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第4回「新宿区・産業振興基本条例に関する懇談会」(産業の位置づけと条例の方向性)
新宿区の「産業振興基本条例に関する懇談会」。
「区民委員」を拝命しているのですが、
今回、その第4回目の懇談会に出席してきました。
正式な名称は、
「第4回(仮称)新宿区産業振興基本条例に関する懇談会」です。
今回の論点は、
| (1)「新宿区の産業の役割・位置づけ」 (2)「条例の方向性」 |
の2点について。

【写真:第1回懇談会の風景(左奥の青い服の女性が新宿区長)】
□ □ □
懇談会の委員に就任した背景や、
委員としての自分なりの思い入れ、
また、今までの懇談会の様子などは、
過去のブログに書いてきました。
(このブログ記事の一番下にリンクをまとめました)
なお、毎回の懇談会の様子や資料については、
新宿区のホームページでも開示されています。
| ■平成21年10月30日 区内産業の一層の活性化を目指して (仮称)新宿区産業振興基本条例に関する懇談会を設置 http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/whatsnew/pub/2009/1030-02.html ■第1回:http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/sangyo01_000105.html ■第2回:http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/sangyo01_000108.html ■第3回:http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/sangyo01_000113.html |
□ □ □
今回は、議論に入る前に、
懇談会の副会長による講話が行われました。
三鷹における地域産業活性化についての事例紹介。
NPO法人「シニアSOHO普及サロン・三鷹」の活動を取り上げて、
地域の課題解決と高齢化の逆活用についての話が紹介されました。
アイディア次第で、まだまだいろいろなことができるもの。
お定まりの既成観念にとらわれてはいけないということを再実感。
□ □ □
そして、議論は、以下2点へ。
| (1)「新宿区の産業の役割・位置づけ」 (2)「条例の方向性」 |
まずは、今までの懇談会で議論されたことの振り返り。
区役所の皆様が、
毎回の各委員の発言を、非常にわかりやすくまとめて下さって、
議論に参加するメンバーとしては非常に助かっています。
文字でまとめるだけでなく、きちんと図式化までしてくれて、
会を重ねるごとに、次第に条例のかたちに近づいていけるので、
とてもわかりやすく、ズレの少ない議論展開になっているように思います。
あえて私が言うことではないですが、
区役所の実務スタッフの皆様、本当に優秀です・・・。
□ □ □
ちょっと端折って書きますが、
今までの議論、また統計などの分析の結果、
新宿の特徴として立ち現れてきたのは「多様性」というポイント。
さまざまな産業があり、
オフィス街があれば、エンタメ街もあり、
住宅街もあれば、工場もあり、
住民に占める外国人比率は全国ナンバーワン。
昼間人口も含めれば、大消費地、大経済圏であり、
何でもそろうし、何でも存在するという都市。
10人に1人が外国籍で、
20歳で横切りにすれば、外国人比率は6人に1人の割合です。
□ □ □
それは、
ともすれば「何でもあるので、逆に特徴が無い」という見方もできます。
今後の新宿の産業振興を考えるとき、
目指すべき道や特徴をどれかひとつ決めて明確化すべきでは?
という議論もありました。
たしかにそうかもしれません。
でも私は、
「実は、それ自体が特徴として言えるのではないか」
というお話をさせていただきました。
多様性という現実がある以上、
何かひとつにテーマを選択する必要はなくて、
逆に、何かひとつに定めることは、
多様性という現実を無視するかたちにすらなると思うのです。
だからこそ、多様性こそが特徴であり、
多様性ゆえのメリットをこそ、今後の発展に向けた道として活かすべきだと。
□ □ □
多様性を認めるということは、
さまざまな存在を認めるということ。
いろいろな文化を認め、
いろいろな意見や表現活動を認めること。
さまざまなヒトを認め、
さまざまなチャレンジを認めること。
そのことは、
古いことも、また、新しいことも尊重し、
地域を認め、日本を認め、世界を認めることになる。
□ □ □
何かを始めることもしやすく、
世界と交流することもしやすく、
リアルにおいても、ネットにおいても、活発な交流の道をつくることになる。
産業にひきつけて言えば、
新規事業を支援する力にもなり、
伝統産業における新しい試みを支援する力にもなる。
そうした動きに加速をつけたり、助けたり、
そのための交流やコミュニケーション活動を認める社会になる。
□ □ □
新しい働き方、新しい家庭造りのあり方、
新しいコミュニティーのあり方、新しい地域づくりや社会貢献のあり方、
そうした道を走りやすい地域として歩む。
企業であれば、いわゆる「正しい中小企業」を増やす流れになり、
新しい、ソーシャルカンパニーを生み出す流れになる。
おのずと、そこに集う人たちは、
新しい時代を担う、自らを磨き、他に奉仕する、
いわば「ソーシャルマン」を目指す集団として相互に助け合いつつ活躍できる。
□ □ □
漠然としているかもしれませんが、
私は多様性を認め、多様性ゆえのメリットを打ち出していくことこそが、
新宿の特徴を活かした道ではないかと思っています。
それは、「多様性の中の統一」とでも表現できるかもしれません。
実は、自分だけでも精一杯、とか、
会社だけでも精一杯とか、そういう事情があることはわかります。
したがって、周りに貢献していく流れに抵抗を感じる声も
無いでは無いですが・・・、
私は、多様性ある新宿が、今後も他の自治体からの見本にもなり、
また、より多くの企業と人が集まってくるような、
「夢の実現が可能な新宿」をつくりには、
こうした道を示すことが大事では?と思っています。
□ □ □
今回の産業振興条例は、いわゆる「理念条例」であり、
個別具体的な政策をつくるというものではありません。
大局的な観点からの理念づくりになりますが、
私は、この30年、50年、100年を見据えるならば、
たとえ抽象的であったとしても、そうした大きな道を示すことが
大事ではないかと思っています。
というわけで、今回の懇談会も、あっという間に終了。
皆様の意見もいろいろとうかがえて、本当に勉強になります・・・。
□ □ □
次回の懇談会は「産業が活性化していくための環境」について。
いよいよ、条例の骨格が少しずつ見えてきました。
毎回の議論をふまえて、
区のスタッフの方が、条例案の草稿を形作ってくださるのですが、
資料を拝見していると、私の発言が盛り込まれているのを見て、
思わずハッとさせられることもあります(笑)
責任感も重大ですが、
より良い社会造りに向け、よりよい成長空間の実現に向け、
微力ながら、がんばっていきたいと思います。
| (参考:過去ブログ記事) ■2009年9月14日 新宿区の産業振興・区民委員を拝命いたしました。 http://www.samsul.com/diary/post-778.php ■2009年10月26日 ■2009年12月22日 ■注: ■2010年2月24日 |
2010年4月27日 渡邉 裕晃

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【 1×1×1=100を創る「成長縁(R)」創出カンパニー 】
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