インドネシアの役所で高圧的な態度を受けたけど、庶民の食堂に行ったらモヤモヤが全てきれいに吹き飛んだ!

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インドネシア在住5年目。今日は日常を紹介する「インドネシア日記」です。

インドネシアの某役所に通うこと2日目・・・。

最近でこそ役所の対応は良くなってきました。でも、非効率や、あり得ないようなミス、予想外に時間のかかる手続き。インドネシアの役所でのやり取りは、一筋縄ではいかないところも残ります。

でも・・・その後にローカルの大衆食堂に行ったら、役所で感じたモヤモヤやイライラが、あっという間に吹き飛んでしまったんです。




1日目と2日目で、担当者が違うと対応も激変!

まずは役所の話を。

昨日、1日目は非常に「良い感じ」でした。担当の窓口のおじさんも親切。隣に付き添いで座っていた若い女性のスタッフも、とても丁寧。私の質問にも嫌な顔をせず、いろいろ教えてくれました。

そして今日、また同じ窓口に行ったら、昨日の人たちがいない・・・。とても親切な人たちだったので、また同じ2人とやりとりしたいなと思っていただけに残念。

今日は、違う女性が座っていました。しかも・・・対応ぶりが昨日の2人とは全く違う!

今回の担当者は、50代くらいの女性で、見るからに高圧的。昨日の人たちは、実に親切で、「この資料とこの資料が足りないから、そろえてきて。ここに名前を書いておくね。準備ができたら、また来てね。わからないことがあったら何でも質問して」・・・という調子。

でも今日の人は、「そもそも、この窓口に来ること自体がおかしい」と。なんじゃそりゃ。 いろいろ話を聞いても「?」な点が多くて、私もイライラしてきました。「昨日のスタッフは、こう言っていましたよ」とか説明をしてみても、なんやかんやと反論が。

思わず、つい(少しだけですが・・・)声を荒げて言ってしまいました。

「つまり、昨日のスタッフは、間違った説明をしたということなんですね」って。

おばちゃんは、「いや、間違っていない」と言い張ります。しかも私をにらみつけるようにして。

困ったな・・・と思っていたら、なんという助け舟。

後ろから来た30代くらいの女性スタッフ。私の説明を聞いていたみたいなんです。
「あぁ、昨日の●●さんは、その点をOKしていたのね」と。

「●●さんは、ここはこう言っていたのね・・・」と語り始めると、おばちゃんの態度は次第にトーンダウン。

そもそも、このおばさんの言っていることが矛盾しているので、だんだん自分でも「言っていることがおかしい」ことに気づき始めた様子。最終的には、誤りをみとめた格好で終了しました。

気分転換で、いざ庶民派B級グルメへ!

最初からそうすればいいのに・・・と、もやもやした気分は残ったまま。

「ちょっと早いけど、おいしいものを食べてから移動するか」と、近くの大衆食堂へ。それが先日ブログで紹介したこのお店。ここのメインは、鶏肉のスープ掛けご飯「ソト・アヤム」。相変わらずの絶品で、ホントにいやされました。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2017年12月8日up
 きれい好きと料理の味は比例する?清潔好きな夫婦が営む東ジャワのローカル食堂「ソト・アヤム」の絶品!

会計をしようと立ち上がると、お店のおばちゃんが私にむかって「お会計ですか?」と。
インドネシア語ではなく、ジャワ語で。

「Sampun?」

英語で直訳すると「already?」を意味するジャワ語で、しかも「丁寧語」です。

年上の人や、目上の人に向かって使う丁寧な表現で、相手に対する「敬意」が含意される言葉。こう言われると私も「おおっ」と、気分が良くなってしまいます。思わず「こちらも、ちゃんとしなければ!」ってなるんです。

インドネシア語ができなくても生きてはいける、けど・・・

おばちゃんが丁寧語を使ったものだから、近くに座っていた60代くらいのおじさんが即反応。

「いや、そんなこと言われたって、おれんとこ、まだ注文してたものが来ていないぜ」って言い始めて。「あ、このお兄さんに言ったのか・・・」って私を指差して。

「丁寧語」だったので、自分に対して言ったのだと勘違いしたのでしょうね・・・。

というなごやかな雰囲気の中、おいしい食事と、ほんわかな店内のやりとり。役所で感じた「もやもや」は、一気に飛び去りましたよ!!

駐在員の中には「インドネシアで働くのにインドネシア語できなくても大丈夫だよ」なんて言う方もいますが、私は思うんです。「少しでも出来た方が、きっといいことが増えるはずだよー」って。

今回は、ジャワ語を少しかじっていたからこそ感じられた人情の機微。インドネシアの公用語である「インドネシア語」だって、少しかじっただけでも、人々の「心」を感じ取ることのできる場面は増えていくはずなんです。

そんなことを思うと、役所のおばちゃんの態度がなければ、こんなことに思いを馳せることもなかっただろうなと。今だったら言えますよ。「おばちゃん、ありがとう」ってね。

(参考:samsul.comブログから)
 
■2016年3月9日up
 新興国で現地の人と心を通わせる!誰でもできる3つのコツはこれだ!

■2017年4月30日up
 早朝のスラバヤ散歩。なぜ屋台のおばちゃんの「ジャワ語」に癒やされるのか?

■2016年1月12日up
 ジャワ人は、なぜ公用語のインドネシア語ではなくジャワ語を使いたがるのか

サムスル
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時の運と人の縁を極める日々の記録 】  渡邉 裕晃
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