【6/1創刊】「毎日RT」(毎日新聞社のtwitter連動デイリーペーパー)

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6月1日に、新しい媒体が創刊になります。
毎日新聞社の「毎日RT」。
週6日刊、月1980円で、
新聞同様に、毎日宅配される仕組み。
特徴は、twitterと連動する新聞であること。
同社のサイト「毎日jp」で、過去24時間のアクセスランキングを集計。
人気だったニュース記事を10個取り上げて解説するだけでなく、
それについてtwitterで投稿されたコメントを抽出して、
その抜粋を紙面に反映していくという斬新な試みです。
 
創刊0号のトップ面。親指あたりに「twitter」の文字
【写真:創刊0号のトップ面。親指あたりに「twitter」の文字】


 
 
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twitterを始めとするソーシャルメディアに注目が向かう昨今。
私もこの分野には、強い注目をしています。
ネットに押され気味な新聞社が、
あえてソーシャルメディアを活用しながら、
「紙との連動」にもこだわるという姿勢。
ぜひ詳細を知りたいと思い、
今回、そのご担当の方のお話をうかがう機会を得ました。
 
毎日新聞アドレスではなくtwitterアドレスが記載されている点に注目。新聞社媒体としては驚き
【写真:毎日新聞アドレスではなくtwitterアドレスが記載されている点に注目。新聞社媒体としては驚き】
 
 
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明治大学・商学部の人気講座「ブログ起業論」。
そのゲストとして、担当の方がいらしたのです。
同社代表室 兼 学芸部記者の中島みゆきさん(!!)。
水と緑の地球環境本部記者の佐藤岳幸さん。
 
講義「毎日RTが目指すこと」。毎日新聞の中島みゆきさん!から
【写真:講義「毎日RTが目指すこと」。毎日新聞の中島みゆきさん!から】
 
今回の「毎日RT」の取り組み。
twitterマーケティングに関心のある一般の方向けの講演であっても、
注目される分野であるはずなのに、
学生の皆さん、本当に恵まれていますね・・・。
なお、「ブログ起業論」については、こちら。

(参考:過去ブログ記事)
 
■2009年4月15日
今年も開講!噂の名物講義、明治大学(商学部)の「ブログ起業論」
大学でブログを学ぶ?|明治大学「ブログ起業論」という名物講義!
明治大学(商学部)で開催されている、噂の名物講義、通称「ブログ起業論」。 書籍「メール道」、「ブログ道」の著者としてもお馴染み、 久...

 
 
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この「毎日RT」。
背景や位置づけなど、同社のリリースから抜粋してみると、
以下のようになります。
 
 
株式会社毎日新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:朝比奈豊)は、ツイッター(Twitter)などによる読者の声を生かしたデイリーペーパー「MAINICHI RT」を創刊します。
インターネットの双方向機能を活用し、読者とともに紙面をつくる新しい形のメディアを目指すもので、これまで積極的には新聞を購読していなかった若い世代がターゲットです。
毎日新聞の総合ニュースサイト「毎日jp」(http://mainichi.jp/ )のアクセスランキングからニュースを選んだうえで、関連情報、解説記事などを加え再構成して掲載。「読者がニュースだと感じたニュース」を最優先で報じます。
月曜日を除く週6回の発行を原則とし、毎日新聞の販売店から朝、お届けします。
■リリース
毎日新聞社が新媒体「MAINICHI RT」を創刊(2010/5/7)
■「毎日RT]公式ページ
■twitterアカウント
@mainichiRT
■「毎日RT」専用twitterハッシュタグ
#mainichiRT
・創刊日:2010年6月1日
・判型:タブロイド判24ページ
・発行部数:約5万部を予定(発刊時)
・発行エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
・定価:1,980円(月額、消費税込み)
◇「RT」とは
ツイッター用語の「Re Tweet」(リツイート)から発想したタイトル。このほかにReal Time、Read Tomorrow、Reliable Text、Rare Tactics?など、さまざまな意味を込めています。ツイッターアカウントは「mainichi RT」

 
 
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6月1日に創刊となる同紙ですが、
4月31付の見本紙(第0号)を拝見しながら、
いろいろなお話をうかがうことができました。
 
どのページもtwitterと連動
【写真:どのページもtwitterと連動】
 
・新聞の収益源は「広告収入」と「購読料収入」で成り立っていること。
・新聞広告の市場の落ち込みにより、上記の比率は次第に、
 「4:6」→「3:7」→「2:8」と変化しつつあること。
・「購読料収入」の比率が上がっているものの、
 それでも「購読料収入」の絶対額は下がっているという現実。
購読者を増やす!という観点から現状分析をした場合、
若い世代の読者が少なくなっていることが大きく、
「若い世代に読んでもらえる新聞をつくるには?」が出発点であること。
 
