インドネシアの賄賂文化|ジャワ語で書かれた汚職撲滅の啓発シール!

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インドネシアは「賄賂が文化」であるかに見られることがあるほど、賄賂や汚職の存在が有名でした。「でした」と過去形で書くのは、その撲滅に向けて様々な取り組みが急速に進んでいるからです。

先日、スラバヤのバスターミナルの食堂でランチを食べていた時のこと。
ふと店内を見渡してみた時に、思わず目を奪われたのがこのシール。

東ジャワ高等検察庁が発行した啓発シールで、書かれているのはジャワ語です。

「汚職はダメ。前の時代とは違うぜ!!!」って。

インドネシアの公用語はインドネシア語ですが、東ジャワではジャワ語が利用されるケースが多く、キャッチフレーズでもジャワ語が使われることがあります。特に庶民向けには、ジャワ語に親しみがあるので、言葉が刺さるんですよね。

インドネシアは「汚職大国」とか「賄賂大国」とも言われるほどの国。インドネシアの警察官の腐敗ぶりも、よく話題になります。

ジャワ語で書かれたインドネシアの「汚職撲滅・啓発シール」【写真:啓発シール「汚職はダメ。前の時代とは違うぜ!!!」】

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これが面白いなぁ・・・と思ったのは「前の時代とは違うぜ」って、昔は汚職が野放しになっていたことを暗に認めているような感じになっていること。それも検察庁が発行するとは。

もしかしたら「むかしは僕らも、もらっていたけれど」と、贖罪の意識もあるんじゃないかとすら感じてしまいました。

昔のインドネシアは、どこでも賄賂がまかりとおる状態で、本当にひどかったです。この数年でだいぶ改善されたかなと。「まだまだ」ですが、それでも昔に比べたら急速な改善です。

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以前、インドネシアの独立運動に参加した元日本兵の小野盛さんと交流をした時、小野さんは私に言っていました。

インドネシアは資源の豊かな国。自然も豊か。こんなに豊穣な国なんだから、もしこの国に汚職が無かったら、もっともっと大きく発展していたはずなんです。私はそんなインドネシアを応援したくて独立戦争に参加しました。汚職大国をつくるためなんかじゃないんです。残念でなりません・・・と。

私も思いますね。かつて「インドネシアは汚職が文化」とさえ言われていましたが、これが無ければ、もっともっと発展していただろうな、と。

インドネシア残留日本兵|小野さんが死の8ヶ月前に語った期待と伝言
今の若い皆さんは、日本語で何と言いますか、メンタル・ブルジュアガンが足りない気がしますな、当時の彼らと比べますと。 そう私に語ってくれ...

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現地のニュースを見ると、汚職摘発のニュースは多いです。

でも、インドネシアで実際に暮らしていると、賄賂が通用する場面が急速に減っているのを肌で感じます。このシールにかぎらず、啓発の動きも盛ん。今後のインドネシアに大いに期待できるのは、高い経済成長とポテンシャルだけでなく、汚職が急速に減っていることも関係しています。

もっともっと撲滅されてほしい。お昼ごはんを食べながら、将来のインドネシアがもっともっと健全に成長してくれることを願うばかりなのでありました。

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