本当に困った時は誰に相談すべき?|インドネシアの教会牧師の名言

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今回のテーマは、ずばり、「人生の中で本当に困った時は誰に相談すべき?」という話。インドネシアのジャワ島にある高原都市マラン。キリスト教の教会に行く機会があり、日曜礼拝でいわゆる「ちょっといい話」を聞くことができたのでシェアしたいと思います。

「インドネシアはイスラムが多いでしょう?」と聞かれます。国の宗教として正式に定めているわけではないので、「イスラム国家」ではありません。

でも、2億5000万の人口のうち、約8割がイスラム。イスラム教徒の人口で見れば、世界で最も多い国がインドネシアです。だからといって他の宗教がないわけではなく、ヒンズー教でも、キリスト教でも、熱心な人はたくさんいます。

マランにあるオランダ時代の教会【写真:東ジャワ・マランにあるオランダ時代の教会(今回の話の舞台とは異なります)】




人生で本当に困った時、どうすればよい?

教会の日曜礼拝がスタート。歌を歌ったり、神に祈ったり・・・を終えて、牧師さんによるお話、「説教」と呼ばれるお話が始まります。

人間は誰でも悩み事をかかえることがあるはず。人生の中では、良いこともあれば、悪いこともある。突然良いことが起こったかと思えば、突然悪いことが起こったりもする。

本当に困った時、深い悩みが自らを襲った時、どうすればよいだろうか? 

という話でした。皆さんなら、いつもどうしていますか?

困った時は、誰に相談すべきか

牧師さんは語ります。

親友に相談する?
家族に相談する?
先輩に相談する?
先生に相談する?
皆さんなら、いったい誰に相談しますか?

と。

本当に仲の良い友だちに相談する・・・、
大切な仲間として、親身になって相談に乗ってくれるかもしれない。

先輩や、尊敬する先生であれば・・・、
経験に裏付けられた、なるほどというアドバイスを与えてくれるかもしれない。

仲間、師弟関係、家族・・・本当に素敵な関係ですよね、と。もちろん、教会に集うメンバーも力になってくれるだろうし、私自身もまた、皆さんの悩みには大いに協力させてもらいたいです、と。

続けて牧師さんは、こう言いました。

「でもね、皆さんにぜひ共有したいエピソードがあるんです」

マランにあるオランダ時代の教会【写真:マランにあるオランダ時代の教会】

突然の危機に襲われたジャワのご家族のエピソード

お父さん、お母さん、そして子供3人という、あるジャワの家庭。
そこで突然の危機が起こります。

まさかのお父さんの急死。

専業主婦のお母さん、そして3人の子供たち。
そんな家族を支えてきたお父さんが、急にいなくなって。

お父さんの収入だけが頼りだった家族は、一気に収入をなくします。残されたお母さんは、悲しむ余裕がありません。

「わたし、はたらいたことがないの。どうやって稼げばいいの?
 どうやって子供たちを養っていったらいいの?」

     □     □     □

絶望の中で、お母さんがやったことは何か。

牧師さんは言いました。

このお母さんは、友達や親戚にも相談したでしょう。アドバイスももらったと思います。

でも、一番効果があったのは何だと思いますか?

神様に祈る? それも大事。
神様にお願いする? それも良いでしょう。

その上で、このお母さんがやったこと。それはね、自分自身に相談するということなんですよ。

と。

     □     □     □

お母さんは神様に祈りました。
私たち家族を見守ってください、助けてくださいと。

いまの私にできることは何? と考えました。
何もできません。だって、今まで仕事をしたことがないんです。

就職? 仕事なんて、すぐに何かあるわけじゃない。
仕事の経験だって無いんです。
自分に相談しました。私はどうしたらいいの? って。

     □     □     □

私にできること・・・。

家族を養うのに十分なお金になるかわからない。
わからないけど、でも自分ができること。他の人より、少しだけ得意なこと。
なんだろう? 自分に相談し続けます。

お母さんは、絶望の中にありました。
探しても探しても無いんです。

でも、一つだけ見つかりました。

これでいいかどうか、わからない。
でも、これしかないの。
それは、インドネシア名物「テンペ」をつくること。

家族が一番おいしいと喜んでくれる食べ物。
お父さんも好きだった。私が得意なのはこれしかない。

マランにあるオランダ時代の教会【写真:マランにあるオランダ時代の教会】

     □     □     □

お母さんは、いつもより多めにつくって、家の前で売り始めることにしました。

近所の人は、お母さんのテンペのおいしさを知っています。少しずつ売れていきました。でも、大した収入にはなりません。

少しずつ売れていく。評判になる・・。なぜなら、おいしいから。

牧師さんは言いました。

皆さん、これ、ちっぽけな事例だと思うでしょう? この後、このお母さん、どうなったと思いますか?

毎日コツコツ続けていた結果、近くの店でも販売されるようになり、市場でも販売されるようになって、レストランからも仕入れがくるようになって・・・。

いまや、海外に輸出するまでになっているんです。

ぜひ自分に相談してみよう

牧師さんは語ります。

皆さん。生きていれば、苦しい時、悩みがある時、そんなときは、人に相談したくなるでしょう。

もちろん、悪いことではありません。でもね、ぜひ自分自身に相談することを忘れないで欲しいのです。自分は自分を裏切りません。

自分に問うてみてください。神様はいつも見てくださっています。だからこそ、苦しい時、辛い時、そういう時は、ぜひ自分に相談する。これをぜひ忘れないで。

毎日の暮らしの中、神様の前に正直に生きていれば、きっと大丈夫。すぐに周りに頼るのではなく、自分に頼ってみましょう。

それが今回の日曜礼拝の内容でした。

     □     □     □

「自分に相談しよう」とか「自分に頼ろう」とか、こうしたことは、いわゆる「自己啓発本」を開けば、どの本にも書いてあること。

でも、インドネシアに来て、インドネシアの社会に即してみる時、インドネシアのキリスト教徒たちが真摯に話に耳を傾けているのを見る時、二重にも三重にもなって、この話が響いてくるんですよね。不思議なものです。

インドネシアといえばイスラムと言われるし、バリといえばヒンズーと言われるし。でも、もし「生き方」に興味のある方は、インドネシアに来たら、ぜひイスラムやヒンズー以外の世界にも目を向けてみると面白い発見があると思いますよ。

自分に相談する、自分に頼るということは、自分に自信がなくてはいけない。それは、毎日を真剣に生きているかどうか、にもつながってくるのだろうと思いますね。
 

    □     □     □

というわけで、今回はジャワにある、とある教会の日曜礼拝のお話をシェアさえていただきました。

「こういう話、もっと聞きたい!」
そんな反応があれば、また日曜礼拝に参加して、牧師さんの話を聞いてきたいと思います。

皆様からのリクエストお待ちしております・・・。

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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