私たちの会社「サムスル」の企業理念として掲げているものに、「成長縁」というワードがあります。
会社を創業した頃は、自分の生活費を稼ぐことに必死だったので、会社の理念などを策定する余裕がありませんでした。
数年たってから、会社としてさらなる成長を遂げるにあたり、我が社の理念は何だろうかと思うようになりました。でも、今から急いで打ち立てるようでは、ホンモノではないな・・・とも思いました。
創業してからの歴史を振り返って、会社のこだわりが何であったかを考えてみた時に、かなりの時間がかかったものの、創業以来の歴史に裏打ちされたものとして、「あ、これだ!」と思ったものが、「成長縁」という考え方でした。
「成長縁」というのは、成長の縁ということ。
会社の成長を追求するためには、サムスルの成長を追うだけでなく、お客様はもちろんのこと、取引先や、一般個人の成長にも目配せするべきであるという発想です。
したがって、誤解を恐れず言えば、サムスルにとって、お客様は神様ではありません。
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もちろん、お客様には大変強く感謝をしています。
しかし神様ではありません。
お客様の成長を第一に考えつつも、それが、取引先やサムスルにとっても成長につながるものでなければ、お仕事をさせていただく意味がないからです。
誰かが得をして、誰かが損をするというのはおかしなものです。
みんなが成長を共有できるようなものでなければ、取引は短期的なものに終わります。
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例えば、お客様だけが得をして、
サムスルも取引先も、サムスル社員も、ネットのユーザーも・・・、本当にいろいろな人たちが損害をこうむるようでは、良い仕事はできません。
また、お仕事自体が続かなくなります。
より高品質なサービスを提供できるように会社を成長させるのにも、遅れが出てしまいます。
結局はお客様が損をすることになるのです。
だからこそ、お客様との間には、お互いに成長を目指す同志であり、未来に向けて成長発展を高く志す、良きパートナーであるという発想を持ち続けたいと思っています。
目標に向かって共に闘うパートナーです。
そして、そういうスタンスに共鳴し、行動していただけるお客様ほど、その結果として、成長の果実をより多く手にすることになるのだと私は信じています。
2007年2月12日 渡邉 裕晃
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