「ベンチャー企業に正式入社しました 」

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本誌読者のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。また、今回から御購読いただくことになった方は、はじめまして。
まずはじめに、”Samsul’s Choice” の発行が滞っていたことをお詫び致します。「まだ来ませんよ」「お忙しいんですか?」などなど、お叱りや声援のメールをいただいて、恐縮もし、感謝もしております。
さて、今回は発行遅延のお詫びに加えて、もう一つお知らせがあります。今まで大学院生をやってきましたが、10月をもちまして、インターネット系のベンチャー企業に正式入社いたしました。まだ小さな会社ではありますが、役員候補として入りましたので、遅かれ早かれ「経営者」の仲間入りをすることになります。


私は今までベンチャービジネスに興味を持って、様々なセミナーや講演会に参加してきました。インターネットを通じて、いろいろな方にめぐりあうことができましたし、ベンチャー企業でアルバイトをさせていただく機会も得ることができました。私なりに勉強することは多く、起業して経営することの奥の深さと難しさ、面白さを感じてきたつもりです。
将来起業を考えておられる方には、ぜひいろいろなセミナーに参加されることをおすすめします。特に創業経営者の講演会には、たくさん出席されると良いと思います。無料のセミナーも数多く行われていますので、起業準備期間にある方々には、おすすめです。経営者に関する本、とりわけ創業経営者が書かれた著書を読むことも有益です。
私は「セミナーおたく」と呼ばれてもおかしくない程、たくさんの講演会を渡り歩いてきました。孫正義氏(ソフトバンク社長)、西和彦氏(アスキー前社長)、飯塚克美氏(アキア社長)、渡辺美樹氏(ワタミフードサービス社長)、坂本孝氏(ブックオフコーポレーション社長)、大前研一氏(UCLA教授)、廣田隆一郎氏(アイテック社長)、孫泰蔵氏(インディゴ社長)、堀義人氏(グロービス社長)、房園博行氏(アーバンコーポレイション社長)、笹崎龍雄氏(埼玉種畜牧場社長)、林武志氏(朝日ソーラー社長)、大川功氏(CSK会長)、神蔵孝之氏(イマジニア社長)、徳永卓三氏(企業家ネットワーク社長)、松木伸男氏(シュローダーPTVパートナーズ社長)、山村幸広氏(ダブルクリック社長)、大朏直人氏(オンキョー社長)、今原禎治氏(日本アジア投資前会長)、大島康広氏(プラザクリエイト社長)、藤村靖之氏(カンキョー社長)、生田昌弘氏(キノトロープ社長)……。
私に印象深い記憶をもたらしてくれた経営者の方々の一部です。もちろん、他にもたくさんいらっしゃいます。こうした方々の情熱、パワー、躍動感。熱い心と冷たい判断力を同居させることの厳しさ。その他、たくさんの示唆を与えられ、行動も促されました。
私はこうした方々への感謝の意味を込めて、また、これから起業を考えている若い方々への何らかのヒントになればと思い、「私が出会った経営者」というコーナーをホームページ上に新設することにしました。講演をうかがっただけで、面識がないのに「私が出会った」などと言うと、なれなれしいと思われるかもしれませんが、何らかの意味を生み出すことができないものかと考えています。今はまだ数名の方についてしかまとめていませんが、時間をかけながら、少しずつ増やしていきたいと思っています。
ここに挙げた経営者の中には、「私が起業した頃に、もしこういう起業支援セミナーが存在していたら良かったのに……と思いますね。私の頃にはそんなものは無くて、自分で試行錯誤しないといけなかったから十年は回り道してしまいました」と述懐された方もいます。
セミナーにしろ、書物にしろ、ベンチャービジネスが大きく取り上げられるようになったのは、ごく最近のことです。たまたまベンチャーブームの機運が芽生えてきたこと。社会の閉塞感を打破する一手段としてベンチャー企業勃興待望論が出てきたことなどもあって、近年、ベンチャービジネスに関する情報も、機会や手段も急増しています。そういう意味で私は、大変恵まれた時期・環境を享受できたと思っています。
にもかかわらず、私は、最後にどうしても、ある種の「限界」のようなものを感じていました。「その人の体験は、その人の体験でしかない」。つまり「自分が実際に動き出さなければ手に入らないものがある」ということです。学生として勉強すること。あるいはベンチャー企業でアルバイトをすること。これでもいろいろなことを身につけることが出来ます。ですが、思い切って飛び込んで、実際に動くことによって初めて得られるもの。それが非常にたくさんあるらしい。最後に必ずそういう問題に直面するのです。ただ、得ることが多い反面、何らかの失敗を起こすことになるかもしれないですし、迷惑をかけることもあるかもしれません。しかしそれは、意義深い経験として蓄積することができるはずです。
ビジネスのイロハもわからないままに起業しても成功するはずがない。それは承知しています。サラリーマンになって、何年も経験を積んで、用意周到、準備万端になった時点で独立すれば良いではないか、という意見もわかります。それにも一理あるでしょう。そういうやり方もありますし、実際そうして成功された経営者もいらっしゃいます。
ですが、私の信念は「生きている限りは、楽しいことをし続けたい」ということ。何よりも「人生80年」などという言葉を信じない私にとって「起業準備のために、何歳から何歳までは○○業で働き、その後数年間は××業で経験を積み……、そうしてから起業する」というやり方、言い換えれば、「人生が80年間保証されていると自分に信じ込ませ、それに基づいて残りの寿命を振り分ける」というようなやり方をするのは、私の性分には合いません。
若手経営者の成功談も聞きます。だからと言って、コアになるスキルもないままに、誰もが起業しさえすれば成功する、などとは思っていません。若いということは、それだけたくさんの厳しさも付きまとうことでしょう。それ相応の努力も必要になります。しかしそれだけに、かえってやり甲斐と面白さがあると思うのです。
多少のリスクがあっても、動きたい。動かなければ面白くない。ある程度の勉強は経たのだから、そろそろ次のステップにあがりたい。そうした思いから、私は「動く」ことにしました。その手始めとして大学院を休学し、ベンチャー企業に入社したという次第です。起業の経緯こそ違うとは言え、来年からは経営者の仲間入りを致します。ようやくこれからがスタートです。
無闇に突っ走ることはせず、かと言って、起業家予備軍の方々の元気あふれる姿勢も忘れず……。新しいことを追求しつつ、古いこともいたずらに軽視しない……。旧世代と目される人であろうとも、既に成功されている経営者たちからは虚心坦懐に学ぶということも忘れずに……。私なりに経営者の方々の活動を眺めてきてわかったことの一つ。それは「経営は人間学であり人間関係学である」ということ。「縁」や心の機微といったことも大事にして……。
「言うは易し、行うは難し」ですが、これからいろいろと試行錯誤を重ねていきたいと思っています。本誌を購読されている経営者の方々をはじめ、皆さんからもいろいろ勉強させていただきたいと思っています。なお、本誌 “Samsul’s Choice”は、今後とも発行を続けて参ります。どうぞ、末永いおつきあいの程、よろしくお願いいたします。

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