振り返ってみると、
3つのことが影響していたように思います。
インドネシアに駐在して仕事をされている方は、
「いかに現地のスタッフとうまくやっていくか」、
時には悩ましく思うこともあるかもしれません。
また、インドネシアへ短期の出張や旅行で訪問した時でも、
やはり現地の人との交流を楽しみにする人も多いでしょう。
今回のジャカルタでの経験をケーススタディに、私なりに考える、
「壁」を打ち破るためにできる3つのコツをまとめてみます。
     □     □     □
今から3年前、私は共著で1冊の本を出しました。
「インドネシアのことがマンガで3時間で分かる本」です。
紙面の都合でどうしても割愛せざるをえなかった、
あるエピソードがあります。
いつか紹介したいと思っていた話。
今回の話に大きくかかわってくる大事な話なので、
本ブログであわせてご紹介します。

     □     □     □
というわけで、前置きが長くなりましたが・・・、
まず大事なこと。それはズバリ、
「あ、私たちと近い存在だ」ということを
いかに早く感じてもらえるか・・・だと私は考えています。
今回の2人の若者が、あることをきっかけに急に笑顔になり、
積極的に視線を合わせるようになり、
しかも、なぜか次から次へとしゃべり始めるようになったこと。
今回のランチの場合、それは次の3点が影響していました。

(1)インドネシアの料理が大好き!
(2)ジャカルタまで鉄道に乗って来たよ!
(3)インドネシア語できるよ!しかも地方語も少しできるよ!

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まず1つ目のきっかけがこちら。

(1)インドネシアの料理が大好き!

彼らの態度が少しだけ変化し始めたのは、
「あ、この人、インドネシアの料理が本当に大好きなんだな」と、
感じてくれた時でした。
インドネシア料理が嫌いな人は、使えない技かもしれません。
嫌いだったり、口にあわないものを、無理に好きだと言ったところで、
すぐにバレるもの。かえって相手との溝は開いてしまいます。
でも私の場合は、本当にインドネシア料理が大好きなのです。
今回はホテルのブッフェ会場でしたが、私のお皿を見るだけでも
「インドネシア料理ラブ!」が伝わって・・・。
「インドネシア料理が大好きで、いつも食べてるよ」と言うと、
「私たちは、こんな場所では食べないし、家で自炊したりもするから、
 ふだん外であんまり食べないんですよ」と2人。
「でもホテルの料理より、屋台の味の方がおいしかったりするよね」
私がそう言った時、2人の青年の表情は明らかに変わりました。
実際、ホテルの料理で食べるインドネシア料理よりも、
大衆食堂や屋台で出される料理の方がおいしい場合が多い・・・。
これはインドネシア7不思議の1つと言っても良いでしょう。

インドネシア名物「ソトダギン」【写真:地元マランの屋台でいただいた、インドネシア名物「ソト・ダギン」】

これ対して、
「そうそう! そうなんですよね、あなたは知っているんですね!」と
共感してくれたようだったのです。
「日本人=お金持ち、住んでいる世界が違う」という感覚が、
「あ、この人は、僕らと近い存在かも」と思ってくれることに。
相手が日常的に食べている料理が大好き! ということは、
お互いが近づく上で、大事なポイントです。
     □     □     □
そして2つ目のきっかけ。

(2)ジャカルタまで鉄道に乗って来たよ!

彼らの態度が、またさらに変化し始めたのは、
「みんな、上のクラスの人たちは飛行機で移動するのに、
 えー、僕らみたいに電車で来たの?」と思ってくれた時でした。
私は東ジャワに住んでいますが、
今回ジャカルタへ行くのに鉄道に乗って行きました。乗車時間は15時間。

鉄道でインドネシアのMalang駅からGambir駅まで【写真:ジャカルタ行きの鉄道が、マラン駅構内に入ってくるところ】

(参考:samsul.comブログから)
 
■2015年2月23日up
 【鉄道の旅】東ジャワのマランからジャカルタまでをGajayana号で移動!


庶民が利用する交通手段を、
この人は自ら利用して、しかもそれが好きだと言っている・・・。
「へぇ・・・鉄道で来たんですか!!」と。
話しているうちに、彼らの表情には笑顔が増えていきました。
「日本人=お金持ち、住んでいる世界が違う」という感覚が、
「あ、この人は、僕らと近い存在かも」と思ってくれることにもつながった。
私はそう見ています。

鉄道でインドネシアのMalang駅からGambir駅まで

というか、(1)と(2)とで、2人の若者の激変ぶりが
本当にすごかったのです・・・。
その前までは、目をそらすような感じで、無口だった彼らが、
急に笑顔になって、視線を合わせるようになり、
あげくに、次から次へと発話が増えていきました。
古臭い表現かもしれませんが、
「あれ、もしかして心の扉ひらいちゃった?」
なんて感じすら。
     □     □     □
そして3つ目のきっかけです。

(3)インドネシア語できるよ!しかも地方語も少しできるよ!

