「えっ、国って作れるの?」インドネシア独立の父スカルノの墓地に我が子を連れて行ってみた

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「海外子育て」に興味のある方に、一つの事例としてご紹介したいと思います。「海外で子育てをしていると、こうした教育機会もあるんですよ!」という一つのケースです。

今年の3月のことなので、少し前の出来事になるのですが・・・、
小学生になる娘と息子を連れて、インドネシア独立の父、スカルノ初代大統領の墓地を訪問する機会がありました。デヴィ夫人の旦那様ですね。

場所はインドネシア、東ジャワにあるブリタール(Blitar)です。
以前、ブログでもご紹介した場所です。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年1月2日up
 インドネシア初代大統領、スカルノのお墓に行ってみた。

スカルノ初代インドネシア大統領のお墓に、小学生になる我が子を連れて行ってみた【写真:スカルノが眠るお墓を前にして】


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私はすでに訪問したことがあるので、今回は「子供たちへの教育」という観点での工夫に尽力しました。

我が子は、小学2年生と1年生。

8歳と7歳の子供たちに対して、「インドネシア独立の父の墓」という説明をするのは、なかなか難しいもの。でも、よくよく考えてみると、日本では、同じような教育をする環境が無いですよね?

例えば「日本を独立に導いた人の歴史を説明する」として、なんというべきか・・・。それこそ日本の場合「神話」になってしまいます・・。具体的な、身近な存在として感じとることが難しいんですよね。

だからこそ、これは絶好の教育の機会ではないかと思い、「観光」の意味も込めて、子供たちを連れて行ってみたのです。

スカルノ初代インドネシア大統領のお墓に、小学生になる我が子を連れて行ってみた

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現地に着いて、いざ説明してみようと思うのですが、
うーーーん、やはり難しい。

難しいことを省略し、わざと簡単にして
「インドネシアを独立させた人で・・・」なんて説明をしても、
「独立って、なに?」と(笑)

「インドネシアっていう国があるでしょう?」
「うん、いま住んでいるところ」
「そうだよね。そのインドネシアをつくった人だよ」
「えー!!! 国って、つくれるの?」

なんて感じです(笑)

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「国って、つくれるの?
 もともと最初からあるものじゃないの?」と我が娘。

「おっ、これは良い展開だ!」と思い、
続けて説明していきます。

「いまのインドネシアができるまでは、
 たくさんの人が戦って、たくさんの人が死んで、
 みんなで頑張って、やっとできあがったんだよ」と。

「えっ、インドネシアつくるのに、
 いっぱい人が死んじゃったの? 国をつくるのは大変なんだ・・・」

スカルノ初代インドネシア大統領のお墓に、小学生になる我が子を連れて行ってみた【写真:インドネシアの国章「ガルーダ」】

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「そうだよ、たくさん死んじゃったんだよ。
 怪我をした人もたくさん」

そこで、インドネシア独立に貢献した元日本兵、小野盛(おの・さかり)さんの話を子供たちに少しだけしました。

インドネシア残留日本兵|最後の生き残り、小野盛さんに会ってみた。
「インドネシア残留日本兵」の最後の生き残り。今年で95歳を迎える小野盛(おの・さかり)さん、インドネシア名:ラフマット小野)のお宅にお邪魔す...

「小野おじいちゃんも、独立のために頑張ったんだよ」

テレビで小野さんのドキュメンタリーを見たことのある子供たちは、
「あ、あの、おめめが見えないおじいちゃんのこと?」と。

「そう」
「戦争で、目が見えなくなったの?」
「いや、目が見えなくなったのは、おじいちゃんになったから。
 でも、手が片方無かったでしょう?」

「うん、テレビで見た。片手しかなかった」
「インドネシアの国をつくるために戦って、
 それで片方の腕がなくなっちゃったんだよ」
「えー、かわいそう・・・」なんて。

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「スカルノさんって、誰だか知ってる?」と聞くと、
「うん、インドネシアをつくった人でしょ」と答える娘。
「そうだね。インドネシアをつくって、最初の大統領になった人」

「大統領って、なに?」
と、まぁ、なかなか大変なのですが、
でも、こういう質問が出てくること自体を評価したいなと。

日本でぬくぬく過ごしていたら、
なかなかこういう機会は無いと思うんですよね。

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スカルノ博物館を歩きながら、
スカルノの墓地に向かって、ゆっくり散歩しながら、
ついに娘からこんな質問が来ました。

「スカルノさんは大統領だったんでしょ?」
「そうだよ」
「日本にも大統領はいるの?」
「いないよね?」
「いないの? 日本には、なんで大統領がいないの?」

そこで、
「どうしてだと思う?」なんて言って、逃げたりなんかして(笑)

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何事もそうですが・・・、

「頑張って頑張って、たくさんの犠牲を払ってまでして獲得した人」と、
「知らないうちに与えられていて、それが当然だと思っている人」とでは、
意識の乖離には、雲泥の差があります。

そのことに意識を払えるかどうか。

これは、弱者とされる人々に思いを馳せ、
今の自分が生かされていることに感謝の念をもち、
だからこそ日々を真剣に生きていこうと思うにあたり、
とっても大事な一里塚だと思うのです。

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今回、スカルノ大統領の墓地に行っただけで、子供たちがどの程度の思いを持てたのかはわかりません。

単なる遠足程度かもしれない・・・。

でも、ちょっとでも、素朴な疑問をもつ。

これだけでも、脳には良い刺激になっているのではないかな・・・と親バカながらに期待をしています。

スカルノ初代インドネシア大統領のお墓に、小学生になる我が子を連れて行ってみた

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日頃は考えないけど、
行ってみると考えざるを得なくなる・・・。

そういう環境は、博物館などに限らず、いろいろなところがあると思います。
子供でも大人でも、そういうところには、家族でどんどん行くべき!
私はそう思います。

そんな体験、ぜひ皆さんも、ブログやfacebook、twitterなどで気軽に発信すると、共鳴してくれる人、少なく無いと思いますよ! ぜひ!

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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