映画「不都合な真実」で「環境問題」以外に注目できる3つのポイント

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アメリカ元副大統領のアル・ゴアさんが「環境問題」を語るというこの映画。
前評判が高かったことに加え、
アル・ゴアさんが全面に出ているとあって、
私はとても関心をもっていました。
(ネットエイジグループの西川社長から薦められたということもあるのですが)
ゴアさんは、現在のインターネット文明を推進する契機とも言える、
情報スーパーハイウェイ構想を推進した人物。
また、大統領選挙で玉虫色で屈辱的な敗退を喫した人物。
ちなみに今は、アップルやグーグルの顧問もされているんですよね。
そういう人物が、なぜ環境問題を? という思いもありました。
結論から言って、非常に強くおすすめしたい映画です。
 
■「不都合な真実」公式サイト
  ( http://www.futsugou.jp
 
不都合な真実


この映画は、上の写真を見てもわかるように、
ほぼ全編96分間に渡って講義を受けるという特異なスタイル。
そんなのつまらないのでは? と思われそうですが、
いやはや、なんという面白さ
こんな講義が毎回聞けたら、さぞかし
大人気の授業になるでしょうね。
 
 
     □     □     □
 
 
この映画で特筆すべき点として挙げられるのは3点。
まずは、「ドキュメンタリーとしてのわかりやすさ」です。
環境問題を知らない人でも、
大変わかりやすい構成になっています。
非常にうまく考えられていますね。
図や動画、あるいは映像をまじえ、
理解を促す工夫が随所に凝らされています。
まったく退屈することがありません。
 
 
     □     □     □
 
 
次に注目すべきは、「ゴアさんのプレゼンテーションのうまさ」です。
政治家時代から論客として知られていましたが、
もう脱帽です。
プレゼンがうまいというのは、
人生で大変な恩恵を受けるであろうことが
如実に伝わってきます。
これをみて、プレゼン能力を磨かなくてはと
奮起される方、少なくないと思います。
 
 
     □     □     □
 
 
そして三つ目は、見事な復活劇と言うのでしょうか。
残り人生を完全燃焼しようとする闘争心、
そのエネルギーのすごさ
です。
彼は、大統領選挙の敗退の後に、
環境問題を熱く語る講演活動を進めていくわけですが、
大統領になれなかった経験から立ち上がり、
余生を何に費やすべきかを、相当考えたのだと思います。
講演活動にかける情熱が、半端ないですからね。
また、彼の子供が瀕死の重傷を受けた経験も
彼を行動に突き動かした要因として、
非常に大きなものがあるようです。
子供の命のはかなさに気づき、
次世代のために自分ができることが何かを
強く内省したのでしょう。
しかも、子供の看病を優先したために、
大統領選挙での地盤作りを遅らせる結果となったという
背景もあったようなのです。
こうした、負の経験、ある意味で失敗・挫折経験を、
彼は見事なまでに、
次へのエネルギーへと転換させているわけです。
この活動に寄せる彼のパワフルな部分は、
こうしたところが原動力になっているのだろうなと感じました。
この活動を、彼は世界中で1000回以上も繰り返し、
毎回毎回、ブラッシュアップを欠かさないようです。
まさに、大変な執念です。
だからこそ、これだけ洗練された内容になっているのですね。
先日教えてもらった言葉、
「なんでも100回はやってみろ。100回やれば、たいてい何か変化が起きるから」
を思い出しました。
 
 
     □     □     □
 
 
環境問題について考えてみても、
またゴアさんの生き様を見ていても、
一人一人が残された毎日を真剣に生きることの尊さや、
継続することの力
というものを
改めて教えてくれているような気がします。
残り人生、真剣に生きないと本当にもったいない!
強く感じる内容でした。
小さなことからコツコツと。
自分から変わること。
それを継続していくこと。
それこそが、自分を変え、世界を変え、
幸福を増大させる第一歩なのだろうと思いますね。
ぜひ皆さんも、この映画を見て、何かを感じ取ってもらいたいなと思います。
 
不都合な真実
 
 
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■(参考引用)解説:
アメリカで公開されるやいなや、ドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットとなった話題作。アメリカの元副大統領アル・ゴアが、温暖化へと突き進む地球を憂い、温暖化によって引き起こされる数々の問題を説く。監督は「24 TWENTY FOUR」や「ER緊急救命室」など、人気TVドラマのエピソード監督として手腕を振るってきたデイビス・グッゲンハイム。地球の危機を訴えるアル・ゴアの真摯(しんし)な姿勢とユーモラスな話術が作品の魅力を高めている。
地球の温暖化によって引き起こされる数々の問題に心を痛め、人々の意識改革に乗り出すべく、環境問題に関するスライド講演を世界中で行うアメリカ元副大統領アル・ゴア。そんな彼の勇気と希望に満ちた闘いを追いながら、人類が滅亡するまでの真実のシナリオを明らかにしていく。(シネマトゥデイ
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 2007年2月7日            渡邉 裕晃
 
 
サムスル
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