成長するインドネシア。現地の書店に並ぶ「ビジネス書」の特徴は?

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私は本が大好きで、書店をのぞくのも大好きです。

同じ書店を定点観測することが多いのですが、時々、知らない書店にふらっと入ると、本の並び方や在庫が異なり、「へぇ、こんなふうに分類しているのか」と、その書店なりの哲学がうかがえたりするのが、書店めぐりの面白いところです。

インドネシアに行く時も、私はできるだけ時間を見つけて、現地の書店を見るようにしています。

日本でもインドネシアでも、書店をのぞくことで、その時その時の社会動向や経済動向が透けて見える気がするのです。今回は、インドネシアの現地の書店をのぞいて感じた特徴を書いてみたいと思います。

インドネシアの、とある書店のビジネス書コーナーにて
【写真:インドネシアの、とある書店のビジネス書コーナーにて】

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インドネシアの書店の場合、
昔と違って、ビジネス周りの本が増えてきたな・・・というのが実感です。
それだけ経済的に変化してきた証拠なのかもしれません。

ただ、「やはり」とも言うべきか、
いたずらに俗物的な成功をあおる本も増えてきたようにも見受けられます。

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本の題名を見ると、例えばこんな感じです。

・「誰でも社長になれる!」とか、
・「金持ちになろう!」とか、
・「サイドビジネス50の方法」とか、
・「成功して時と金を豊かにしよう!」とか、
・「主婦や子供でもできる副業アイディア」とか、
・「ツイッターは金になる!」とか・・・。

どうなんでしょうか・・・。
こういう本が悪いとは言いません。

でも・・・、なんとなくうんざりするんですよね。
どうも「興醒め」してしまいます。

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インドネシアの経済発展は、本格的な始動をしていて、
確実に次のステージに入っています。

しかも、過度に資源や輸出に依存せず、
内需が盛り上がるかたちでの経済成長が始まっているところを見れば、
「一時のバブル」ではなく、
「しっかりとした動き」が始まっていることは確かだと思います。

それだからこそ、書籍の面でも、
もうちょっと趣ある豊かなかたちでの発展を期待したいものです。

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例えば、こうした人生成功を説くものでも、
いたずらに「金」や「独立」に偏るのではなく、
もうちょっと、インドネシアらしい、オリジナリティーあるものが
打ち出せたらいいのにと思います。

キャリアデザインにしても、ライフデザインにしても
日本には優れた蓄積があります。

でも一方で、
宗教や文化に根付いたインドネシアなりの優れた考え方もあるはずで、
それらをうまく融合させたものが作れたりしたらなぁ・・・なんて
思ったりもします。

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言うのは簡単で、形にするのが難しいのはわかっています。

でも、愛すべきインドネシアだからこそ、
こうした俗物的な書籍が多くを占めるのではなくて、
インドネシアらしさのあふれる人生成功や人間成長を説くものが
あふれるようになってほしいと思います。

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経済発展の波にのって、
うまくインドネシアらしい成功談が増え、
インドネシアならではの、人生成功の法則が導き出せていくこと。

俗物的な成功に引きずり込むのではなく、
インドネシアらしい豊かさをもった、新たな成功者を増やしていけるような出版文化。

そしてそれを世界に発信していけるような・・、
時間はかかっても、そんな流れができるようになればと願うばかりです。

こういう書店の偏りを見るにつけ、
何か自分にできることがないだろうか・・・と、ずっとずっと考えています。
まぁ、日本の書店でも、ひどい本はたくさんありますけどね・・・。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年2月28日up
 ジャカルタに行く時、できるだけ紀伊国屋書店に立ち寄るようにしている3つの理由

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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