いったい国政選挙は、いつになったら行われるのでしょうか。
「次の選挙で立候補しようかと思うんだけど、渡邉君どう思う？」
さすがに３４年間も生きてくると、そんな相談事をいただくこともあります。
「そんなこと、私に相談しても良いんですか？」とびっくりするのですが、
ご本人は真剣そのもの。
私も、政治には一定の関心があるので（政治家志望ではありませんが）、
それなりに、真面目にご意見申し上げたりするのですが、
そんな時、つくづく
「あぁ、自分も大人の仲間入りをしたんだなぁ」なんて、思ったりもします（笑）。
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それにつけても、
今回の選挙焦らしを見ていて、つくづく思うのは、
「自らの存立基盤を磨き続けることの大切さ」です。
これは、政治家だけでなく、私たちについても言えること。
どんな社会人であったとしても、
「自分の基盤」を育て続けるということは、とても大切なことなのだと思うのです。
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選挙抜きの総理大臣が何代にも渡って続き、
野党だけでなく与党内部でも、選挙準備に疲れている姿は、
まさに前代未聞と言っても言い過ぎではありません。
民主党の前原誠司さんは、
先日の予算委員会で代表質問をした際、
これを「ヤルヤル詐欺」と命名し、
国会が騒然となる一幕がありました。
（この時の映像は、なかなかすさまじいので、youtubeでぜひご覧下さい）
■前原誠司民主党副代表「首相はヤルヤル詐欺の税金泥棒だ」
□ □ □
また先日は、早川忠孝法務政務官が、
２００９年度予算関連法案成立後に政務官を辞任したい旨をブログで発表。
その背景には、
公務より選挙を優先したいがゆえのことであったことが
報道によって、明らかにされました。
選挙準備で疲弊しているのは、
野党の人たちばかりではないということです。
□ □ □
昔、糸山英太郎さんのお話を何度かうかがう機会がありました。
私にとって糸山さんは、私が小学生だった時代から気になる人物で、
交流させていただけた時には、感動すら覚えたこと、今でも記憶に鮮明です。
我々夫婦の結婚披露宴に際しても、祝電をいただき、
これからもいろいろ教えていただきたい人物の一人なのですが、
その糸山さんが、こんなことをおっしゃっていたことがあります。
| ・政治家になったらお金が儲かるというのは間違い。 ・政治家になって活躍したいなら、政治家になる前に、一定の財産を築く必要がある。 ・政治家になると、お金がたまるどころか、お金を失う一方になる。 ・政治家になって足元を救われる人物の多くは、財産がないからだ。 ・財産が無いため、お金に困る。するとお金にすがる。それゆえに政治家としての活躍ができなくなる。 ・お金を失う身分になるのだから、政治家になる前に、磐石な経済基盤をもっていなくてはいけない。 |
これを聞いたときに、私は「なるほど！」と思いました。
（この話、非常に深いところを突いていると思います）
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実際、私の知人を振り返ってみても・・・。
例えば、かつて県議会議員として活躍され、
所属政党の県連幹事長や、県議会議長までつとめられた人物がいます。
彼は正直に、かつ、富を追わずにやっていたため、
選挙の度に、相続財産である山を切り売りして、
ようやくやりくりができていたようでした。
彼の場合には、山という財産があったからやっていけたわけで、
もし無ければ、
他の経済活動をしなければ回らなかった可能性があるということです。
それほどまでに、お金のやりくりは大変で、
政治行動にまで大きく影響してくる存在だということです。
これはまた、
自らの存立基盤がいかに重要か、ということでもあると思うのです。
（お金だけではなく）
【このテーマ：次回につづく】
このコラムは、2009年2月12日に配信したメールマガジンを転載したものです。
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２００９年２月１３日 渡邉 裕晃
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