インドネシアに関する入門書の一つ、「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」が、ついに1万部の大台を突破しました。
正直なところ、そもそも「インドネシアに関心がある」という人は限られているはずで、「インドネシア本」というのは、それほど多くの部数が期待できるジャンルではありません。
しかも、折からの出版不況で「ビジネス書であれば1万部も出れば合格」と言われている中、なんとか1万部をクリアできたことは本当にびっくり。
望外の喜びです・・・と書くと「?」と思われる人もいるかもしれませんが、はい、わたくし、共著者の一人でございます。最初に「本が出る」と決まった時、私の中の目標は「まずは1万部」だったので、今回の1万部突破は本当に嬉しいです・・・。
目次
「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」の内容は?
【写真:あるインドネシアイベントで、知人が手作りで作成してくれたPOP。嬉しい!!】
本書が出たのは2013年11月のこと。私がインドネシアへ移住してから、すぐのことでした。新たに住み始めたアパートの中で、必死になって書きました。だから本当に思い出深いです。
2億人を超える人口を誇り、若い力が国をけん引するインドネシア。
空前の企業進出ブームにある中で、ビジネスの現状、政治経済情報、進出の手引き等々を、マンガとわかりやすい解説でコンパクトにお伝えします。
■出版社からのコメント
世界第四位の人口、アジア通貨危機以降の安定したGDP成長、豊富な天然資源、爆発する内需、世界最大のイスラム教国。 いま、空前のインドネシア進出ブームが到来している。 インドネシアに進出済みの日系企業は、2010年の1000企業から2012年には1200企業へと急激に増加しており、合わせて在留日本人の数も2010年の1万人から2012年には1万2千人となっている。首都ジャカルタでは、トヨタ、日産、ホンダ、スズキ、ヤマハが所狭しとクラクションを鳴らして走っている。2012年末にはトヨタの首脳陣がユドヨノ大統領を訪問し、今後さらなる投資を行っていくことを発表した。工場地帯付近に人が増え、新しいモールが立ち上がり、新しいアパートができる。トヨタを支える自動車部品メーカーが大挙して押し寄せ、さらに人が増え、新しいモールが立ち上がり、新しいアパートができる。そして、雇用が生まれる。 このように勢いよく変化するインドネシアにおいて、日本は常に大きな存在感を放つ国である。上記の自動車はもちろんのこと、あらゆる「日本」がインドネシアの生活に密に存在している。 インドネシア。 新しい市場へ、ようこそ。
■内容(「BOOK」データベースより)
2.5億人の若い市場が待っている!ASEANの雄への進出はまさに今!豊かな資源を持つ海上の大国が、インフラを整えた。安定的なGDP成長と、磐石な政情で安心。圧倒的親日国で、仕事がしやすい。身近なイスラム教徒の国からイスラム市場への進出も。
amazonで、読者からのコメントを見ると、最近の投稿では、
「アジア各地に支社がある会社に勤めているこの友人の会社では、海外赴任前にこのシリーズ本を読むのが定番になっているそうです」
なんて書いてくださっている方もいて、本当に嬉しいな・・・と。
「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」の反響は?
最初に本書が出たのは2013年11月なので、すでに4年半が経過。それだけの時間がかかっているのに、まだ1万部・・・という状況。
正直なところ、それほど売れている本ではありません。でも、4年半が経過してなお「増刷」が決まるということは、ジワジワと末永く売れ続けているということ。本当に嬉しいし、本当にありがたいものだなと思います。
しかも「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」は、インドネシアのことを専門的に分析した本ではなく、あくまでも入門書の一つとして、インドネシアの基礎知識をわかりやすくまとめたものに過ぎません。それでも手にとって下さるということは本当に嬉しく思います。
インドネシアの縁をつなぐ「ツール」としての側面も
実際にインドネシアで暮らしている中、インドネシアへの出張者に出会うと「えーっ、あの本の方なんですか! 私、いま手元に持ってきてますよ!」なんて言われたり、「あ、あの本? 私読みましたよ!」という反応をいただくことがあります。
私は「インドネシアLove!!」な方が好きで、本書をきっかけにインドネシアを好きになってくれる方がいたり、あるいは、本書をきっかけにして出会うことができた方もいたりして、まさに「縁をつなぐツール」になっていることは、とても不思議な気分です。
そうそう、インドネシアからも「ぜひインドネシア語版を出してくれませんか?」なんて声もあったりするんです。
もしまだご覧になっていない方があれば、ぜひご覧ください。また、お知り合いで「インドネシアへの出張予定がある」という方があれば、ぜひご案内いただければ有り難いです!
【画像:「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」の表紙】
なお、「マンガで3時間でわかる」シリーズには、インドネシア以外の国を取り扱った本もあります、こちらも、ぜひどうぞ。
【参考】「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」に関するブログ記事
「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」を書いてからの記録をまとめています。各メディアでご紹介いただいたり、増刷を迎えた時の改訂ポイントや感想を書いてきたものです。ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
(参考:samsul.comブログから) ■2013年11月2日up 「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」書きました。 ■2013年11月6日up 「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」、ついに実物が完成!! ■2013年11月9日up 週刊「Lifenesia」で書籍「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」が紹介されました。 ■2013年11月20日up 「マンガで3時間でわかる本」東南アジアシリーズ・フェア開催中 ■2013年12月7日up 【12/20(金)代々木】書籍「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」食事交流会 ■2014年2月6日up 「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」シンガポールでも発売中!! ■2014年5月15日up 「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」増刷されました。 ■2014年10月23日up 「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」さらに増刷されました。 ■2015年6月28日up 「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」1年半で3度目の増刷に ■2016年6月13日up 4回目の増刷に感謝!!「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」 |