 
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メインターゲットを30代とした場合、
彼らを分析したところ、
・学生時代からネットや携帯を使用している世代
・新聞を取らないにしても、情報に積極的な人が多いということ
・「いらないものは買わない」というスタンス
などが挙げられ、特に大事な点として、
・「上から目線」を嫌う人が多い
というところに注目。
それゆえに、
「読者と共につくる媒体であるべき」という観点から、
twitter連動というコンセプトに至ったという話でした。
そして、新聞社がネタを決めるのではなく、
アクセスランキングで多くのアクセスを集めたニュースを
取り上げるというスタンス。
 
「毎日jp」のアクセスランキングが紙面に。全部140字で解説するこだわり
【写真:「毎日jp」のアクセスランキングが紙面に。全部140字で解説するこだわり】
 
 
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twitterユーザーは、
ポジティブで親切、積極的で愚痴が少ないというのが見立てのようで、
そうした建設的な人たちをつくりあげる媒体というのは、
意味があると。
また、ソーシャルメディアの特性である
「人とつながれる」「瞬時に情報が流通する」という点については、
新聞にはできない優位性であり、
一方で、包括一覧性など、紙の良さも一方で存在し、
その両方を「良いとこ取り」していく媒体として、
今回の「毎日RT」を打ち出していくという話が展開されました。
 
コンセプト。ソーシャルの良さと紙の良さの重なるところで勝負!
【写真:コンセプト。ソーシャルの良さと紙の良さの重なるところで勝負!】
 
 
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今回、背景から狙い、コンセプトなど、
いろいろなお話をうかがって、
「興味深い」「面白そう」「楽しみ」・・・
という感想をもったものの、
「新しい購読料収入を盛り上げていく起爆剤になるのか」という観点については、
正直なところ、その成否は見えませんでした。
(この日の授業の最後で、
 この事業の今後について私にコメントを求められたのですが、
 うまい回答ができず・・・、会場の皆様、失礼いたしました)
 
 
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ただ、新規の取り組みとして、
「興味深い」「面白そう」「楽しみ」という点は
重要だと思っています。
 
発刊までのあゆみ。事業の立ち上げはいつでも興奮もの。起業家の私だけ?(笑)
【写真:発刊までのあゆみ。事業の立ち上げはいつでも興奮もの。起業家の私だけ?(笑)】
 
新しい要素があるということは、
結果についても、新しい動きをつくることができる、
思いもよらない成果や展開を生み出すことができる、
ということでもあるからです。
やりながら改善していくことで、
やりながら新アイディアを展開していくことで、
面白いものができる可能性。
私はそこにこそ、注目をしたいと感じました。
 
 
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従来の新聞では、
ユーザーが新聞社に意見を提供するということは、
いわゆる「投書」くらいしかありませんでした。
また、有名人でなくても現場感覚に優れた方はたくさんいて、
テレビのコメンテーターの声よりも、
市井の「実は専門家よりすごい」一般人の声の方が
はるかに意味があったりする。
そうした声を、新聞社が引き上げていくことには大きな意味があります。
 
twitterコメントだけで構成されるページも
【写真:twitterコメントだけで構成されるページも】
 
 
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そうした「今後の可能性」という点では、
非常に面白いところがあると思っています。
テスト紙面を拝見すると、
「もっとこんな風にしては?」と思うところもありますし、
現状のウェブやtwitter運営を見ていても、
同じように思うところが多々あります。
でも、従来の新聞に比べると、
いろいろなことが試していける!という部分は、
非常に大きな可能性の萌芽になっているものと思っています。
 
 
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今回、様々なお話をうかがって、
ぜひいろいろと関わっていきたいものだと思った次第です。
ソーシャルメディアの台頭で、
あらゆる産業や組織に変化が訪れ、
またそれはどんどん加速していくはずですが、
こうした新しい可能性もまた、どんどん出てくるのでしょう。
 
 
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一般人が新聞社に意見する。
一般人が新聞社に投稿し、それが容易に掲載される。
「肩書き」より「意見の質」で勝負できる。
新聞社の運営に提言ができる。
例えばそんなこと。
 
テレビ欄にもtwitter欄が用意されています(写真はダミーですが)
【写真:テレビ欄にもtwitter欄が用意されています(写真はダミーですが)】
 
これに、「傍観者」ではなくて「参与者」として関われること。
こんなに面白い時代は無いのではないでしょうか。
私自身も、できうる限り、いろいろ関わっていきたいと思います。
皆さんもぜひ。
 
 
 
 2010年5月14日             渡邉 裕晃
 
 
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