「月心居」(東京・表参道)「前世が野菜だった」というサムライが提供する凛とした野菜懐石

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■おすすめの食事場所:東京・表参道
 「前世が野菜だった」というサムライが提供する凛とした野菜懐石
 「月心居
 
最近、次第に
「渡邉さんのブログで紹介されたお店、追いかけていってます」
という声を聞くことが増えてきました。
嬉しい反面、
本当に良いお店を紹介しないとバチがあたりそうです・・・。
さて、そんなわけで、今回ご紹介するお店は、こちら。
 
原宿とは思えない、たたずまいを見せる入口。寒かった・・・"
【写真:原宿とは思えない、たたずまいを見せる入口。寒かった・・・】


表参道ヒルズの裏手。
神宮前小学校のすぐ近く。
閑静な住宅街の一角にある精進料理の店です。

お世話になっている方から、
ぜひどうぞと誘われて行ってきました。

まず、こちら。店内の写真撮影が禁止なのです。
以下、文章だけで、お楽しみください・・・。
 
 
     □     □     □
 
 
「月心居」さんの特徴の一つは、野菜料理であるということ。

一般的に「料理」というと、
肉や野菜がメインになることが多いですが、
こちらは、野菜がメイン。

後述するように、「前世が野菜だった」とおっしゃるご主人だけあって、
非常に手の込んだお料理が次から次へと出てきます。
もう、野菜だらけ・・・(笑)。

そして、メニューはコース料理の「おまかせ」のみ。

月ごとにメニューが変わっていくようですが、
基本的に、食材は全部で、20から40種類も使われているようです。
ちなみに、最後に食材のお品書きをいただいたのですが、
私が行った時は全部で28品目でした。

転載列挙すると、以下の通り。
・防風
・金柑
・粟麩
・山葵
・生椎茸
・蓮
・アボカド
・金時人参
・菊菜
・油揚
・牛蒡
・菠薐草
・新小豆
・芹
・小松菜
・銀杏
・三ツ葉
・干椎茸
・柿
・柚子
・萵苣薹
・丸大根
・栗
・干柿
・生姜
・花百合根
・小蕪
・慈姑

これで28品目ですが、これ以外の食材も使われていました。
こんな感じで、いろいろな新鮮野菜を使いつつ、
「えっ、これ、野菜だけで出来ているんですか?」と思う程の
驚きの品々が続々と。

「野菜だけだからすぐに満腹になることはないだろう」と思いきや、
さにあらず、最後までたどり着くのが大変でした。
「おいしいのに入らない!」という贅沢な悩みに陥ります。

そういう意味では、懐石と言うよりも、
「懐石志向の会席」と表現すべきかもしれません。
どれも、工夫の凝らされた逸品です。
 
 
     □     □     □
 
 
小さなお店で、カウンターが6席ほど。
あとはお座敷が数テーブルというところでしょうか。

今回はカウンターでいただきましたが、
ご主人の所作が実に小気味良く、
凛として美しい・・・。 

渡辺謙さんを彷彿とさせるご主人で、
(お伝えしたら、かなり照れていらっしゃいましたが)
渡辺謙さんというか、サムライのような気迫すら
漂っておられました。

全体的に、心づくしのお店ですが、
どちらかというと、京都っぽい心づくしですね。

人によっては、つっけんどんな感じを抱く方も
ひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。
でも、京都流のおもてなしって、こんな感じですね。
 
 
     □     □     □
 
 
お腹いっぱいなのに、
最後の「お食事」、炊き込みご飯が、
これまた絶品。

隣のカウンターに座っていた方々も、
もう食べられない・・・なんておっしゃりつつ、
みなさん、炊き込みご飯、おかわりされていました。

一品一品をよそうご主人の動きを見ていると、
大変な職人魂を感じて、気持ちが引き締まります。

でも、なぜか、とても暖かい愛情も感じます。
とにかく凛とした不思議な空間でした。
 
 
     □     □     □
 
 
外国人客も多いようで、
私が行った時には、イタリア人夫婦がいらっしゃいました。
口コミで広がっているようです。

このご夫婦は、翌日、熱海の蓬莱に泊まり、
その後、京都の俵屋へ行ってから、
イタリアに帰るのだとおっしゃっていました。

良いご旅行をされていますね。

野菜料理の好きな方だけでなく、
「肉か魚がないと食べた気がしない」という方にも、
特に、奥深い味を堪能されたい方には、
おすすめです。
その際は、カウンターでこそ雰囲気を味わえる、
「これぞサムライ会席!」を、ぜひお試しあれ。
 
 
最後に、2001年5月27日に、テレビ「情熱大陸」で放送された内容を
ご紹介しておきましょう。
ご主人の棚橋様を取り上げたものです。
 

■(参考引用):テレビ情熱大陸
2001/05/27 ON AIR)より
棚橋俊夫
熊本県生まれ。40歳。
筑波大学で農業経済学を専攻。
そこで、「哲学は机の上ではなく生活の中にある」ことを学び、料理の世界で実践することを志す。
27歳から3年間、滋賀県大津の禅寺「月心寺」で修業。
庵主・村瀬明道尼に1日も休むことなく仕え、精進の心とその料理をたたき込まれた。
1992年 自らの店「月心居」を東京・表参道に開く。
マスコミの取材を嫌い口コミでだけでその存在を知らしめてきたが、今では、海外からのVIPなどがお忍びで訪れることも少なくない。
「植物全般、動物より偉大だと思っています。私ね、変なこというようだけど前世は野菜だったと思ってるんですよ。野菜に生かされてるわけですから、人間なんてね。しょせん自分だけでは生きていけないし、大地の恵があって生かされてるんですから。そういう意味もあって、 もっと謙虚になっていいもの作っていきたいなぁと思いますね」
「伝統というのはね、僕が思うのは、ただただ古いものを守るということではない。新しいゆえに伝統が生きてくるわけで、埃かぶったりカビはえたようなものを大事にしててもしょうがない。そりゃ先人の知恵とかね、もうすばらしいものがあると思いますし、そういうのはもっともっと勉強しなきゃいけないと思いますよ。そういうのは勉強したうえで、さらに一歩でも前に向いて歩むこと、それが伝統を引き継ぐ事だし、伝統を大事にすることにつながると思うんですね」

 
 
■場所
住所:東京都渋谷区神宮前4-24-12
電話:03-3796-6575
営業時間:18時から20時(入店時間)
定休日:日曜
備考:完全予約制 
 

 
■後日の追記
その後、2007年末に閉店されたそうです。残念!
ネットで検索すると、以下の2記事を見つけましたので、ご参考までに。
アエラ:私が店を閉める理由(2007.12.17.)
ブログ:愚短想(68) 一生にわたる後悔

 
 
 
 2007年1月23日            渡邉 裕晃
 
 
サムスル 
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