情報過多社会を人間として幸せに泳ぐこと

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現代日本の一般的なアナウンサーは、
1分あたり、約400から450の文字を読み上げているそうです。
速い人になると、
1分あたり500文字を超えるスピードになるそうですが、
昭和30年代頃のアナウンサーは、もっと遅かったそうです。
ずばり、1分あたり、約250文字。
つまり今の半分のスピードで読み上げていたことになります。


何が言えるかというと、
それだけ情報流通量が増えているということです。
一人ひとりに情報処理を迫られている量も増えているということになり、
このことが、脳の負担を増やしていることにもなります。
一説によれば、この100年だけで、
人間は、約3万倍もの情報処理を求められるようになったといいます。
(この数字については、出典が曖昧なので、
 あくまでも増加しているイメージ程度にとらえてください)
 
 
     □     □     □
 
 
情報によって得られる楽しみはたくさんあると思います。
情報が公開されていることの有り難味も、いっぱいあるでしょう。
ただ、人の幸せのために、
それだけの情報量が本当に必要なのかと言われれば、
疑問を感じざるを得ません。
 
 
     □     □     □
 
 
例えば、
携帯電話を忘れただけで、その日一日が不安に感じられたり、
講演会に参加して話を聞いただけで、勉強したつもりになってしまったり、
家のテレビが故障しただけで、落ち着かなくなったり、
面白くもないお笑いを見て、考えることもなく、条件反射的に笑ったり。
(なぜ面白いのか本人にはわからないケース)
過度な情報が無いことによって、意味も無く不安になったり、
情報を与えられただけで、思考することもなく、
なぜか満足感や達成感を感じてしまったり。
動物としての人間。
人間としての幸せ。
そうした視点から考えれば、
これらのことは、ほとんど文明病のようなものです。
 
 
     □     □     □
 
 
私たちは今の環境が所与の当たり前の世界になっていますが、
例えば数十年前に比べれば、
2倍のスピードでアナウンサーから語りかけられているということを
自覚すべきではないでしょうか。
携帯電話が無いというだけで不安になる一方で、
スーパーに並ぶ野菜に季節感を覚えなくなることに不安を感じない、
それは、果たして人間として幸せなことなのでしょうか。
 
 
     □     □     □
 
 
こんな実話があるそうです。
山々の美しい自然環境と、鳥の鳴き声、
癒されるような音響を奏でる、川のせせらぎ、温泉・・・。
宿泊者が誰でも利用できる囲炉裏端には、
暖かくなった竹酒が。
そんな環境であるにもかかわらず、
フロントに電話をして「テレビがないぞ」とクレームを入れるお客様。
あるいは「うちの妻はテレビを見るって言って、
せっかくのこの自然、愉しんでるのは私だけなんですよ」と
寂しそうに笑う旦那さん。
 
 
     □     □     □
 
 
美しい自然は見ていて飽きないもので、
五感だけでなく全六感を通じて与えられる刺激。
これもまた「情報」の一種ではありますが、
愛でたり味わったり、
なんらかのかたちで自ら、全人格的に経験できるものです。
どんな情報に幸せを感じるかは人それぞれですが、
折に触れて「情報に対する重み付け」を考え直すこと、
とても大事なことなのではないでしょうか。
どんな情報を得ることが、どんな経験を経ることが、
自分の幸せに寄与するものなのか。

どんなに情報過多の社会にあったとしても、
それが明確になっていれば、
幸せな泳ぎ方ができるように、私は思います。
 
 
 
 
このコラムは、2007年10月31日に配信したメールマガジンを転載したものです。
 
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 2007年11月15日            渡邉 裕晃

 

 

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