【地域で支える子育ての姿】インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由

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インドネシアで暮らしていると「子育てのしやすい環境だな・・・」と感じることがよくあります。

これは今年の4月の出来事なのですが、家族で近所のレストランに行った時のことです。食べ終わって休憩をしていたら、小学3年生になる息子が、どうやら退屈をし始めた様子。しばらくすると隣のカフェに向かって行きました。まだ内装工事中のカフェ。「工事中だから、入っちゃダメだよ!」と言おうとしたものの、すでに息子はカフェの中に。

すぐにテーブルに帰って来た息子。興奮した様子で「パパ、あのカフェすごいよ! 工事中だけど、すっごくきれいなんだよ!」って。

地域で支える子育て。インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由【写真:美しい内装デザイン、完成が楽しみ!】

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ちらっと中を見てみると、実に素敵な内装デザインが展開されていました。

息子は店の美しさに惹かれたようで、紙とペンを取りだすと、また工事中のカフェに戻っていきました。しばらく帰ってきません。「何をしているんだろう?」と思って見てみると、真剣な表情でカフェの内装をスケッチし始めているじゃないですか。

地域で支える子育て。インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由

地域で支える子育て。インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由

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もちろん「工事中」のカフェなので、入ってはいけないはずの場所。

たまたま工事の作業が行われていない時間帯のようで、静かな環境でした。息子はかなりスケッチに熱中しているようで、しばらく帰ってきません。

地域で支える子育て。インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由

のぞきに行ってみると、なかなかに真剣な表情で描いています。こんなに真剣に熱中する姿を見るのは久しぶりです。

「工事中」とは言え、危ない環境ではないので、遠目で見ながらしばらく様子を見ることに。

しばらくすると「やはり」と言うべきか、工事スタッフの方が出てきました。
「まずい。もしかしたら無断侵入で怒られるかな・・・」と思ったら。

地域で支える子育て。インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由【写真:マネージャーがやってきた! 怒られるのかな・・・と思いきや】

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なんと、内装業者のおじさんたち、総出で息子を歓迎してくれて(笑)

しかも、息子はスケッチの指導まで受けていました・・・。これにはびっくり。さすがインドネシア。日本では考えられない光景です。

地域で支える子育て。インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由【写真:親身になって教えてくれています!】

内装デザインを担当しているマネージャーの方のようで、息子のスケッチしている姿をじーっと見た後、後ろに回って息子に話しかけます。

挨拶程度かな・・・と思ったら、だんだん指図をし始めて、「もっとこうして描くといいよ」みたいな具体的なアドバイスをもらっていましたよ。

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インドネシアで暮らして感じるのは、社会全体で子供を歓迎しようというムード。子供に対して、温かい視線を強く感じることが多いです。

「地域の人が子育てに関わっている」とまで言うと大げさかもしれませんが、今回の内装デザイナーの方のように、自然と子供に関わっていくスタンスが感じられるんですよね。

もちろん「工事中の現場に入っていくのを放置するのは危ない」とか、「知らない人に襲われたらどうするんだ?」という声が出てくるのは承知。実際、その危険性が無さそうなのを確認したから、そのままにしたのですが・・・、まさかこんな展開になるとは驚きでした。

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しばらくしてレストランのテーブルに戻ってきた息子。

「どうだった?」と聞くと、もう満面の笑みで「あのおじさん、すごいんだよ! いろいろ教えてくれて。見て、こんなにかっこいい絵ができちゃった!」って。それこそ、興奮しながら語るんです。

「こんなふうに書いたら、飛び出して見えるような絵になるなんて、知らなかったよ・・・」って。息子がはじめて描いた立体のスケッチでした。

地域で支える子育て。インドネシアで「工事中」のカフェに入った息子がデザインの楽しさを覚えて帰ってきた理由【写真:おじさんのアドバイスで出来上がったスケッチ】

そんな息子との会話を、そのマネージャーのおじさんは遠くから見ていてくれました。僕らに笑顔を送ってくれて。

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子育てって、自分の子供のことだけでも精一杯になるものですが、機会があればもっと他の子供たちとも関わっていくべきかもしれないな・・・って、このおじさんから教わった想いです。

そもそも「子育て」って、親だけがやるものではなくて、地域とか社会全体からの支えがあって、はじめてバランスのとれた広い視野からの教育が成立するものなんですよね。

「子供がうるさい」とか、「なんだ奴らは・・・」みたいな視線を浴びながら過ごすのか。こうした温かい眼差しと会話に支えられて育つのか。

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もちろん、私は「日本がダメでインドネシアが素晴らしい」と言うつもりはありません。

でも、自分の子供だけでなく、もっともっとたくさんの子どもたちに関わっていくことが大人の責務なんじゃないかなと感じた次第です。未来はそんな子どもたちが担っていくわけですからね・・・。

今回めぐりあったデザイナーさんの心遣い。ホントに素敵でした。こんな素敵なヒトコマ。これからもブログにつづっていきたいなと思っています。

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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