小池百合子さんに聞いてみた|政治家に対するイメージはどう変わった?

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7月12日は参議院議員選挙ですね。新宿駅前では毎日いろいろな方々が演説をしています。歩きながら聞いてみるのですが、どの方の演説も、型通りの言葉に聞こえてしまい、なかなか心に入ってきません。どうしてだろうかと考えました。

日本新党で細川護煕さんを支えた、元アナウンサーの小池百合子さん。その小池さんが新進党の議員だったときに、私はこんなことをうかがったことがあります。

「小池さんが政治家になる前に抱いていた政治家像と、現在政治家になられてからの政治家像とでは、どんな違いがありますか」と。

「ん……、なんて言ったらいいかしらね……」と、しばらく考えた後に、こうおっしゃいました。

「私がキャスターをやっていたときは、政治家の発言がころころ変わったりするのを見てね、信用できなくて批判とかしてきたでしょう? で、例えば消費税の話をするとき、私は賛成派なので、今までそういう主張をしてきたのね。でも、いざ商店街なんかに行って、小さなお店の主人たちが聞いている前で演説をするとなると、そういう人たちの顔が見えてきて、一概に賛成だとも言えなくなってしまうのよ。政治家になってみて、その点が本当につらいのよね」とのこと。

政治家になる前は、一方的に批判をしてきたけれども、いざ政治家になってみると、いろいろな苦労に直面させられることが身にしみてわかった、ということのようです。

ただ単に政治家を全面的に批判するだけのやり方に嫌気がさしていた私にとって「ほぉ、なかなか率直に正直に言ってくれたなぁ」とびっくりさせられる発言でした。政治家の選挙演説が上滑りになってしまいがちなのは、こうした事情に原因の一端がありそうです。

そういうところを見抜いてあげるのも、賢い有権者になるための必須事項なのでしょう。発言をそのままそっくり鵜呑みにして「だまされた!!」と騒ぐだけでは、この世の中、うまく生きていけないのかもしれないなぁと思います。

そうそう、皆さん、選挙にはちゃんと行きましょうね。

(今回の選挙標語「Let’s Go! 行かねば生かせぬ この一票」には笑いました)

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