インドネシア語検定C級、合格体験記|難易度、合格率、私の勉強法

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インドネシア語検定「C級」に合格しました。今回のブログでは、試験の概要や勉強方法などを「合格体験記」としてまとめてみます。

私の場合、試験を受けると決めたのが11月。試験日は1月なので、わずか2ヶ月での短期決戦。効率よく勉強する必要があり、かなり集中的かつ戦略的に勉強をしました。

なお「インドネシア語検定」の全体的な解説や、基本的な概要については、こちらをどうぞ。

インドネシア語検定を受けてみよう|レベル、難易度、診断テストなど
「インドネシア語技能検定試験」は、インドネシア語の能力をはかるテストとして日本で開催されている検定試験。1992年にスタートして以来、インド...

インドネシア語検定「C級」合格証
【写真:インドネシア語検定「C級」合格証】




試験を受けると決めて、わずか2ヶ月の短期決戦

私が受験したのは、2011年1月に開催された、第38回「インドネシア語技能検定試験」。通称「インドネシア語検定」で、「日本インドネシア語検定協会」が主催するものですが、昨日2月15日に結果が届きました。念願だった「C級」に合格!

いやぁ・・・よかった。ひと安心。実は、事前の勉強が充分ではなく、ギリギリまで「受かるか受からないか微妙なレベル」だったのです。もともとインドネシア語は勉強していました。でも今回の検定試験を「受ける」ということを決めてから、わずか2ヶ月での短期決戦でした。

「短い期間であっても、効率よく勉強して合格する方法は無いだろうか?」と思っている方もいると思います。そこで今回は、インドネシア語検定「C級」について、内容や背景、レベルや難易度、私なりの勉強方法や受験の意義などを、合格体験記としてまとめてみたいと思います。

インドネシア語検定「C級」のレベルと難易度は?

まず「C級」に合格するには、どの程度の語学レベルに達している必要があるのでしょうか?

検定協会の資料によれば、「日常生活に必要なインドネシア語を理解し、使用できる方」と定義されています。

インドネシア語で表現すると、
Mampu memahami dan menggunakan bahasa Indonesia yang deperlukan dalam hidup sehari-hari. です。
(実に堅苦しいインドネシア語表現!)

でも、これだけだとレベルのイメージがつかみにくいですよね。検定協会のウェブサイトを見ると、その「評価基準と審査内容」が、もう少し詳しく紹介されています。

商品の取扱説明書、広告などを読み、日常生活について手紙を書いたり、一般的な日常会話ができる。

日常生活に必要なインドネシア語を理解し、使用できる。

読む:取扱説明書、広告などを読み、理解することができる。
書く:手紙、メール、日記など日常生活の話題について書くことができる。
聞く:日常会話の内容を理解することができる。
話す:日常会話を話すことができる。

1次試験 筆記試験80分、リスニング20分
2次試験 なし

でも、これでもよくわからないですよね? インドネシア語検定「C級」のレベル感をつかむための一番の方法は、やはり実際に「過去問」に触れてみること。できれば実際のテスト時間と同じ時間設定で、自分で問いてみる・・・ということ。それが一番のオススメです。

インドネシア語検定「C級」の合格率は?

続いて気になるのは「合格率」C級の場合、どれくらいの人が出願していて、どれくらいの人が合格しているのか。その「合格率」が気になるところですが、検定協会のウェブサイトに「出願者数」と「合格者数」の推移が載っています。それにもとづいて、合格率を算出してみました。

第1回~第52回の累計で見ると33.5%という結果に。3人のうち1人が合格している計算ですね。ちなみに詳細は以下のとおりです。

■累計合格者数(第1回~第52回)
33.5%(出願者数:10,204人、合格者数3,418人)

・第46回(2015年1月)
37.6%(出願者数:404人、合格者数152人)

・第47回(2015年7月)
34.6%(出願者数:431人、合格者数149人)

・第48回(2015年1月)
31.5%(出願者数:473人、合格者数149人)

・第49回(2015年7月)
34.2%(出願者数:447人、合格者数153人)

・第50回(2015年1月)
27.4%(出願者数:526人、合格者数144人)

・第51回(2015年7月)
29.0%(出願者数:499人、合格者数145人)

・第52回(2015年1月)
28.4%(出願者数:542人、合格者数154人)

受験後に送られてくる「試験結果通知書」

具体的に「合格する」イメージをもっていただくために、受験後に郵送されてきたもの2点をご紹介します。

まず1つは、冒頭にも載せた、名刺サイズの「合格証」。

インドネシア語検定「C級」合格証
【写真:インドネシア語検定「C級」合格証】

そして、もう1つは、成績の分析をまとめた「試験結果通知書」です。

試験結果の内容分析の通知書
【写真:試験結果の内容分析の通知書】

「試験結果通知書」を見ると、インドネシア語検定の受験結果について、

  • 読解
  • 語彙
  • 文法
  • 作文
  • リスニング

という5つの視点から分析することができます。

あまりにもザックリし過ぎて、詳しいところまでの分析はできませんが・・・、私の場合は、最も欠けているのが「語彙力」との結果。これは自分でも自覚していたので、なるほどという感じ。

「C級」合格までの学習の道のり、わずか2ヶ月で攻略する!!

