決断すれば移住はできる|ニューヨークのタクシー運転手の投げかけ

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ニューヨークといえば、イエロータクシー。

黄色の鮮やかさと、車の巨大さ。後部座席が妙に硬いのに、なぜかふかふかしているところや、座高が低いと急に視界が狭くなって不安になる(笑)というイエロータクシー。

良い運転手に出会えば良いものの、悪い運転手に当たると、いつ事故が起きてもおかしくないような運転をされる・・・。タクシーをつかまえる時には、いつもちょっとした恐怖心がかき立てられるという、あのイエロータクシー。

ニューヨークのシンボル、イエロータクシー。その巨体と急加速ゆえに燃費の悪さを感じさせる車ですが、2012年までに、ハイブリッド車に切り替えることが正式に決定したようです。

ニューヨークタクシー




ニューヨークのタクシー運転手、なぜ私の名前を?

このニュースを聞いて、ブルームバーグ市長の英断や、さすがと思いましたが、同時に懐かしく思い出されたのが、タクシー運転手、ホセおじさんのこと。

むかし日本に帰るべく、ニューヨークでタクシーに乗った時のこと。

「当たり」だったのでしょう。話しかけてくれました。

「ワッチャーナーベ」
「え?」
「ワッチャーナーベ」
「perdon?」

そんな調子。

え? ワッチャーナーベって、わたなべのこと?
なんで苗字を知っているの?

そんなこんなで、よくよく分析してみると、「What’s your name?」だったのです。なんという訛りなんだろう!とびっくりしましたが、その後、「僕はホセだよ」と聞かされて、なんだ、無理もないなと、妙に納得したのでした。

「なぜ日本に帰らなければいけないのか?」という深い問いかけ

ニューヨークタクシー

ジョン・F・ケネディ空港に向かう中、ホセおじさんは言います。
「なんで日本に帰るんだ?」と。

なんとまた唐突な・・・とびっくりしましたが、彼はしつこく聞いてきます。

「なんで日本に帰るんだ?」と。

「日本で仕事があるからですよ」

そう答えると、実に不思議そうな顔をして・・・、

「日本人でも、ニューヨークで仕事をしている人はいるさ。なんで日本に帰る必要があるんだい?」

そう言ってくるのです。衝撃を受けました。

日本で仕事をしているから日本に帰らないといけない?

ニューヨークタクシー

日本で仕事をしないといけない以上、日本に帰らないといけない。でも、ニューヨークに移住して仕事をしようと決断すれば、時間はかかっても、それを行動に移すことはできるんだ。

そう感じました。

日本で仕事をしているから日本に帰らないといけない・・・。
なんと狭い世界観で生きているのだろうかと、深い刺激を受けたのです。

「日本人でも、ニューヨークで仕事をしている人はいるさ。なんで日本に帰る必要があるんだい?」
ホセおじさんの一言は、とても素朴でした。

でも素朴なだけに、より一層、迫ってくるものがありました。自分は本当に小さな人間だなぁと、タクシーに乗りながら、思いを馳せた記憶があります。

固定観念の恐ろしさ:発想は広く大きく

ニューヨークタクシー

皆さんの中にも、狭い「常識」という世界の中で、自分をがんじがらめに閉じ込めてしまっている人はいないでしょうか?

素朴に素直に考え直してみる。
もっともっと、いろいろな可能性が、ありはしないでしょうか?

発想は広く大きく。
仕事でも、プライベートでも。

発想をすること自体は無料です。
時間をつくって、大きく大きく考えてみること。
人生は有限なのだから、もっともっと大きく考えていきましょう。
私は、そう思うのです。

発想を広げ「ニューヨーク移住」をイメージしてみる

もちろん、仕事をしている中ではいろいろな悩みもあるでしょう。

・仕事で行き詰っている人。
・プライベートでぶち当たっている人。

いろいろあると思います。

でも、思いっきり視野を広げてみましょう。
何か突拍子も無いところに解決策があったりしないでしょうか?
いろいろ行動してみる価値はないでしょうか?

世界は広い!!
だからこそ、いろいろチャレンジした者勝ちだと思うのです。

「海外に移住する」なんて考えていないとしても、思考実験として、あえて考えてみるという方法もおすすめです。そうやって発想を広げてみることです。

ホセおじさんの一言は、今でも私の心に刺さり続けています。
 
 
     □     □     □
 
 
ホセおじさんは、いまどうしているだろう?
ふと、そんな思いにとらわれました。

ハイブリッドの車に乗り換えたとしたら、きっと後部座席のお客様に話しかけて、環境対策の個人的実践を、ラディカルに唱えているのではないかな?

そんな思いを抱きつつ、今回のニュースを聞いていました。
 
 
     □     □     □
 
 
発想は広く大きく・・・。
つくづく思います。

これはホセおじさんからいただいた、とってもとっても大事な贈り物なのだと改めて感じました。ホセさん、ありがとう。
 
 

【関連ブログ】
 
■2008年06月02日up
 ニューヨークのお客様を訪問した時の思い出と衝撃(1)
■2008年06月03日up
 ニューヨークのお客様を訪問した時の思い出と衝撃(2)
■2008年06月04日up
 ニューヨークのお客様を訪問した時の思い出と衝撃(3)
■2008年06月05日up
 ニューヨークのお客様を訪問した時の思い出と衝撃(4)

 
 
 2007年5月28日            渡邉 裕晃
 
 
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