モロゾフさんのチョコレート会社が廃業していたという衝撃

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いやぁ、びっくりしました・・・。
(私だけのマニアネタかもしれませんが)
昨日は、8月15日。終戦(敗戦)記念日です。
ちょうどその夜、調べたい会社があって、
ウィキペディアにアクセスしてみました。
昨年の、ぴったり8月15日、
その会社は神戸での80年もの歴史に幕を閉じ、
廃業をしていたのです。
びっくりです・・・。


その会社は、コスモポリタン製菓
創業者は、フョードル・モロゾフさん。
「モロゾフ洋菓子店」として起業された会社は、
「神戸モロゾフ製菓株式会社」となります。
その後、経営陣の内紛によりモロゾフ一家は追い出され、
「バレンタイン製菓店」として再スタートします。
(モロゾフ家なきモロゾフ製菓が現在の「モロゾフ株式会社」です)
 
 
     □     □     □
 
 
どうしてびっくりしたかと言うと、
先週の夏休み期間に私が読んだ唯一の本が、
コスモポリタン物語」だったからです。
同社の歴史をまとめた自費出版本。
なので、流通に乗っていません。
そしてこの本には、サイン入りになっています。
誰のサインか。
それは、同社2代目社長、バレンタイン・モロゾフさんです。
 

■ヴァレンティン・フョードロヴィチ・モロゾフさん
 (Valentine Fedorovich Morozoff)
 (1911年3月1日 – 1999年1月23日)
 [wikipedia へのリンク]

 
「コスモポリタン物語」を読む私(笑)
【写真:「コスモポリタン物語」を読む私(笑)】
 
ちなみに日本のバレンタイン・デーの発端は、
同社が1936年、日本国内の英字雑誌に対し、
「バレンタインチョコレート」の広告を出したことが最初だそうです。
 
 
     □     □     □
 
 
なぜサインが入っているかと言うと・・・、
私の妻が、以前、神戸を歩いていた時のこと。
鳩にエサをあげている白人のおじいさんがいました。
私の趣味は「時の運と人の縁を磨くこと」ですが、
縁をつかむことにかけては、私に負けず劣らずの妻。
妻は、そのおじいさんと親しくなり、
「私の工場を見るか?」と言われ、
見てみたところ、なんとモロゾフさんだったのです(笑)。
こういう出会いって、面白いですよね。
そうしてモロゾフさんからいただいたのが、この本です。
 
 
     □     □     □
 
 
以前から、妻から読んでみるようにと言われつつも
放置していた一冊。
夏休みを利用して読んでみたところ、
モロゾフ一家のご苦労がしのばれて、
もう、ひきつけられるように、一気に読み上げてしまいました。
それこそ、家族ぐるみで困難に立ち向かうという姿。
ロシア革命の難を逃れるようにして中国、日本、アメリカ、
そして日本へという家族の大移動。
仕事でどんなに困難なことにぶつかっても、
どこまでも楽観さを失わずに闘う姿。
感銘を受けました。
(社史なので、若干割り引いて読まないといけないのでしょうが)
 
 
     □     □     □
 
 
苦労の数々を経た上で、
モロゾフさんが語ったと言う言葉、
もう人生おしまいだ!というような時であっても、
 まだ50%の可能性は残されているものだ。
 一生懸命に考えて、できることにチャレンジせよ

彼らの苦労の歴史と重ね合わせると、
もう、涙が出そうになりました・・・。
強い経営者ですね。闘う経営者。惚れました。
 
 
     □     □     □
 
 
ここの歴史。本当にすごいのですよ。
流通に乗っていないので、書店で購入できないのが残念です。
至るところに、いろいろな歴史があるのだなぁと思うと同時に、
もっともっと視野を広げて、
たくさんたくさん見てまわらねばと思う、
そんな瞬間を与えてくれました。
廃業。残念です。
もっと早く読んで、
おうかがいしてみるべきだったな・・・と悔やまれてなりません。
ちなみに、一方のモロゾフ株式会社は
東証一部の上場企業。
皮肉なものです。
 
「コスモポリタン物語」を読む私(しつこいですね、犬が寝ています:笑)
【写真:「コスモポリタン物語」を読む私(しつこいですね、犬が寝ています:笑)】
 

(参考:samsul.comブログから)
 
■2008年2月14日up
 バレンタインデーで想起する、モロゾフ家の壮絶な歴史

■2010年2月14日up
 バレンタインで思い返したい、ある経営者一家の苦労の姿


サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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