今回のインドネシア語検定C級の合格にあたり、私がやった勉強法をまとめると、次の通りです。

【背景】
「検定を受ける!」と決めたのが昨年11月。試験日は1月。したがって、試験日までに残された期間は約2ヶ月しかない・・・という状況でした。

【手段】
私は、「自分で勉強する」以外に、通学による「グループ・レッスン」を。また、途中からは学習効果を強化するため、「マンツーマン・レッスン」も併用しました。

試験までの時間が限られているため、「集中して取り組まないとダメだ」と思ったこと。また「自己流でやっていると試行錯誤の時間がもったいない」と思ったことが理由です。インドネシア語の学習から相当長い間遠ざかっていたので、早く調子を取り戻すためにも、「自習」だけでは限界があると考えました。

・クラスで学習したことは全部記憶する!くらいの気迫でノートを何度も見返し、できるだけ記憶できる状態を目指す。

・簡単なインドネシア語の会話学習テキストを1冊用意して、何度か通読。車に乗る時は必ずそのCDをかけっぱなしに。

・12月くらいから検定試験の過去問対策へ。マンツーマンレッスンの先生にお願いし、実際に時間を計って辞書なしで回答。その後、先生と一緒になって、回答と突き合わせ。

・検定に合格するための疑問点は、何でも先生に質問攻め。

という内容で、短期決戦、集中して取り組みました。まさに臨戦態勢です。

ところが・・・合格水準と言われた正答率7割に達するどころか、4割、5割くらいしか正解が出せずに苦戦。「これじゃ、受からないだろう・・・」と、何度も諦めそうになりました。

そんな中、私の弱点は「単語力の貧困さ」にあることを、痛烈に自覚するようになりました。これは主には「過去問」に取り組む中で発見できたことです。

ちょうどその時、非常に素晴らしい単語帳、「森山式インドネシア語単語頻度順3535」に出会うことができました。私はこれを何度もチャレンジし、集中的に取り組むようになりました。

ただし時間の制約で、なかなか最後まで行けずじまい・・・。でも、私にとって本書の効果は絶大でした。

森山式インドネシア語単語頻度順3535

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また、これは純粋な「語学力の向上」からはズレるのですが、でも今回の目的は「語学力の向上」よりも、「受かること」が重要。そのため、マンツーマンレッスンの先生と相談し、「わからなくても得点するためのコツ」の特訓もしました。

具体的には、正解のわからない問題に直面した時に、「選択肢の中から正答を導き出すコツ」です。純粋な語学力の向上には全くつながらない作業なので、あまり好きではありませんでしたが、追い込まれた時間を考えれば、ここにも手をつけざるを得ないと考えました。

その後、過去問に取り組む中で、この手法は意外と効果を発揮しました。でも、もちろんわからない問題を得点できても学習にはつながらないので、そのようにして正解できてしまった問題は、その後きちんと辞書で調べるなどして復習することは欠かさずに行いました。

試験日までの最後の数日間は「単語帳」との格闘のみです。単語帳以外は一切やりませんでした。

語学学習、息抜きの時間の有効活用ならソーシャルメディア!!

以上、わりとストイックな勉強を集中してやっていたので、息抜きの時間も必要としました。勉強の合間に取り組んでみて意外と効果を感じたのは、たまに行う「twitterやFacebookで、インドネシア語で投稿してみる」ということ。

インドネシアの知人がコメントしてくれたら、インドネシア語で即返事。なかなか覚えられなかった単語が、これで簡単に覚えられちゃった・・・というケースも多々ありました。

この「ソーシャルメディアを使う」という方法は意外とオススメで、関心のある方はこちらをどうぞ。ただし、ついつい時間を消費してしまうので、その点だけは気をつける必要があります。

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「C級」に合格してみての率直な感想

今回の合格点は66点。それに対して、私が取れたのは80点。予想外に高い数字が取れました。本当は、ギリギリで・・・受かっているか落ちているかのラインかなぁと思っていたので、この結果には驚きました。

実際に合格してみての率直な感想は、以下の通りです。

・この試験で語学能力が測定できているとは言えない。

・すべて選択式で、問題数も、さほど多くないため、マグレ当たりになる可能性も高い。
 (正解を導き出すテクニカルな要素が通じる範囲が意外とありそう)

