先日行われた、「盛和塾」勉強会。京セラ創業者である、稲盛和夫さん御本人による、1時間ほどの講演で、題名は「アメーバ経営はどのようにして誕生したのか」でした。
約800人もの経営者たちが参集。前向きで、戦う姿勢の経営者ばかりが集まって、会場は大変な熱気に包まれていました。
【写真:講演「アメーバ経営はどのようにして誕生したのか」】
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京セラの「アメーバ経営」は、有名な概念ですね。
乱暴に要約すれば・・・、会社組織を小さく分けて、独立採算の事業部制で運営していくという考え方。京セラの飛躍を支えた考え方で、当時としては先進的かつ画期的な考え方でもあったと思います。
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「アメーバ経営」という考え方、今までにも、さらっと程度に聞いてはいました。
「一定の規模の中堅以上の企業であったり、あるいは、製造業などでこそ役に立つ考え方では?」という思いがあったのですが、今回改めてお話をうかがって、そんなことはないと思いました。
大事なことは、会社のコスト部門ですら、工夫をすることでプロフィットセンターにしてしまうということ。
ここに、このアメーバ経営の核心があるのだなと感じました。さらっと書いていますが、詳細をたどると、実に深いです。
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さて、この勉強会の後、一年を締めくくる忘年会が行われました。いろいろな経営者とのお話は、非常に刺激あふれるものでしたが、突然行われたシークレットディナーショー。
びっくりしました・・・。
【写真:予告無しで行われた、シークレットディナーショー】
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その名も「スワンシスターズ」。メンバーが圧巻です。
- 下村 満子さん (ジャーナリスト)
- 鳩山 幸さん (鳩山首相の夫人)
- 細川 佳代子さん(細川元首相の夫人)
- 湯川 れい子さん(音楽評論家)
【写真:メンバーは、どれも豪華な顔ぶれ!】
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ファーストレディーが半分を占めるコーラス隊!
皆さん、非常に美しい歌声で、びっくりしました。
演奏は、ブルーコメッツの小田啓義さん、作詞家の松本礼児さん。
【写真:「スワンシスターズ」】
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全部で9曲。
4人で歌、ソロでの歌、あるいは鳩山さん、細川さんのデュエットなど。
【写真:細川さん(左)と鳩山さん(右)のデュエット】
(1)オール・オブ・ミー
(2)コットン・フィールズ
(3)エーデルワイス
(4)嘘は罪
(5)わが心のサンフランシスコ
(6)ラスト・ダンスは私と
(7)ドゥ・ユー・ノウ
(8)シャル・ウィ・ダンス
(9)ユー・アー・マイ・サンシャイン
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「スワンシスターズ」の由来は、白鳥。
水面上では美しく泳いでいるように見えても、その水面下では、大変忙しく足をバタバタさせている。そんなメンバーとして命名したそうです。
努力、努力・・・大事ですね。
そして、こうして美しくアウトプットして周りに影響を与えていくことも大事。インプットとアウトプットの妙すら感じさせるディナーショーでした。
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曲と曲との間には、4名それぞれのスピーチがありました。
どのスピーチも、非常に洗練されていて、それこそ、歌が無くても、スピーチだけでも成立するような、完成度の高いものでした。
(あまりに上手で、びっくり)
ジャーナリストの下村満子さんが、
鳩山幸さんに政界インタビュー!をするような、びっくりコーナーもあって、
「普天間とかは聞きませんから」と言うと会場には笑いが・・・。
「お皿洗いは主人(首相)がやっている」などの話も。
【写真:なかなかできない?貴重な政界インタビュー】
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中でも、細川佳代子さんのスピーチで、ご自身がサポート活動をされている障害者支援のことにふれ、(特定非営利活動法人スペシャルオリンピックス日本理事長)
「私は知的障害者の方々と出会い、交流する中で、たくさんのことを教えてくれた。そんな方々に出会えなかったら、今の私は無い。そういう意味で、私は知的障害者の方々から育てていただいている存在だ」
という部分は、素直に感動しました。
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勉強会、そして懇親会にディナーショー。
勉強させられること、盛りだくさんの会となりました。
同世代経営者たちと話していても、なんと3人もの仲間が、来年1月の100キロマラソンに出るとのことで、いやぁ、皆さん、活発です。
今年の総括をしながら、来年またより一層頑張ろうと決意できた会になりました。
こういう環境を与えてくださって、本当にありがたいものです。
【参考】盛和塾に関するブログ記事
盛和塾での活動に関するブログを集めました。こちらの記事も、ぜひどうぞ。