2021年1月1日にデビューした、日本人コスプレシンガー「Singing Cosplayer Hikari」。日本での知名度は低いもの、海外ではバイラルで広がりつつあるようです。
デビュー第1弾は、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲、「残酷な天使のテーゼ」の英語版「A Cruel Angel’s Thesis」のカバー歌動画。ソーシャルメディアを中心に、わずか10日間で34万再生を記録しました。
この世界的なバイラルの源泉の一つになっているのが「インドネシア」なのだそうです。そこで今回は、世界で注目を集める「Singing Cosplayer Hikari」とインドネシアでの反響を取り上げます。
目次
日本人コスプレシンガー「Singing Cosplayer Hikari」が歌う曲は?
今回デビューした「Singing Cosplayer Hikari」は、日本人のコスプレシンガーです。特徴は「Singing Cosplayer」という名の通り、コスプレをしながら歌うという点です。
世界的に人気のあるアニメやゲーム・ボーカロイドなど、さまざまなキャラクターのコスプレをして、その作品に関連した曲のカバー歌動画をSNSにアップしています。
現在までに発表されているのは、次の2作品です。今後も同様のスタイルで展開していくようです。
デビュー曲「残酷な天使のテーゼ」英語版カバー動画は10日で34万再生!
デビュー第1弾は、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」の英語版、「A Cruel Angel’s Thesis」のカバー歌動画です。
コスプレ姿は、『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクターである「綾波レイ」。ソーシャルメディアに投稿された動画はインドネシアを筆頭に、タイ・台湾・香港・フィリピンなど、約18万回もの再生がなされています。
また「YouTube限定のフルバージョン」がこちら。
1月9日には、16万を超える再生回数を記録しました。
(1月13日時点では194,000回)
わずか10日足らずで、合計34万回以上もの再生数を記録したというのは、まさに快挙と言えるでしょう。
第2弾はファンのリクエストに応えて「日本語版」を公開へ
バイラルで世界に広がる中、ファンからは「日本語版も聞きたい」とのリクエストが寄せられます。
1月11日の夜には、ファンの要望に応えるかたちで第2弾となる日本語バージョンが公開されました。
1月13日午前10時の時点(つまり1日半)で、すでに1万回を超える再生数となっています。
「Singing Cosplayer Hikari」を受け入れる「親日アニメ好き」のインドネシア
「コスプレ」や「アニメ」は日本のみならず、海外でもファンがいます。とりわけインドネシアの場合、熱狂的なファンが多いことで知られています。
実際「Singing Cosplayer Hikari」の反響においても、インドネシアのメディアや若者たちからの反応が強いようで、世界的なバイラルの源泉と言っても良さそうです。
もともとインドネシアは日本好きな若者が多く、かつて「週刊アスキー」のインタビュー記事でも、そのあたりの事情をお話しさせていただきました。
インドネシアの大学の学園祭に行くと「日本祭り」のイベントが開催されているのを見かけることがあります。例えば上の写真も下の写真も、日本風アイドルが登壇した時のコンサートの様子です。
ブログでも紹介してきましたが、「アニメやコスプレに対する熱狂的なファンが、インドネシアにもいる!」という点は、日本の人たちにとって、驚きかもしれません。
「Singing Cosplayer Hikari」に対するインドネシア現地メディアの反響は?
1月1日にデビューしたばかりの「Singing Cosplayer Hikari」ですが、インドネシア現地ではメディアでも紹介されています。
いずれも「日本のカルチャーを紹介する」内容のメディアですが、例えば以下のとおりです。
PanPanPlay
“Singing Cosplayer Hikari Akan Debut Malam Tahun Baru 2021”
“Cover ‘A Cruel Angel’s Thesis’ Singing Cosplayer Hikari Disambut Hangat Fans di Seluruh Dunia!”
GwiGwi
“Debut Dunia Singing Cosplayer Hikari Sebagai Rei Ayanami dari Evangelion dari Jepang!”
“Singing Cosplayer Hikari telah merilis video cover ‘A Cruel Angel’s Thesis’ (Versi Jepang) di YouTube”
Nawala Karsa Indonesia (JNews.)
“Singing Cosplayer Hikari, Mulai Debut Perdana Sebagai Rei Ayanami!”
Media Formasi
“Singing Cosplayer Hikari Debut Sebagai Rei Ayanami dan Nyanyikan Tema Evangelion!”
Lepas Jenuh
“Singing Cosplayer Hikari Mulai Debut Miliknya!”
KAORI Nusantara
“Singing Cosplayer Hikari Merilis Video Cover ‘A Cruel Angel’s Thesis’”
Skyegrid Media
“Singing Cosplayer Hikari Rilis Video Cover A Cruel Angel’s Thesis”
インドネシア語にもチャレンジした「Singing Cosplayer Hikari」
「Singing Cosplayer Hikari」は、まだデビューしたばかりの日本人コスプレシンガーです。
しかしインドネシアからの反響が大きかったためか、なんと「年始の挨拶」をインドネシア語でしゃべってみるというチャレンジをしています。
インドネシア語学習者の方が見れば、「えー、ダメダメでしょう?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし「えー、ここまで頑張ってるんだ!もっと応援したい!」と感じる人もたくさんいます。コメント欄を見みてみると「えっ、インドネシア語しゃべってる!」「インドネシアのイベントにぜひ来て!」などの書き込みも寄せられています。
こうした反応をふまえると、今後「Singing Cosplayer Hikari」がインドネシアの人たちと交流を重ねることで、まだまだファンの獲得が期待できそうです。
「Singing Cosplayer Hikari」の反響はどこまで続く?
「Singing Cosplayer Hikari」の活動は、まだ始まったばかりです。
人気アニメやゲーム等のコスプレをしながら、関連曲のカバー歌動画をネット上にアップしていくというスタイルですが、それだけでもわずか10日で34万再生を記録しました。
この反響は、今後どこまで爆発するのでしょうか? バイラルの源泉とされる「インドネシアの若者のパワー」にも要注目です。
【参考】Singing Cosplayer Hikari のソーシャルメディア
参考までに「Singing Cosplayer Hikari」のソーシャルメディアのアカウントは以下のとおりです。
・YouTube “Singing Cosplayer Hikari”
・Facebook “Singing Cosplayer Hikari”