・しゃべる力、書く力が測定できない。

したがって、「試験として、これってどうなの?」というのが率直な感想です。例えば、これは他の語学試験でも同様なのかもしれませんが、「インドネシア語を日本語にする」能力が重要で、「日本語をインドネシア語にする」能力は、ほとんど要りません。

(これ、脳の使用部位が異なるのではないかと思えるくらいに全然違う能力なのだと思います。外国語を想起するより、日本語を想起する方が断然ラクですよね)

たしかに後者の勉強作業が、前者を磨く効果はあるでしょう。でも、「語学力を高める」よりも、「試験に合格する」を優先するのであれば、前者の勉強作業に集中すれば、効果が出やすいと思います。

また、

・どんな順番で回答していくべきかを決めておく
 (例えば私は最初の文章読解は最後に解くようにしました)

・わからない設問はどんどん後回しにする
 (他の問題にチャレンジしているうちに、脳が勝手に考えてくれます。
  できる問題を解き終わってから、残った時間を勘案しつつ、
  頭を切り替え、じっくり考え直してみると、意外と正答が見つかったり、
  正答っぽく思える選択肢が見えてきたりします)

などが有効で、したがって「過去問は、必ずやっておくべし!」です。

過去問にチャレンジすると、正直な話、うちひしがれます・・・。私は12月くらいから3回分か4回分に挑戦しましたが、もう、「わからない」だらけで、涙が出ました(笑)。

「これでは、試験日までに間に合わないよ」
「なんで試験に申し込んでしまったのだろう?」
「次回の試験に申し込むべきだった」

そんな思いを何度も味わいました。

でも「過去問」は、やはりやっておくべきです。 やっていく中で、補強すべき分野がわかったり、「もっともっと勉強しなきゃ!」と発奮させられもします。これは意外と大きな力になってきます。

「試験に受かるための学習」と「語学力を磨くための学習」

また前述のように、「これでは本当の語学力の向上とは言えないかも」という思いはありつつも・・・、

「これでは、もう間に合わない!」と思ってからは、「語学力の向上」よりも、「まずは受かること」を目的にしようと、スタンスの変更をしました。つまり、「語学力を磨くための学習」から、「試験に受かるための学習」への転換です。

例えば、「正解がわからない時に、正解の選択肢を当てる方法」などのテクニカルなところの追求もしました。

また、この検定試験の性格をふまえ、「口語の勉強」はやめ、「文語の勉強」にシフトもさせました。いわゆる「コミュニケーションで使えるインドネシア語」ではなく、「正しい書き言葉としてのインドネシア語」学習に転換したのです。

私はこれからも、生きた言葉としてのインドネシア語をどんどん学んでいきたいと思っています。その目的は、インドネシアの人たちと、もっともっと交流したいから。単に「検定に受かること」が目的なのではありません。

したがって、本心としては、総合能力としてインドネシア語を学んでいきたいわけですが、「まずは試験に受かる!」とスタンス変更をして、「試験に受かるための勉強だけをする」に切り替えたわけです。

実はここにはそれなりの葛藤もあったのですが、合格した今となっては「正解だったな」と思っています。というわけで、何とか無事に「C級」に合格。落ちたら、なんのための努力なんだ! と思っていたので、余計にひと安心です。

そして、検定がひと段落したことで、今後、学習のスタンスを、「試験に受かるための学習」ではなく、「語学力を磨くための学習」へと、再び戻すことができることは、この上ない幸せです。

インドネシア語検定、オススメです

かといって、私はインドネシア語学習者に検定を薦めないものではありません。

私のような意志の弱い人間は特に、こうした「期日を決めたイベント」は、

「やらなきゃ!」
「受からなきゃ!」
「合格するのに足りない能力を磨かなきゃ!」

と、とにかく学習スピードに弾みをつけてくれます。私自身、この検定受験を決意しなければ、この2ヶ月の集中学習は、無理だったでしょう。

大事なことは、この試験に受かったからといって、語学能力が証明されたとは思わないこと。たぶん、それさえ忘れなければ、どんどんチャレンジしたら良いと思います!

なお「インドネシア語検定」の基本的な概要については、こちらをどうぞ。

インドネシア語検定を受けてみよう|レベル、難易度、診断テストなど
「インドネシア語技能検定試験」は、インドネシア語の能力をはかるテストとして日本で開催されている検定試験。1992年にスタートして以来、インド...

 
■追伸:
インドネシア語検定の受験。今回の受験が初めてだったような気がしていたのですが、改めて調べてみたら、かつて1996年にも受験していたことがわかりました。当時は、今と違って、数字の等級がついていて、「5級」に合格していたようです。たしか、超初心者レベルだったような気がします。

また、「インドネシア大好き!」という皆さんには、「インドネシア語」の試験以外にも、いくつかの試験をオススメしています。こちらをどうぞ。

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サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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