前回ブログの続きです。
(参考:過去ブログ記事)
■2009年02月12日
選挙が行われるのは、いつなのか(自分の存立基盤を鍛え続けることの大切さ)(1)
□ □ □
何が言いたいかと言うと、
「政治家はけしからん」とか「選挙目当て、保身目当てだろう」とか、
批判をすることは簡単なのですが、
その現場を見てみると、本当に大変な状況があるのだということ。
「磐石な経済基盤を築き上げてから政界入りする」ということが可能な人は、
そうそう多くないからです。
□ □ □
磐石な経済基盤を持たない人が、
常に選挙の臨戦態勢に置かれるということは、
言葉を変えれば、兵糧攻めにあっているようなもの。
にもかかわらず、
それをいたずらに先延ばしにして、混迷を深めている現首相は、
たとえ自身の保身という事情があるにしても、
国民に対して迷惑をかけているだけでなく、
真に志ある政治家たちにも迷惑をかけているということなのです。
(それは結果として、国民に迷惑をかけていることに直結します)
□ □ □
私自身、政治家になろうという野心がないので、
あまり大きな声では言えないのですが、
若くて志のある人には、
ぜひ大きな視点をもって、政治の道を歩んで欲しいと願ってやみません。
急いで「チャンスをつかむ」ことも大事ですが、
じっくりと「存立の基盤を固める」ことも、また大事なことです。
なぜなら、基盤のある人は相応の強さをもつことになるからです。
そして、若い人ほど、そこに時間をかけることができます。
時間をかけるべきか、あるいは、すぐに出るべきか、
そこには時の運もかかわってきます。
ただ、いずれにしても、
大きな視野をもって大局を俯瞰することが不可欠です。
□ □ □
いったい国政選挙は、いつになったら行われるのか。
性急な解散が先延ばしにされ、
いつになるのかわからない状況になってきただけに、
改めて、
そうした大きな視点での取り組みができる人たちの立ち上がりに
期待をしたいものです。
□ □ □
今回の「選挙じらし」を見ていて、改めて大事なことだなと痛感するのは、
経済的な基盤だけではなく、
総合的に見たときの「自らの基盤」をきちんと育て上げるということ。
・苦労せずに、ポット出てしまった人は弱い。
・下積みの長い、いわゆる「十年選手」は強い。
これはどの分野においても言えることなのでしょう。
□ □ □
だからこそ、
・自らを鍛え続ける。
・そのためのあらゆる努力を日々のレベルで怠らない。
・長い時間をかけて信頼をつくる。
そうした、長期的な「人生作り」が、ますます重要になっている、
そんな気がしてなりません。
(政治の分野以外においても、そうです)
■追伸:
これから政治を志す皆さん、ぜひ大局的な視点を大事にしてほしいと思います。
ぜひ、この映画を見ておいて下さい。見ておいて、損は無いはずです。
(参考:過去ブログ記事) ■2007年07月02日 【映画レビュー】「選挙」(放映禁止でないのが不思議な程のドキュメンタリー!) 今回ご紹介する映画は、想田和弘監督によるドキュメンタリー映画「選挙」。いやぁ、これは、すごい映画です。2時間、とにかく釘付け・・・。
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なお、今回、久しぶりに政治ネタをとりあげました。
政治というと、批判ありきの感じがしますが、
やはり、ただ批判するだけでなく、自分を高める反面教師にしたいもの。
過去に書いた類似のネタは、こちらです。ご笑覧くださいませ。
(参考:過去ブログ記事) ■2007年07月31日 想いを伝える難しさと面白さ(松村邦洋さんの安倍首相モノマネから) 先日の選挙は、自民党の歴史的大敗という結果を招きました。 選挙期間中に指摘されたことの一つに、安倍首相の演説下… 苦労や試練は、自分自身で「経験」にする(安倍首相の退陣に思うこと) 生きていると、苦労や試練を経験することはいくらでもあります。つらい経験、逃げ出したくなる経験、様々です。でも、… |
このコラムは、2009年2月14日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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2009年2月14日 渡邉 裕晃
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