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靖国神社で、お花見を堪能(2)靖国の桜は重い!!
前回ブログの続きです。
靖国神社を中へ中へと進んでいくにつれ、
ただ単に「お酒」を彩るような存在としての桜ではなく、
ただ単に「おつまみ」を景気づけるような存在としての桜ではなく、
靖国神社という歴史、靖国神社という存在が放つ、
独特の深みある桜たちが現出してくる、ということを書きました。
| (参考:過去ブログ記事) ■2008年03月30日 靖国神社で、お花見を堪能(1)靖国の桜は美しい!! http://www.samsul.com/2008/03/30/439.php |
露天商が出店できず、
一般人が宴会をすることもできない、おごそかなエリア。
ここの桜も、とても美しいものです。
でも、よくよく見てみると、
例えば、ある八重桜には、こんな板が。
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【写真:ある八重桜に付けられていた板】
「360野戦重砲兵 第九連隊戦友会」
このあたりの桜の多くに、こうした札が付けられています。
戦友たちが、亡き戦友たちを想って寄贈した桜が
あちらこちらに植えられているのです。
□ □ □
酒とつまみで騒ぐため(笑)に、彩を与える桜たち。
でも、その靖国の桜の背景にある、とてつもなく深く重い情念。
そうしたことに想いをはせると、靖国神社のお花見というのは、
重苦しく、また、重悲しく、
あまりくつろいぐ気持ちになれないし、
桜の美しさを愛でるだけでは済まされない気分にすらなってきます。
気づいたら、こんな小パレードが。
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【写真:戦没者供養のパレード】
□ □ □
戦友たちから寄贈された桜を見ていくと、
ある桜の木には、こんな姿を発見。
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【写真:木の幹から出てきた桜の花】
これを、もっと近くから見てみると・・・、
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【写真:力強く咲き誇る桜の花】
想いの込められた桜の木。
その枝からではなく、その幹から直接に、
一生懸命に出てきて、満開の花を咲かせている姿。
戦場で、まさに桜の花のようにして散っていった人たちの、
必死の思いの表現という気すらしてなりません。
□ □ □
そして、私が靖国神社に来るとき、いつも見てしまうのが、これ。
本殿の前の掲示板に、定期的に交替して飾られているもの。
それは、戦場で散った若者たちの遺書です。
お花見で浮かれる人たちも、
ここに来ると、皆さん、本当に多くの人たちが
神妙な顔つきをして、読み入っていました。
今回飾られていたのは、25歳で戦時した陸軍兵士の遺書。
弟と妹に対して書かれたもの。
読んですぐに、もう涙です。
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【写真:掲示板に書かれた内容を印刷したもの(弟に期待しつつも妹には不安と心配だらけのようで・・・)】
正直言って、現代の25歳の人に、
これだけのものが書けるとは到底思えません。
掲示板の前で読んでいた人たちは、
その多くが、しばらく立ちすくんだままでした。
強烈です。
□ □ □
そんなわけで、靖国の桜。重いです。
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【写真:お花見で盛り上がる靖国神社の境内】
本当にたくさんの人たちが、
本当にたくさんの露店も使って、
食べては飲み、飲んでは食べて・・・という光景。
それはそれで、文化として美しいものですが、
やはり、靖国の桜は重たすぎます・・・。
実に美しいけど、実に重たい。
□ □ □
靖国の桜は、本当に美しくて、おすすめのスポットです。
でも、もともと神社ではなく、
天皇・朝廷・政府側の立場で命を捧げた人を祭る、「東京招魂社」という存在だったという、
靖国のその出自からして、とてもとても深いものです。
遺書は、あまりにも重たいものだし、
それに連なる有志たちが、とてつもない想いを携えて寄贈した桜たち。
同じ表現ばかりで申し訳ないのですが、
本当に深いのです・・・。
□ □ □
靖国の桜は、その美しさと同時に、
背景にある想いをくみ取ってこその桜なのだなと実感。
靖国の桜を見るのは初めてなのですが、
いやぁ、こんなに重たいものとは思いもよりませんでした・・・。
でも、満喫感、たっぷりです。
【おわり】
2008年3月31日 渡邉 裕晃

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コメント
うーん、他の桜にはない重みがありますね。
同期の桜、靖国で会おう、なんだかいろいろな事が彷彿されます。
別件ですが、実家の父は初めて私と靖国神社を訪問した時、涙を浮かべて一礼して入りました。
それだけ重みのあるものなのですね。
木の幹に咲いている桜、貴重ですね!
■加藤 慎康 さんへ
ありがとうございます。
きっとお父様の思いにも、格別なものがあるのでしょうね!
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