今回ご紹介するお店は「原始焼・二代目・魚々子（ナナコ）」。西新宿の大通りから1本裏手に入った路地にあるお店。ひょっこり現れた開店ホヤホヤの隠れ割烹居酒屋です。
店名である「魚々子」の読み方がわからなくて、「うおうおこ」で検索する方もいるようですが、読み方は「ななこ」です。
家族連れのランチでも、会社の仲間と楽しむ夕食でも、まるで通い慣れた自分たちだけの「秘密基地」のような「おこもり感覚」で楽しめます。ぜひオススメです。
目次
西新宿とは思えない魚々子の隠れ家感！
【写真：店内の雰囲気】
私の会社がある西新宿には、多くの食事場所があります。ただ、大通りまで出れば小奇麗なお店があるものの、会社のすぐ近く（大通りから１本入った細い路地）のエリアとなると、小さくて味わいのある、地元感たっぷりのお店がほとんど。
そんな中、外見を見て、あまりのきれいさと気合ぶりに「おおっ」と思って、期待感をそそられたのが、先日オープンしたばかりの、このお店「原始焼：二代目・魚々子」（ななこ）なのです。
とにかく魚がおいしい！魚々子の原始焼の魅力
【写真：自慢の魚料理!! 見るだけでもおいしそう・・・】
「原始焼」と言って、炭火の炉でゆっくりと焼き上げる焼き魚が美味。たくさんの魚が揃っています。
以前、お店を訪れた際、佐渡の「のど黒」をいただいたのですが、あまりのおいしさに、びっくりしました。
店長といろいろ話をしていたら、メニューに載っていない、今まで聞いたことの無いような魚まで出していただいたことがあります。これがまた、とんでもない美味！
ある魚の開きを見せられて、「この魚、ご覧になったことあります？ たぶんなかなか見ない魚だと思いますよ」と、ご主人。
「左下に刻印がありますよね。これから有名にしようとしてる最中の魚なんです」といわれて、「へぇ、いまからブランディングしていく魚なんてあるんですか・・・」なんて。
ここは、単なる居酒屋ではないです。
普通の居酒屋で食べる魚、もう食べられなくなりますよ。
そして、お魚以外の、ちょっとした一品料理も、なかなかおいしいです。
魚々子でお酒がおいしく飲める理由
また、飲み物の器にこだわっているのも、ここのお店の特徴です。
たとえばビールグラスは、錫でできています。冷や冷やで、ビールのおいしさが倍増。飲み干すまでの間、ずーっと冷えているのです。私は銀杯でいただくビールが大好きなのですが、そんな感じです。居酒屋にはできないこと。
また、お酒の熱燗をいただくと、錫の器で、お湯でゆっくり温めて出していただけます。おいしいですよー。
さて、カウンターには、こんな穴があいています。
なんでしょう？
【写真：カウンターにあけられた穴】
こんなふうに、熱燗のお猪口を置いてみます。
【写真：お猪口を置いてみると・・・】
そうです。
【写真：お猪口でおいしくいただくための特別なカウンターなのです！】
円錐形のお猪口を入れるための穴。カウンター席には、１席に１穴、設けられているのです。ここで飲む日本酒がたまりません。錫で温められた熱燗は最高でした。
原始焼 二代目魚々子はポテンシャルが高い！
そして、最後にどうしても言いたいのが、ここのお店の今後への期待がとても高いということ。何よりも店長が素晴らしい！今後のポテンシャルが、ひしひしと伝わってくるのです。注目の料理人だと思います。
あの凛として無駄の無い洗練された動き。
小さな変化にも即座に反応する気づき力。
居酒屋の一スタッフにはできない所作で、あれは割烹で働き、将来自分の店をもつはずな方が備えているものなのです。
そうだからこそ、いろいろ話しをさせていただいたのですが・・・、予想通りと言うべきか、別れ際の挨拶も、また、先日、店の外の道ですれ違った時にも、とても感じの良いやりとりができました。
「あぁ、またこの方の魚が食べたい」と思いました。
ここまで言えば、皆さん、わかりますよね・・・。あとは、もう言いません。皆さん、ご自身で「原始焼 二代目魚々子」の魅力を体感してくださいませ・・・。
【参考】原始焼 二代目魚々子の場所と営業時間
住所：東京都新宿区西新宿7-19-22 ダイカンプラザシティ1Ｆ
電話：03-3367-0775
営業時間：午後5時から午後11時30分まで（土日以外は11:30〜14:00のランチ営業あり）
定休日：日曜日
