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ツイッターとテレビ番組の連動実験に参加して(2)
前回のブログの続きです。
| (参考:過去ブログ記事) ■2010年2月22日 ツイッターとテレビ番組の連動実験に参加して(1) http://www.samsul.com/column/twittertv.php |
テレビ東京の経済ドキュメント番組「時創人」を舞台にして、
「テレビ番組とツイッターの連動実験」に参加させていただきました。
前回ブログでは、その感想を書きます!と言ったのに、
長くなってしまって、話題がそこまで至りませんでした(笑)。
そこで、今回こそ、感想をまとめてみたいと思います。
| (参考:過去ブログ記事) ■2010年2月10日 【2/11(木)】テレビ東京「時創人~ビジネスプロデューサーFILE」にサムスルが登場 http://www.samsul.com/diary/jisoujin.php |
□ □ □
まず、今回の「時創人」のtwitter利用の特徴です。
・すでに収録済みの番組であること。
・司会者本人がtwitterで情報を発信するということ。
・放送当日の30分くらい前から、放送中、そして放送終了後しばらくまで。
・twitterで発信する番組出演者は司会者のみ(あとは、十数秒だけ出た私)
・番組専用のハッシュタグ(#jisoujin)を設定。
・「フォロー」「フォロワー」の関係になくても、ハッシュタグでつながれる。
・番組を見ながら、感想や質問が常時飛び交い、回答も自然発生する仕掛け。
当日は、このようなかたちで紹介されました。
【映像はこちらから(7分27秒)】

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【写真:テレビで放送されたヒトコマ】
□ □ □
番組がスタートする30分くらい前から、司会者である、
株式会社ヒットコンテンツ研究所の吉田就彦社長がtwitter発信。
「もうすぐ始まります」
「生放送より緊張する・・・」
などの発言が続き、業界で大変長い経歴をおもちなのに、
(そのすごい経歴は上記ブログで書きました)
非常に緊張されている様子が伝わってきます。
そうして番組がスタート。
□ □ □
はじめのうちは、twitter参加者が少なく、
司会者1名の発信と、視聴者数名の発信という状況でしたが、
時間が経過していくうちに、
活況を呈していきました。
それは、「テレビとの連動感」の不思議さがあったためでしょう。
様々なコメントを拝見してみると、
具体的には、例えば
「いまテレビに出ている本人が、発信している!」という不思議な感覚、
「この撮影の裏舞台には、こんなことがあって・・・」などの裏情報が、
番組と同時進行で得られて、「へぇ・・・」と落ちる感覚、
などがあったようです。
「素朴な質問や意見を書き込んでみたら、
番組出演者が、放送中に、即座に回答を寄せてくれた!」というのも、
従来のテレビでは体験できなったこと。
ここにも、「おぉ!」という感覚が起きたことは想像に難くありません。
□ □ □
私は当初、本音を言えば、
「テレビとtwitterを連動させて、何が面白いのだろうか?」と
思っていました(笑)。
「テレビ番組なのだから、テレビを見るだけで良いじゃないか」と。
当日、たまたま時間があったので、
「どんな感じなのか、twitterも見てみるとするか・・・」と思い立ち、
そうして、twitterの「時創人」関連タイムラインを眺めているうちに、
私自身、その「不思議な環境」に吸い込まれてしまったのです。
このみんなが味わったであろう「不思議な感覚」というものが大事で、
「今までに無い不思議な感覚」こそは、
「新しい可能性の萌芽」と同義だと思うのです。
□ □ □
私の場合、
「視聴者」であり、かつまた「出演者」でもあるという、
二つの立場を経験することができました。
「出演者」と言っても、出たのはわずか十数秒程度。
そのため、ほとんど「視聴者」と変わらないのですが、
それでも、視聴者からの発言で、
タイムライン上に、
サムスルや私に対する言及が出てくるようになると、
それは、
まさに「出演者」としての立場を経験させてくれるものとなりました。
□ □ □
「番組開始前の利用」や「番組終了後の利用」ではなく、
「番組放送中の利用」に絞って書くと、
出演側と視聴側と、
いずれにおいても、メリットとデメリットがあるなぁと思いました。
大きく思いついた点を、ざざっとまとめると、以下の通りです。
【メリット】
・出演者と視聴者の相互に「一体感」が生まれる。
(本人も視聴側も、ワクワクした発言が多い)
・「時創人」に関する情報の受発信に意識が集中される。
(twitter利用は番組に関する「ながら」であり、
番組以外の「ながら」を防止できる)。
・番組担当者による発信が容易。番組内容の理解がすでに済んでいるため、
改めてテレビの内容を理解する必要が低く、発信に集中できる。
視聴者に、いろいろな補足情報を発信できる。
・番組出演者に質問して、すぐに回答を得られる可能性がある。
・視聴者が何を感じたか、リアルタイムに反応がわかる。
【メリットであり、デメリットでもある】
・テレビを見ていて思ったことや感じたことが、気楽にすぐに発信される。
【デメリット】
・上記の反面で、内容より見た目、本質より表層に関する情報も増えやすい。
(例えば、見た目が9割という「メラビアンの法則」に影響されて、
番組内容についての意見より、出演者の容姿に話題が移る等)
・テレビとtwitterの両方からの情報を同時に吸収することで、
テレビが発信する内容の理解が薄まる(聖徳太子は別にして)
結果として、本質より表層・・・が促進される。
・見過ごした映像部分を知るにはtwitterのタイムラインに頼るようになり、
そうすると、テレビよりtwitterに意識が行ってしまう。
□ □ □
結論として、
・テレビを見て内容を咀嚼する
・twitterで発信する
の2点に集中できれば問題ないですが、
・テレビを見て内容を咀嚼する
・twitterで発信する
・twitterを見て内容を咀嚼する
・またtwitterで発信する
の全部となると、テレビの理解度が極めて下がるということ。
また、上記に指摘したように、
「深い思考より、浅い思いつき」になりがちだということです。
□ □ □
一方で、
「番組が発信する」のではなく、
「番組出演者が発信する」ということは、
視聴者に大きなインパクトを与えることができるという点。
また、視聴者とふれあいがもてるということは、
出演者にとってもインパクトがあるということ。
ここから生まれる「一体感」と「ワクワク感」の絆こそが、
「新しい可能性」の源泉になるということですね。
□ □ □
新たな可能性を生み出す可能性がまったく無いのではなく、
新しい可能性はある。
でも、まだまだ課題はたくさんある。
「まだまだ」ではあるものの、
追求したり試行錯誤したりする価値は大いにあり。
ありきたりの結論かもしれませんが、
そんなことが言えるのではないかなと思いました。
機会があれば、
番組当事者としての実験や、そんな番組の企画など、
ぜひ携わってみたいものです。
【このテーマ:おわり】
■追伸:
この「時創人」のtwitter実験で、もったいないなぁと思ったのは、
放送中に、画面にこのことの表示が無かったこと。
「本番組では、番組出演者がtwitterでも情報発信を同時に行っています。
ハッシュタグは ●●です」
などの表示があれば、もうちょっと活性化したかもしれません。
2010年2月23日 渡邉 裕晃

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