先日、「私には夢がある」という素敵な名前の有限会社をたちあげられた方にお会いする機会がありました。
「有限会社私には夢がある」。
魅力的な響きです。代表取締役の和田清華さんは、まだ20代の女性社長です。
(会社HP: http://www.yumearu.com )
(個人HP: http://webook.gaiax.com/home/wada38ka )
中谷彰宏さんの近著「転職先は私の会社」(サンクチュアリ出版、2002 年)にもあるように、夢を描いて、自分の力でしっかりと力をつけていきたいという方は、少ないながらも徐々に増えてきているようです。
独立しないにしても、夢やキャリアデザインをもちながら、目標達成に邁進する人も増えていると聞きます。
もし、自分なりの夢や目標をもたず、自分の力や役割も発揮せずに会社にぶらさがっている人や、会社やお客様に貢献することなく給与をもらうだけで毎日が終わるような人生を過ごしている人がいたとしたら、それはとてもつまらないものだと思います。
自分の夢は何なのか、そのために今できることは何なのか、今すべきことは何なのか、将来の夢の実現のために、今どれだけの方々にどれだけの貢献ができているのか・・・。
そんなことなどを、「有限会社 私には夢がある」という斬新な響きを耳にして、改めて考え直してみたいと思いました。
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思えば、私のまわりには、夢をもって毎日を大切に生きている知人が、たくさんいます。
数年間にわたって毎日のようにメルマガを発行し、とうとう今年、本を出版することが決定した知人。
起業したばかりの立ち上げ期なので、社長でありながら薄給で、徹夜をしながら格闘。今年になってから急にたくさんの案件がころがりこむようになった知人。
トップセールスマンであるがゆえに、ただでさえ、もともと高いノルマを与えられていたにもかかわらず、徹底的に知恵をしぼった結果、この不況期にあって、ノルマの1.5倍もの売上をたたきだした知人。
他にも、目標や夢に向かって確実にかたちをつくっている人が何人もいます。彼らの活躍を見ていると、ただ素直に「素敵だなぁ」と思います。「おめでとう!!」とも思います。「頑張って!!」と応援したくなります。
「夢をもって毎日を大切に生きている」というのは、ただ業績を出すために自分を殺して生きている人ではないと思います。一度きりの大事な人生を、思いっきり楽しむために頑張ること。辛さがあっても、その根底には「楽しむ」精神があり、そしてきっとどこかに「誰かの役に立てることの喜び」がひそんでいるに違いありません。
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和田さんの前職は出版社。中谷彰宏さんのご担当でした。そのいきさつをうかがったところ、これがまた面白い。
「中谷さんの担当をするきっかけは、
出版社に給料いらないから、担当をさせてほしいと
ジカ談判に行ったことです。
そうやって、いつも、がつがつ生きてます。
楽しそうなことには突進するようです」
さて、皆さんの夢や目標は何でしょう? この夏休みを利用して、旅行先でのんびりと構想にふけるのも良いかもしれません。