北朝鮮旅行記第2日目(8月5日)北京〜平壌

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8:30:新万寿飯店を出発、朝鮮大使館へ

「ホテル」を出発。タクシーに乗って、「朝鮮大使館」へ向かいます。北朝鮮に入国するためのビザを取得するためです。さぁ、いよいよ北朝鮮に突入だ!! という感じで、ちょいとばかり興奮気味でした。

大使館で我々を迎えていたのは、金親子の巨大な肖像画でした。でもこの肖像画、なんだか妙だと思いませんか?よく見るとわかるのですが、遠近感が合っていないのです。金正日の背の低さが目立たないように工夫してあるわけですね。

ビザをもらうのに、しばらく待たされました。その場には、我々ツアー客5人の他に、北朝鮮の方々が2人いらっしゃいました。23時間かけて、電車で平壌に帰るのだそうです。日本占領時代を生きてきた人で、「私は日本名をもっています。私は○○と言います」 なんて、言ってきました。ちょっと複雑な心境ですね。

10:30:北京空港に到着

タクシーに乗って北京空港に到着したのが10:30。空港はとんでもない混雑ぶりでした。飛行機の切符を受け取るために、「高麗航空」のブースを探すと、「ない!!」。近くの案内人に聞くと、「ああ、それか。それなら、ずーっと、ずーっと、あっちだよ」ということで、正規の航空会社とは思えない扱いの場所に、「高麗航空」のブースがありました。誰も並んでいません。それとは対照的に、「大韓航空」のブースは5つもあって、そこにはたくさんの乗客で行列が出来ていました。

11:30:高麗航空 AIR KORYO・CA926

さっそく待合室に向かうと、なぜか高麗航空だけは妙なところに搭乗ゲートがありました。入り口に行って、「ええっ? こんなところで良いのかな?」と思っていると、横から、独特の笑みを浮かべた高麗航空のスチュワーデスがやってきました。「うおおっ」と思いました。あの有名な「金日成バッチ」を付けている!!

バスに乗って飛行機へ。タラップを上っていくと、飛行機の入り口です。また「うおおっ」と思いました。見るからに古そうな内装デザインで、見事に錆びついています。座席に向かって歩いていくと、両側には既にたくさんの人たちが座っていました。そこで彼らがしていたことは? …… みんな、新聞や雑誌を手にとって、こぞってあおいでいるのです。そうです。なんと、クーラーが付いていないのです。暑いのに強い私でも、この暑さにはまいりました。これは大変なことになったぞ、と思って、離陸。かなりの高度に達してから、冷たい風がやってきました。ほっとしましたが、これって、もしかして、単なる送風なのでしょうか。この飛行機、クーラーがないし、救命胴衣もないのです。こんな飛行機、まだあったのか、と思いつつ、昔の人は飛行機に乗るにも大変だったんだなぁ、などと思いました。

機内食は、思ったよりおいしかったです。北京で作っているからかな、と思いました。ただ、ここで飲んだ北朝鮮のビール(名前は忘れましたが、平壌ビールではないです。後述しますが平壌ビールは結構おいしいです。健康には悪いらしいですが)は、おいしくなかったです。

14:45:平壌空港に到着

平壌に到着です。飛行機の窓から外を覗くと、空港周辺は農地になっていて、ボロ服を着た農民が5人ぐらい歩いていました。飛行機のタラップを降りると、さっそく「主席」の写真のお出迎えです。これが独裁国家なんだなぁ、としばらく眺めていました。もともと渡航者が少ないので、飛行場は非常に小さかったです。でも建物は、外見から見ると大きめに、そして豪華そうにつくられています。

ここで、我々を案内してくれるガイドさんと対面しました。非常に若く誠実そうな青年でしたが、北朝鮮に対して身構えていた私は、恥ずかしながら、「ほお、こいつが我々のことを、これから5日間、だますんだな」などと思ってしまいました。パスポートは、このガイドさんが「ちょっと預かります」とのこと。

空港にいる人々は、みな「金日成バッチ」を着用していました。飛行場を出ると、そこには駐車場があって、「ベンツ、ベンツ、ベンツ……」という感じで、もう見事なまでに、ベンツのオンパレードです。我々は、旅行社のバスに乗って、平壌の街並みを見ながら、ホテルへ向かいました。

