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時の運と人の縁を究める!!【Samsul's Choice】
   
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「プロペラ機」で行くバリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅

2017年4月 4日
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皆さん、プロペラ機には乗ったことはありますか?

日本では、主に離島の移動など、
限られた路線でしか使われていないようですが、
インドネシアの地方路線では「新規路線の開設」も含め、
活用が進められています。

私が住む東ジャワのマラン。
東ジャワ州で第二番目の都市ですが、
マランからバリ島までの移動は、プロペラ機です。

今回は「バリ島」から「東ジャワのマラン」まで、
「プロペラ機」で行く約1時間の旅をご紹介します。

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅【写真:マランの空港に駐機する Wings Airのプロペラ機(ATR 72-600)】

     □     □     □


まず、これが「ATR 72-600」のプロペラ部分です。

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅

さて、プロペラ機に何度か乗った経験から、

「実際のところ、怖くないの?」
「乗り心地はどう?」
「普通のジェット機とどう違うの?」

という話をしていきたいところですが、
まず最初に「バリーマラン」路線の場所を示すと次の通り。

バリのデンパサールにある飛行場と、
マランの飛行場(Abdul Rachman Saleh Malang)とは、
プロペラ機を使って、だいたい1時間の距離です。

日本へ直行便で一時帰国する際は、
ジャカルタかバリからの出発になるため、
この「マランーバリ」便は、よく使います。

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅【写真:バリ島の空港で待機する Wings Airの「ATR 72-600」】


     □     □     □


この「マラン→バリ」区間を飛んでいるのは、1日1便のみ。
「Lion Air」の子会社である「Wings Air」1社だけです。

「ATR 72-600」という名前の飛行機で、
ATR(Avions De Transport Regional) という会社のもの。
70人ちょっとを乗せることができます。

ちなみにこのATRは、今から35年前の1982年、
フランスのエアバス・グループと
イタリアのアレーニア・アエロナウティカとの共同事業体として
運営されています。

「ATR 72」よりも小さい「ATR 42」(50人乗り)があり、
その2つの種類しか製造していないようです。


     □     □     □


「マランーバリ」便が開通したのは、2011年3月のこと。
私が最初に乗ったのは、その年の6月でした。

最初に乗った時の感想は・・・。

もう乗る前から恐怖!

空港の搭乗ゲートで待っている時に、
いろいろな飛行機を見ていたら、目の前にプロペラ機があるじゃないですか。

「こんな飛行機だったら、怖いだろうな・・・」
なんて思いながら見ていたのですが、
いざ乗ってみたら、ズバリその飛行機が!


     □     □     □


それまでプロペラ機になんて乗ったことが無かったので、
怖かったですね・・・。

ジェット機とどう違うんだろうか?
滑走は、どんなスピードで?
飛ぶ時の角度はどんな感じだろう?
やはり、揺れるんだろうか?

などなど。考え始めたらキリがありません。

皆さんも将来乗る機会があるかもしれないので、
雰囲気をつかんでいただくために、こちらをどうぞ。

Youtubeで探してみたら、
ずばり「マランーバリ」便の映像があったのです。
Wings Air「ATR 72-600」と、
その先代モデルの「ATR 72-500」です。

■ATR 72-500 Wings Air *Journey & Review* [ Malang ~ Denpasar ]

■My Flight with Wings Air IW1840 (Denpasar - Malang)!


     □     □     □


いかがでしょう?

怖いですかね・・・。
やはり、実際に乗ってみないとわからないですよね。

私の感想は、
(というか、もう何度も使っていて、乗り慣れてしまった路線ですが)
「意外と普通じゃん!」でした。

通常のジェット機に比べると、
「ふわふわした感じ」があります。

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅【写真:後ろから乗ります。飛行機小さい!】

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅【写真:預け入れ荷物は前のドアから】

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅【写真:とっても小さなマランの空港】

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅【写真:人と並べてみると機体の小ささがわかりますよね?】

大型のジェット機だと、
じっくり安定した滑走から始まり、
ゆったりと高度をあげていく感覚。

それに対して「ATR 72-600」に乗ると、
大きなラジコン飛行機に乗り込んで、
小さなエンジンが一生懸命にフル回転して、
ふわりととんでいく感覚・・・です。


     □     □     □


同路線を使ったことのある知人に聞いてみると、
感想は様々。

「普通の飛行機と同じだよね」

という人もいれば、

「もう乗りたくない」という人もいて。

でも、航空力学上のことを言えば、
低速時の安定性は、プロペラ機の方が勝っているんですよね。
皆さん、ぜひお試しください。

プロペラ機(ATR 72-600)バリ島から東ジャワのマランまで約1時間の旅【写真:高速回転するプロペラを飛行中に撮影したら、こんな写真に】


     □     □     □


ちなみに、このプロペラ機「ATR 72-600」は、
日本では、まだ飛んでいないそうです。

調べてみたところ(気になったもので)、
リンクという名前の日本の航空会社が、2013年秋に
「ATR 72-600」を3機、導入する計画で動いていたそうです。
(倒産により中止に)

「ATR 72」よりも小さいサイズの「ATR 42」であれば、
「天草エアライン」が2015年に導入(日本初)し、
2016年から運行を開始しているとのこと。

また、JALグループの「日本エアコミューター」も「ATR 42」の導入を決定。
2017年中の運行開始を予定しているそうです。

ちょうど先月の10日に鹿児島で、
「ATR 42」お披露目式があった模様。


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というわけで、
この「ATR 72-600」は、日本ではまだ飛んでいないのですが、
一方のWings Airは、
2012年12月から「ATR 72-600」の運営を開始しています。
ASEANの航空会社の中では初だったとのこと。

1200メートル程度の短い滑走路でも使えることが特徴で、
大きな滑走路の整備ができないような場所、
あるいは、まだまだ整備が充分ではないような、
そんな地方エリアであっても飛ばせること。

それが大きな利点としてあるようです。


     □     □     □


また、2013年12月からは、
インドネシア国営のガルーダ・インドネシア航空も運行を開始。

主にバリ島と、その東側にあるヌサ・トゥンガラ州をつなぐ路線として、
使い始めています。

これが、西ヌサ・トゥンガラ州のエリア。

そしてこれが、東ヌサ・トゥンガラ州のエリアです。


     □     □     □


「プロペラ機」というと、
「昔のふるい飛行機」というイメージをもつ人も多いかもしれません。

でも、まだまだ新しい技術革新が続けられる分野でもあり、
どんどん新機体がリリースされている分野でもあります。

飛行場の整備が充分ではない地方や、
島と島をつなぐ存在として、
そういうエリアの活性化のためにも、
いよいよ存在感を増すのがプロペラ機のような気がしてなりません。


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これは聞いた話ですが、
プロペラ機が全盛だった時代、
ようやくジェット機が運行を始めたという頃は、
こんな声も聞かれたそうですよ。

「プロペラが着いていない飛行機なんて信じられない」
「プロペラが無いなんて、危ないんじゃないの?」と。

時代は変わる・・・ということですね。

もし「プロペラ機」が未体験でしたら、
ぜひ一度お試しください。

自分の中の固定観念や偏見が、取り払われることになる・・・
かもしれませんよ。


サムスル
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