「めはり寿司」という寿司をご存知ですか?「めはり寿司」は、和歌山・熊野地方の名物郷土料理です。
今回ご紹介するのは、その「めはり寿司」を本場で味わえる名店「総本家めはりや」です。
和歌山県の新宮市にあるお店ですが、名物「めはり寿司」を楽しむなら、もうこのお店で決まりです! ということで「総本家めはりや」をご紹介します。
目次
世界遺産「熊野古道」と言えば、めはり寿司!
「どうして和歌山のお店を?」と思うかもしれませんが、ちょうどゴールデンウィークを利用して、世界遺産でおなじみ、和歌山にある「熊野古道」を歩いてきたのでした。
約1週間をかけて、60キロの道のりを歩いてきました。
ブログを見ていただくと伝わると思うのですが、とても神秘的な道でした。
途中、雨に降られたり、予想外に長い距離だったりして、大変な思いもしましたが、なぜかいつもすがすがしい新鮮さがあったことは、今でもとても不思議に思うところです。
そして、踏破してみて思うのは、つくづく「生きてきて良かった・・・」ということでした。生きている間に、熊野古道を踏破する経験をいただいたことは、実に幸せなことでした。それくらい、印象的な経験だったのです。
めはり寿司は熊野の名物!! これはいい!
そんな和歌山・熊野地方の名物が、この「めはり寿司」。
まさにウォーキングに最適な食べ物です。
結論から言えば、これは本当に偉大なる発明品!
【写真:これが名物、めはり寿司!】
ごはんのおにぎり。
それを、やわらかい大きな高菜で包む。
その内側には、特製の醤油だれ。
それだけ。
でも、本当においしいのです。
(通常のおむすびなんて、目じゃありません)
めはり寿司の由来は?
【写真:めはり寿司の由来】
元々は、熊野の森に入っていく「きこり」の方々にとって、お弁当として便利なようにつくられたもののようです。
ソフトボールサイズで、「目を見張る」ほどの大きさだったので、めはり寿司。
信じられないですが・・・、
昔は、きこりの方が森のなかで作業をして、手に木の皮がついている状態で、自分で握ってつくったそうですよ。
(木の香りがついて、おいしくなるのだとか!!)
まさに、手で食べる「手食」ゆえに味わえる、魅惑的かつ不思議な味わいなのでしょうね。
【写真:これがまた彩を与えてくれる、美味なるキムチ豚汁】
【写真:上から見たところ。これだけあって、なんと430円!(記憶が正しければ)】
めはり寿司は「高菜のみじん切り」が決め手!
和歌山では、いろいろなお店で「めはり寿司」をいただくことができます。
でも、とりわけ、こちらのお店はおすすめ。
こちらのお店だけは、オリジナルで、内部にも さらに高菜のみじん切りが入っています。
これがまた、通常のめはり寿司より贅沢な食感を与えてくれるのです。
【写真:めはり寿司の内部に、さらに高菜が】
一泊してでも訪問すべきお店が「総本家めはりや」!
当日は、朝一番でお店に入ってみたものの、すでに何人ものお客様がいらしていました。皆さん、こぞって「おもちかえり注文」。しかもなぜか注文量が大量です。
いやぁ、わかりますよ。食べた後でも、お土産に買っていきたくなりますから。
【写真:めはり寿司の大量発注を受けて精を出すご主人と息子さん】
「30分くらいかかりますけど、いいですか?」とご主人。
「はい、それくらいなら、待ちますわ」と、普通の対応をするお客様。
つくづく、地元に愛された人気店なのだなぁと思いました。
新宮に来たら、はずせない一店です。
近くに安いホテルとお風呂屋さんがあるので、散歩とセットで一泊すること、おすすめします。
(夜は、晩酌セットや、串揚げなどもいただけるそうです)
「総本家めはりや」の場所は?
【写真:総本家めはりやの外観。なぜかとても魅惑的!】
「総本家めはりや」の場所はこちらです。ぜひ一度、足を運んでみて下さい。
■場所
住所:和歌山県新宮市緑ヶ丘1-1-39
電話:0735-21-1238
営業時間:9:30AMから10:00PM(ラストオーダーは9:30PM)
定休日:第2・第4水曜日
住所:和歌山県新宮市薬師町5-6
電話:0735-21-1238
営業時間:11:00~22:00
定休日:毎週水曜
■参考:妻が書いた「総本家めはりや」紹介のブログです。こちらの記事も、ぜひどうぞ。