今回のテーマは、自分から仕掛ける小さな習慣が「偉大なる差別化ポイント」になるよという話。秋元康さんと船井幸雄さんが、若い頃に実践していた小さな習慣をご紹介します。
目次
秋元康さんが若い頃に実践していた小さな習慣
作詞家として知られる秋元康さん。
小説家や映画監督、プロデューサーとしても有名ですが、秋元さんが放送作家として仕事の世界にデビューしたのは、まだ学生時代のことです。
業界が業界だけに、深夜までミーティングが続くというのは日常茶飯事。
そんな中で、秋元さんは、どんなにミーティングが遅くなろうとも、それが、たとえ早朝時間にさしかかろうとも、帰宅してからすぐに議事録をつくり、午前中に関係者にファクス送信するということを自らに課していたそうです。
誰から命令されたというわけでもなく。
船井幸雄さんが若い頃に実践していた小さな習慣
経営コンサルタントとして知られる船井幸雄さん。
船井総合研究所の創業者であり、膨大な著作量でも有名ですが、船井さんが若い頃、自らに課していたことがあるそうです。それは、どんなに仕事が忙しい日であろうとも、その日にお会いした方には、帰宅してから、必ずお礼状を書くということ。
「1日20通くらいまでは、どんなに忙しい人だって
書けますよね。葉書なんて1通数十円しかかからない。
しかも1日に20人以上コンスタントに会う人というのは、
そうそういるものじゃない。だから誰だってできるんです」
これももちろん、実行していたのは、誰から命令されたというわけでもなく、です。
お礼のハガキ・ファクス・メールを送ることが成功の要因?
そこで、何が言いたいか。
「お礼の葉書を書く習慣をつけて、人脈力アップ!」とか、「議事録をつくってファクス送付すると成功するぞ!」とか、そういうことが言いたいのではありません。
時代も環境も異なります。葉書でなくてもメールがありますし、電話もあります。メール全盛の時代だからこそ葉書を使ってみる、ということも気持ちを伝える手段として考えられます。
議事録についても同様。ファクスでなくてもメールで送るという方法もありますし、議事録を作りさえすれば良いという問題でもありません。
成功者は小さな努力をコツコツと人知れず続けている
何が言いたいかというと、要は、はい上がって、のしあがってきた人たちは、多くの場合、こうした小さな努力をコツコツと、人知れず続けていた、ということなのです。
「議事録をつくって送付しろ」
「お礼状の葉書を書け」
そう命令されれば、
「えー、大変だよ・・・」
そう思うかもしれません。でも、彼らは何とも思わずにこなし続けた、ということなのです。誰から命令されたというわけでもなく。
ご本人に理由を聞けば、おそらくこういう返事が返ってくるでしょう。
「自分のためにやっただけなんです」と。
自分から仕掛ける習慣が、大きな差別化ポイントに
でも、自分のためにやったことが、周りにも良い影響をもたらして・・・、結果として、この行為は、その人にとっての「偉大なる差別化ポイント」に変身していくのです。
相手のことを思いつつも、自分のために実践すること。
コツコツ続けること。
誰から指示されるでもなく、自分から率先して行うこと。
こんなにすごいマジック。
あなたにでも、できることがあります。
あなたであってこそ、できることがあります。
さて、何から始めましょうか?
このコラムは、2007年9月12日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2007年9月29日 渡邉 裕晃
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