15:30:<普通江ホテル>(POTONGANG HOTEL)

広々とした道路を走ってホテルへ向かいます。両側には農地があり、しばらくすると、アパートが現れました。ガイドさんは、非常にうまい日本語を話し、説明は大変わかりやすかったです。数字もきっちり暗記しているようで、親しみも感じられ、「このガイドさん、なかなか良いかも」と思いました。

私は、平壌の街並みを見て、道路や建築物がずいぶん立派であるのに対し、車はほとんど走っていないし、バスは汚いし、人々の表情がしずんでいて、全体的になんとなく重苦しい雰囲気が漂っていたことが印象的でした。建築物は、それなりに立派で、圧倒されました。こうやって、政府に対する忠誠を集めようとするわけですね。

ホテルに着くと、またまた肖像画のお出迎え。ここの肖像画にはどこか見覚えがあるぞ、と思いました。見覚えありませんか? そうです。今日の午前中に行った、北京の「朝鮮大使館」にもありましたよね? ここのホテルにある絵がホンモノで、北京にある絵は、この絵の複製品だったようです。

ホテルの部屋は、7階の709号室。部屋は、ううーん、どうかな? まぁまぁ、許せるかなぁという感じ。でも、値段の割にはちょっとなぁ、と思いますね。ここ、1泊2万円ぐらい取ってますからね。

16:00:「万寿台大記念碑」(金日成主席の銅像)へ

休む間もなく、さっそく出発。17:00からサーカスがあるので、急ぐみたいです。最初に訪問したのが、テレビでもお馴染みの「万寿台大記念碑」です。「ここでは献花をします」とガイドさんが言ったので、「いくらですか」と聞くと、「1人20ウォンです」とのこと。えっ、20ウォンって、1000円ですよ。そんなの高すぎます、と抗議。ガイドさんが「ここは、お花がないとふさわしくない場所ですので……」と言い、結局、ツアー客5人で4ウォンずつ、ということになりました。

17:00:「サーカス劇場」へ

平壌と言えば、サーカスです(ホントか?)。こちらでは、あまり娯楽がないので、よく家族連れでサーカスを見に来るのだとか。サーカスをするためだけにつくられた、本当にとんでもない豪華なつくりの建物でした。こういうところの非効率さを見ると、「これじゃあ、経済が破綻するのも無理はないな」と思います。

サーカスでは、生のバンドが演奏しながら進行します。いろいろなものが出てきましたが、途中何度か、寸劇がありました。コメディーなのですが、どれも韓国をおちょくる内容で、それを見て聴衆は笑っています。

サーカスを見に来る人の中には、家族連れの他に、学生や、一般の社会人、なかには軍人さんもいました。

18:30:ゴルフの練習場へ(夕食)アヒルの肉

夕食を食べに、ゴルフの練習場へ行きました。お客さんは誰もいませんでした。聞くところによると、在日朝鮮人が寄付をしてつくられたものだとか。2階にレストランがあって、「歓迎会」ということで、焼き肉を食べました。味はそれほどでも……。

20:00:<高麗ホテル>(回転式展望レストラン)

いったん「普通江ホテル」に戻ってから、すぐに「高麗ホテル」へ。平壌で最高級のホテルで、そこの最上階の回転式展望レストランへ行きました。これ、ちゃんと、回っているんですよ。こんなことするんだったら、もっと大事なところに電力を使ったら良いのに……、と思いませんか? とかいって、実は、下の階で従業員が、わっせ、わっせと動かしていたりして。

メニューを見て「INSAMSUL」というお酒がありました。人参酒です。”Samsul”を名乗る私である以上、これを飲まずに帰るわけにはいきません。飲んでみましたが、あんまりおいしくなかったなぁ。外を見ると平壌の夜景が一望できるのですが、街にはほとんど電気が付いていないので、ポツン、ポツンと、光が見える程度でした。

22:00:<普通江ホテル>へ帰宅

ホテルへ帰宅。今日は、ハードなスケジュールで、しかも見るもの聞くことが全て、斬新だったので、疲れました。明日は、7時に朝食をとって出発です。おやすみなさい。

今日の費用
1. 渡航ビザ発行代
2. タクシー代(朝鮮大使館から北京空港まで)
3. 「万寿台大記念碑」での献花代

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