彼らの態度が、さらにさらに大きな変化を見せたのは、
この2人の母語であるジャワ語を少しだけ披露した時のこと。
といっても、私はジャワ語ができるわけではないので、
少しだけ覚えているものを、少しだけ披露しただけ。
インドネシア語のできる外国人は意外といます。
でも、ジャワ語を学ぶ意欲のある外国人というのは、なかなかいません。
これ、実に大きいのです。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年1月12日up
 ジャワ人は、なぜ公用語のインドネシア語ではなくジャワ語を使いたがるのか


それだけ、その言語に入れ込む人が少ないということは、逆を言えば、
ほんの少し入れ込んでいるだけでも、
「きっと僕らのことを理解しようと努力している人なんじゃないかな」
そう、伝わる効果があるはずなのです。
これについて、私はあるエピソードを聞いたことがあります。
このテーマを考える上で、とても重要な話。
書籍「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」でも、
盛り込もうとしたものの、紙面の関係でカットしたお話です。
     □     □     □
新しくジャカルタに駐在することが決まった日本人サラリーマン。
前任者からの引き継ぎで、言葉はどうすれば・・・と聞くと、
「あ、インドネシアはやらなくていいよ。英語だけでOK。通訳もいるし」と。
「おぉ、ならば言語の心配はしなくて良いんだな」と安堵したそうです。
現地についてから数ヶ月。やはり英語と通訳だけで仕事が進みます。
でも、だんだん仕事に余裕が出てきたためか、
空き時間を見つけては、インドネシア語の学習をスタートすることに。
ある時、全員が集まる朝礼のスピーチで、
彼は思い切って、カタコトのインドネシア語を披露します。
     □     □     □
びっくりするスタッフたち。
いつもとは違う態度を見せ始め・・・。
「うわ、なんかやっちゃったかな?」
不安になった彼は、朝礼が終わってから秘書を呼び、
自分の何がいけなかったか、聞いてみたそうです。
秘書は言いました。
「いや、悪いことなんか全然ありませんよ」
「え? でもみんな反応がおかしかったよ。ちょっと心配なんだけど」

逆です。みんな、嬉しかったんですよ。

だって、前のボスは、日本語と英語だけしか話しませんでした。インドネシア語を話すことなんて、ありませんでしたよ。

でも新しいボスは違うんだなって。
インドネシアの言葉を勉強して、一生懸命に話してくれる。
私たちインドネシア人のことを、ちゃんと理解しようと頑張ってくれる。そういうボスが、やっと来てくれたんだなーって。

だから、みんな嬉しかったんです。

これには後日談があって、その後ますますスタッフが団結するようになり、
会社の業績も上がっていったとの話。
昔どこかで読んで感動した話なのですが、
残念ながら、どこで読んだものだったかを覚えていません・・・。
     □     □     □
私たちと近いという感覚。
話が通じるんだという感覚。
これは非常に大きいのではないかと私は考えます。
一緒に寄り添って、一緒の仲間として、
互いの差異を取り払うような努力をしていくこと。
それが実現できなくても、そういう動きをしているというだけでも、
きっと「伝わるもの」があるはずなのです。
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「あ、この人は、僕らと近い存在かも」と思ってくれること。
「僕らの世界を共有できる人なのかも」と感じてくれること。
今回ジャカルタに行って、ジャワの青年とランチをする機会があって。
初対面で萎縮する無口な2人が、
ある時を境に急に心を開いてくれた私の衝撃と言ったら・・・。
何がきっかけだったかな・・・と考える時、
おそらく今まであげた3つがポイントになっているように感じます。

(1)インドネシアの料理が大好き!
(2)ジャカルタまで鉄道に乗って来たよ!
(3)インドネシア語できるよ!しかも地方語も少しできるよ!

仕事でも遊びでも、心と心が通わないことには、
なかなか進まないですからね。
私自身も、より良い関係づくりのために、
毎日、工夫と努力を重ねているところです。
また新たな発見があれば、ブログでシェアしていきたいと思います。
ちなみに富裕層を相手にする場合は、また別のコツが必要になってきます。
今回は、生活水準の異なる人たちを相手にする場合のお話です。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年3月7日up
 インドネシア流、床にすわって皆でワイワイ食べることの幸せ


サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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